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お客様に喜んで頂くことが一番♪
幼い頃から私にとって安和のシンボルだった竹虎の苦難と栄光の一部を垣間見る事が出来たような気がします。竹虎を立て直そうと打開策を模索する竹虎四代目がいたからこそ、今こうやって働かせて頂けている事に感謝しています。インターネットで成功されている方に必死で教えを乞い、誰でも出来る事を誰も出来ないくらいやり続ける四代目の姿に触れ、こんな姿勢で仕事に取り組んだ事があっただろうか?と考えずにはいられません。目の前にあるのは単なるお客様情報という文字の羅列ではないのです。お客様の意向に添える接客をしているだろうか?自分にはまだまだ努力が足らないと痛感しました。
この本を読み終えて思い出したのは「色んなお店で買ってみると良い」という竹虎四代目の言葉です。お礼は勿論の事、疑問点等メールをお送り様々な店舗様の接客の技を盗みたいと思います。
お客様に喜んで頂く、それが一番の願いですから私はもっと言葉のスペシャリストにならなければなりません。無能ではありますが読書は自分への投資という事を忘れず美しい日本語の使い方、時間配分のルール、物の伝え方等を熟読し心ある接客をしていきたいと思います。(竹虎スタッフ 宮崎)
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難の有る人生は有難い人生
ここ数年ずっと、自分の今まで培ってきたこと、そして竹虎四代目として受け継いできた事を後世に残す為の一つの目標として本を書きたいとおっしゃっていた竹虎四代目へ、まずはお喜び申し上げます。 私は三代目の義継社長(現・会長)の代より竹虎で働かせていただいており竹虎四代目が専務として頑張っていた頃も見て来た社員の一人です。なので、この本を読んだ時は「何だ。竹虎四代目がいつも話している事ばかりだな」と言うのが、率直な感想でした。それと同時に竹虎四代目がこんな事を考えていたあの時、私はどうだったか、何を考えていたかが少しずつ甦ってきて、改めて私自身も竹虎の時間の流れの中にいたのだと実感しました。例えばインターネットを始めた時、3年間で300円の竹和紙が1セットだけとの話も実際に聞いたのは随分あとの話で、ある日突然事務所に大きなパソコンが、届いても事務所で使うのかなと思うだけで、まさかその何年か後に竹虎がネット販売主流に切り替わっていくことは夢にも思っていませんでした。
竹虎四代目は以前から良いと思うと後先考えず即実行するタイプなのはこの本を読んでもよく分かると思いますが、もちろんいつも順風満帆の訳もなく、悩んだり停滞する事も多くて、そんな時はジレンマもあったかと思います。正直私もインターネットを始めた当初不安でした。販売員としてたくさんのお客様と触れ合える楽しさや直接聞ける声、現金を手渡しでいただくときの達成感、満足感に比べると、ネット販売やカード決済を物足りなく感じたり、博打の様な浮き沈みの激しい世界という思いが強かったので心配したのも事実です。
竹虎四代目がもがき頑張っていても応援よりも分からない事への不安のほうがあの頃は大きかったのです。なので竹虎四代目は少しずつ売れる事で竹虎四代目も変わっていったとおっしゃています。実際、「売れる」という事はすごく重要で、竹虎四代目も「売れる」には絶対に理由があるとおっしゃています。私も少しずつですが「売れる」の為には、変わっていく事も大切である事や、パソコンの向こうのお客様がリアルのお客様と同様に見えて感じられる様になって、やっと竹虎四代目について行ける様になった気がします。
ある人が「難の無い人生は無難な人生」「難の有る人生は有難い人生」と言っていました。今の竹虎もいろいろな事があったからこそと感謝して、これからもいろいろな人に有難いという気持ちを忘れず、前へ進んで行ける会社になれば良いと思います。(竹虎スタッフ 安並)
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成功と挫折は繰り返し訪れる
私は竹虎に入社するまで全く虎竹の事は知りませんでした。それに、この本を読むまで、竹虎が歩んできた道のり、苦労や努力も全く知りませんでした。
傾きかけた会社をなんとかして建て直す為、試行錯誤でインターネットへのチャレンジ。最初は大変な事、先の見えない不安があったと思います。初代、宇三郎の「竹亀」から始まり、二代目義治、三代目義継、四代目義浩と老舗として続けていく為の歴史。そして、自分の代で絶やしてはいけないという思い。土地が無く、周りから冷たい言葉をあびせられても、投げ出さずにやり続けた二代目義治の思いは本当に素晴らしいと感じました。自分に置き換えれば、きっと弱音を吐いて諦めていたかもしれないと思いました。しかし、コツコツ頑張って積み重なれば大きな物になる。そう信じて代々受け継がれ、今の「竹虎」があるのでは無いかと思いました。
