白石白雲斎作 無名籠
竹虎二代目 山岸義治と交流の深かった白石白雲斎氏。白雲斎氏と言えば花籠、そして乱れ編みのような伸びやかな編みが印象的です。この籠は細く割った竹ヒゴを重ね合わせた緻密な作品となっています。盛り篭のようなオブジェのような、心惹かれる逸品をご覧ください。
竹工芸家 白石白雲斎
大正7年2月23日花篭師 政利の長男(本名 忠行)として別府市に生まれ、父に師事して伝統工芸技術を修得する。
昭和23年 二代目白雲斎を襲名し、伝統工芸をさらに研鑽、その間幾度の賞を受ける。
昭和49年 第十一回別府市竹製品新作展特選 全日本竹芸展入賞
昭和50年 第十二回別府市竹製品新作展準特選 西部工芸展入選 全日本竹芸展入選
昭和51年 第十三回別府市竹製品新作展準特選 西部工芸展入選 第八回日展初入選
故・白石白雲斎氏は、竹工芸家として高名なお一人です。国際大会の登龍門といわれる別府大分毎日マラソンのトロフィーとして作品が贈られたり、別府竹工芸伝統産業会館の名誉館長を長く務められていました。竹虎本店には昭和45年(1970年)の開店当初から同氏の若い頃のパネル写真が飾られていました。
虎竹の竹ヒゴを持って編み込んでいる同氏の横には竹虎二代目義治がいました、竹材を通して白石白雲斎氏とはずっと親密な関係にあったのでした。
サイズ
天然素材を手作りしておりますので、形や色目、大きさが写真と若干違う場合があります。