軽くて、丈夫。鍋を傷めにくい。
竹製のヘラは軽くて扱いやすく、丈夫。そして竹ならではの素材のやさしさ、弾力がありフライパンの表面を傷付けにくい、自然の竹の風合いをそのまま活かした調理ベラです。防虫やカビ防止などキッチンで使う道具なので炭化加工しています。ご覧いただけますでしょうか?ヘラの先端部分を極力薄く仕上げて使いやすくしています。
炭化加工について
防虫、防カビ効果を高める炭化加工
炭化加工とは、専用釜で高温と圧力をかけて竹の内部まで蒸し焼き状にして防虫、防カビ効果を高める加工方法です。薬剤などを使用しませんので、竹箸や竹製グラスなどキッチン道具やヘラ、トングなど調理道具などにも広く使用されています。また加工後の竹は深みのある茶色へと変化しますので、落ち着いた風合いもお楽しみいただけます。
日本最大級の竹、孟宗竹
孟宗竹について
孟宗竹は虎竹の里に育つ虎竹などよりも直径が太く高さもある日本最大級の竹です。江戸時代に中国から入って来た竹とは、とても思えないほど日本各地の津々浦々に成育していますが、これは竹の強い生命力もさる事ながら、あらゆる里山に移植された証であり、いかに日本人に孟宗竹が必要とされてきたかを雄弁に物語っています。
森のギャング
ところが、そんな孟宗竹が今「森のギャング」とまで言われ悪者扱いされています。荒廃した竹林の現状を言い当てているのかも知れませんが、美しい景観や防災に強い竹林を守るためにも孟宗竹の有効活用が必要なのです。
太く良質の孟宗竹を厳選して製造されます。
良質の太い孟宗竹を良く乾燥させ割って一枚の板状にした後、炭化加工されます。竹材はカットされ、ヘラの形となり、曲げ加工、削り、仕上げと何人もの職人の手を経てようやく1本の竹ヘラとして完成するのです。
職人の技
熱で曲がる竹の特性を利用して、熟練の職人が1本、1本加熱し、固定しながら微妙なカーブを作り出しています。
スッと手に馴染むにぎり心地。
竹ヘラの先端部分はもちろん、首から持ち手部分まで丁寧に磨きをかけて仕上げていきます。すべて職人の手の感覚が頼り、長年の熟練の技がスッと手に馴染むにぎり心地を生み出しているのです。
サイズ
天然素材を手作りしておりますので、形や色目、大きさが写真と若干違う場合があります。
※お手入れ方法
お手入れはサッと手早く水洗いして完全に水分をふき取ったあと直射日光をさけて風通しのよい場所で十二分に乾燥させてください。浸け置き洗いや食器洗い機などのご使用は絶対にお避けくださいませ。
※保管方法
保管の際には直射日光を避け、風通しの良い場所でお願いいたします。ビニール袋など通気性の悪いものにいれての保管はカビの原因となりますのでご注意ください。