大惨事に見舞われた時も、数多くの従業員にかけた言葉、そして、自分がやらなければ。という思いはそう簡単には出ないのではないかと思います。しかし、成功と挫折は繰り返し訪れるのでは無いかと私は思います。成功したからと言ってそれがずっと続くわけではないし、挫折しているから何も出来ないのではない、この本はその事も教えてくれたような気がします。
成功し続ける為には、いつも新しい事にチャレンジし続けなければいけないけれど、その前に必ず、壁にぶつかる。でも、ぶつかったからと言って逃げるのではなく、どう乗り越えるのか、どうしたら超えられるのかを自分だけではなく、周りに相談して助けてもらう必要があると思いました。自分が高校時代に成し遂げた記録も、他の周りから見れば私自身の記録のように見えますが、自分だけでやりとげ、自分だけで成功し、壁が越えられたのではなく、周りの人の助けがあった、そして助けがあるからこそ、あの時、成功出来たし、今の自分がある。と再認識できた本でした。(竹虎スタッフ 田邊)
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次を考えて進まなきゃいけない
竹虎創業の1894年から、私が入社した2011年まで、何があって竹虎四代目が何をして、どういう想いで今ここまで来たのか…、全社会での話などでしか、知る機会がなかったのですが、今回の本で、今までに何があったのか、紙媒体で読む事ができました。
インターネット販売をはじめる前の事は、竹の需要が、昔と違うというのも確かにあるかもしれないけれども、今と違いすぎて想像できない事ばかりでした。デパートに売り出しで県外に行ったエピドードひとつ聞いても、あぁ、今では絶対できないだろうなと、考えてしまうくらいです。
虎斑竹、ここにある虎竹の里を知ってもらう、全国、世界へ向けてのインターネット販売も数年にして考えると、さほど前の様には思えなかったのに、やってきた事、ぶつかってきたカベはたくさんあったと感じました。だから、これから、3年、5年、10年でインターネットの常識も大きく違ってくるし、その時代の変化によって、自分達も答えなきゃいけない。以前にあった事を記録として残しつつ、その次を考えて進まなきゃいけないんだなと思いました。
竹虎四代目をはじめとする、色んな人の苦労や想いがあるからこそ、今の竹虎がある。そして、自分が毎日仕事に来て、仕事があるのはあたり前の事ではない。それを忘れず、心にとめて、電話やネットの向こうにいるお客様に、商品をお届けしたい。ただ、今の現状に満足せず、今まで変わり続けてきた竹虎の様に、これからも、変えようとして変わっていく事をやめてはいけないなと勉強になりました。(竹虎スタッフ 近森)
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人生は思った通りになる!
私は竹虎にweb担当として入社して、今年で4年目になります。こんな事を言うと怒られるかもしれませんが入社した当時はSEOもページ作りのことも何ひとつ分からず、仕事が嫌で仕方ありませんでした。しかし振り返ってみると仕事や竹虎が嫌だったのではなく、何もできない自分自身がただただ嫌なだけだったんだなと思います。それでも今こうして諦めることなく竹虎で頑張れるのは、竹虎四代目が傍で引っ張り続けてくれるからです。「死ぬ気で働いてみいや、死なないから。」「将来はどうなりたい?言ってみい、人生は思った通りになるき。」そう言って、仕事中に何度も何度も前向きな言葉をかけられます。大火災や倒産の危機、著書で語られている以上に大変な思いをされている竹虎四代目の言葉だからこそ、私もそれにパワーをもらえ踏ん張り続けられています。
勤務4年目になる今、竹虎に入社して幸せだと改めて思うのです。そして今年創業121年となる竹虎の歴史に少しでも自分が携われることに、一社員ながら感謝と使命感を感じます。竹虎にはおかげさまで毎日ネットを通して沢山の注文が入ります。3年間で300円、月商16万円だったことは知っていても中々、想像がつきません。それがたった20年前のことです。ネット業界は真剣にやれば良い結果がでる、反対に生半可に手を出せば辛い思いをする、とてもシビアで正直な場所だと考えています。竹虎に毎日お客様の声が届くのは、決して当たり前のことではありません。本当にありがたいことです。竹虎四代目の口癖通り、死ぬ気で働き先人が築いてくれたからこそ、今があります。今を担う私たちも、その覚悟で竹虎を守っていかなければなりません。
