虎竹のある暮らし
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姿を消す伝統の竹細工たち。

竹籠や竹ざる、竹箸など、竹は日本人にとって昔から暮らしの中でなくてはならない身近な素材でありました。現代でもその存在は多くの人を支える一方で、近年のライフスタイルの変容や新素材の登場、海外輸入品の流通、職人の後継者不足により姿を消しつつある竹細工もあります。日々の生活を支え続けてきた竹たちを、これからも少しでも伝えていきたい、そんな思いで現在は製造できなくなった竹細工をこちらに掲載しています。

魚籠(腰てご)は昔ながらの魚釣り用の竹かごです。 魚籠(腰てご),仁淀川

川が呼んでいる

腰てごと昔から呼ばれてきた魚籠を腰に下げると、釣りなどあまりしない僕ですが「何だか魚が採れそうな気がする。」ちょっと、そんな風にも思えてきます。

魚籠(腰てご)の編み込み

竹の編み込み

キッチリと編み込まれた中でもよく見ると竹ひごの幅が微妙に違っていて、かえって竹かごの表情となっています。特徴的な魚籠の肩部分は幅の広い竹ひごでザックリ編まれています。

魚籠(腰てご)の蓋

蓋付き

実用的な作りの魚籠だけあって、しっかり蓋付き。棕櫚縄でくくっているのでうっかり落とすこともありません。釣りの時にはエサを入れることもできるよう、蓋は深さのある小さな竹ざる状になっています。

魚籠(腰てご)の底部分

底部分

底の角に交差する竹と、底中央にクロスさせた力竹で、傷みやすい底部分を補強しています。

魚籠(腰てご)のロープ

丈夫なロープ付き

ロープを腰に巻いたらすぐにお使いいただけます。

魚籠(腰てご)の職人 魚籠(腰てご)の職人

大好きな時間

とことん竹と向き合う、ひたすらに編み込みを続ける。丸竹、割竹、竹ひご、竹の削りかす、竹の切れ端…

竹にうもれた工房に座っていると清々しい竹の香りにつつまれてただ、黙々と細工を続けていた、幼い日に見た竹職人を思いだす。

丸い竹が見ているうちにひとつの形になり、同じ形になり並べられていく

竹を切る音 竹を割る音 竹を運ぶ音

エンピツを耳にさして忙しげに通っていく、あのおじさん前掛けをはたきながら笑いあう、あのおばちゃんたち

薄暗い工場に高い窓から差し込む光竹くずが、ゆっくり、ゆっくり舞っていた。昔気質の職人さんの仕事場で大好きな時間が過ぎていく。

魚籠(腰てご)

使い方、アイデア次第

昔ながらの実用的な魚籠(びく)ですが、花入れにしたりインテリアに使ったり、アイデア次第でいろいろご愛用いただける竹かごです。

魚籠(腰てご)のサイズ

サイズ

天然素材を手作りしておりますので、形や色目、大きさが写真と若干違う場合があります。

魚籠(腰てご)
魚籠(腰てご)

魚籠(腰てご)

商品番号 sa00517
製造なし・廃盤商品です。
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商品説明
魚籠(腰てご)は、昔ながらの実用的な作りの魚籠(びく)です。 蓋が付いており、釣りの時にはエサを入れる事もできるように、深さのある小さな竹ざる状になっています。この魚籠を腰にさげると、「何だか魚が採れそうな気がする。」ちょっと、そんな風にも思えてきます。
詳細情報

■サイズ:約W32×H35×D19cm
■素材:真竹
■原産国:日本製・国産

魚籠(腰てご) | 虎斑竹専門店 竹虎

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