無塗装の風合い
この竹しゃもじは、油抜き後に炭化加工を施した国産孟宗竹を、そのまま削り出して作られています。一般的には、表面をブラスト加工(細かい砂で削る)した後にクリア塗装をしますが、このしゃもじはそうした仕上げを行っていません。そのため、表面は少しくすんだ、自然な風合いが特徴です。
自然素材×職人技
自然素材である竹の節や模様をそのまま活かし、職人の手で丁寧に削り出されています。持ち手部分の竹節は、竹材を無駄なく活用する為、またお求めやすい価格設定が出来るように、入っている位置はバラバラですが、素朴なデザインに仕上がっています。
強くて軽やか
竹は表皮に近い部分ほど繊維が密集していて強度があります。表皮部分を使用し、しっかりとした厚みをもたせた持ち手部分は、丈夫で持ちやすいです。軽くてしなやかな素材の竹しゃもじは、ご飯をふんわり優しくすくう事ができます。
甘い香り
表面を塗装していないため、通常のクリア塗装に比べて竹本来のほんのり甘く優しい香りが漂います。どこか懐かしい古里に戻ってきたようなリラックス感を覚えます。
良質の孟宗竹
日本で三大有用竹と呼ばれるのは、真竹、淡竹(はちく)、そして国内最大級の孟宗竹(もうそうちく)があります。竹林面積の一番広大な孟宗竹は、筍や竹製品加工のために全国各地に植えられ広がっていますが、現在では用途が限定され有効活用されていません。無塗装炭化しゃもじの原材料は、直径が15cmをゆうに超える物もあり身も厚い、この孟宗竹です。
炭化加工について

防虫、防カビ効果を高める炭化加工
炭化加工とは、専用釜で高温と圧力をかけて竹の内部まで蒸し焼き状にして防虫、防カビ効果を高める加工方法です。薬剤などを使用しませんので、竹箸や竹製グラスなどキッチン道具やヘラ、トングなど調理道具などにも広く使用されています。また加工後の竹は深みのある茶色へと変化しますので、落ち着いた風合いもお楽しみいただけます。
虫やカビに強い炭化加工
竹本来の風合いを楽しむため表面を塗装せず、防虫やカビ防止効果の高い炭化加工を施しています。
自然素材をそのままに
竹は元の方が節間が詰んでいて、ウラ(先端)の方は節が開いています。それぞれに個性があり伸びも違いますので、自然素材をそのまま活かして加工すると、節の位置がどこにくるのかは、加工される竹素材により違いが出てきます。
サイズ
天然素材を手作りしておりますので、形や色目、大きさが写真と若干違う場合があります。
使用方法について
無塗装炭化しゃもじは、ウレタン塗装せず竹素地そのままの仕上げのため、そのままご使用いただきますと、ご飯粒がひっつきやすくなります。ご使用前には一度水に濡らしてお使いください。
また、ご使用の際には色染み、カビなどにご注意ください。お手入れは、サッと手早く水洗いして完全に水分をふき取ったあと直射日光をさけて風通しのよい場所で十二分に乾燥させてください。無塗装のため、食材などが染み込んだり、竹の油分が染み出る可能性があり、使用状況によってはカビが発生する場合がございます。洗剤のご使用、浸け置き洗いや食器洗い機などのご使用はお避けいただきますよう何卒よろしくお願いいたします。
※ご注意ください
自然素材のため、写真のようなキズ、剥がれ、色ムラなどがある場合がございます。また持ち手部分の節の位置や、裏面の模様の出方に差異がございます。ご使用には差し支えございませんので何卒宜しくお願いします。
※お手入れ方法
お手入れはサッと手早く水洗いして完全に水分をふき取ったあと直射日光をさけて風通しのよい場所で十二分に乾燥させてください。浸け置き洗いや食器洗い機などのご使用は絶対にお避けくださいませ。
※保管方法
保管の際には直射日光を避け、風通しの良い場所でお願いいたします。ビニール袋など通気性の悪いものにいれての保管はカビの原因となりますのでご注意ください。