竹虎四代目が竹虎四代目として躍進されるように、私はweb担当者として何ができるのか。ページや動画、ちらし作りに写真撮影、メルマガ制作はどれもやりがいがありますし、お客様の反応もいただける本当に楽しい仕事です。ですがそれはあらかじめ竹虎を知っている方だけに届くものかもしれません。先日、初めてインターンシップ説明会に参加させてもらい、人伝ではなく直接学生さんの声を聞かせてもらいました。まだまだ竹細工の良さや竹虎のことを知らない方は多いのです。「竹」を知らない方に竹を届けるためには、既存の仕事だけではなく、意外な接点や繋がりを生み出せるような新しい試みを考えていかなくてはなりません。竹は衣食住、人の生活すべてに携われるものなのですから、可能性は無限です。とさっこタウンをはじめ外部での催しへの参加やフォトコンやエッセイ、デザインコンペなどきっかけは沢山あります。新しい繋がりを見つけどんどん挑戦していく、それがweb担当の仕事でもあります。
著書で強く学んだことは、変わり続けていく精神や諦めずにトライし続ける姿勢が仕事では何より重要だということです。それが自分を生かしも殺しもします。かつて宇三郎が山主ひとりひとりに虎竹の可能性を説いてまわったように、竹虎四代目が死に物狂いで見知らぬネット世界へ飛び込んだように。私もその気持ちを大切に、今後も竹虎で成長し続けていきたいと思います。(竹虎スタッフ 籠尾)
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毎日が忙しくて活気ある職場に
竹虎にお世話になって30年になります。竹虎四代目とは入社が同じです。入社した時には竹虎四代目は工場に、私は店の販売員として入社しました。入社当時は観光バスが1日何台も入ってくれ、毎日が忙しく売上げもありました。県外に出張売出しでもよく売れました。しかし、近くに道の駅が2ヶ所もできてバスが入らなくなり、店の方も大変になりました。
そんな時に竹虎四代目は高知県の西から東へ飛び回りホテルなどに商品を置かせて頂いていましたが、あまり売れませんでした。そんな時にインターネットの勉強をして少しずつ売り上げが上がって、今では毎日が忙しくて活気ある職場になってきました。今では全国、海外のお客様に発送するまでになってきました。インターネットを見て全国の方からもお電話注文もたくさん頂きます。マスコミ関係の方からもお問い合わせ頂き、テレビ・本などにもたくさん紹介して頂くようになりました。
竹虎四代目も毎日多忙です。インターネットをはじめてから一日も欠かさずブログを書いています。朝5時頃から出社し、私達が寝ている時間にブログを書いている事大変尊敬しています。海外、国外出張も多いですが身体に気を付けて益々の活躍願っています。従業員も協力をしますので竹虎四代目も頑張って下さい。(竹虎スタッフ 山口)
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在職の長い私も知らなかった物語
書き方がエッセイ、随筆なので読みやすかったです。「全社会」でお話ししてくださる内容の集大成。真面目にいつもちゃんと聞いているはずなのですが 文章にすると読み直しもできるので内容も濃く感じました。インターネット販売への生い立ち。事の始まりは友人との会話の一言。それに挑戦しみようとの思い。まず私にはないしできない事だなあ~が一番最初に感じた事でした。商品を売り出す為の必死さが一文字一文字に感じられました。特に(本物の時代)(女の時代)(IT化)その3点を軸に勉強会参加。講演会の参加。読書による知識。知人に対する食い入る程の聞き込み。全て努力の下になった要因だと思いました。
又 会社の歴史は初めて知る事も多く大変興味を持って読まさせて貰いました。店長、竹虎四代目、同僚の山口さんと共に在職の長い私でも知らなかった物語があった事感じ入りました。そして老舗と言う故の厳しさ、難しさも又教えてくれた著書です。学生時代の悪ガキだった文面は非常に面白かったです。竹虎四代目も「人の子」だったんだと愉快に読ませて貰いました。私の目から見たらマイペースの竹虎四代目にもこんな心の葛藤、紆余曲折があって只一生懸命自分を信じて志してんだと読み終えて思いました。いつも身近に存在してたはずの企業だったのに改めて足元を教えて貰う機会を得た1冊でした。この業績が150年も200年も続く事を祈って感想終わります。(竹虎スタッフ 古谷)
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また買いたいと思える商品作りを
本を読んで自分の働く会社の歴史を知り、もっとがんばろうと思いました。入社して2年たったけど知識や技術まだまだですけど、お客様に竹のことや、商品の事で聞かれたら答えるようになりたいと思ったし、商品を作る時はお客様にまた買いたいと思えるような商品作っていけるよう努力していきたいと思いました。(竹虎スタッフ 大崎)
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原点を見つめ直す
本書を読んだことで、「竹虎」の成り立ちや歴史、そこに関わった人々について知ることができ、その一員として働く日々の自分の業務がなんのためにあるのかということの見直しになりました。何よりも、深く実感したことは、竹虎の歴史についてです。これまで竹虎四代目のお話や、ホームページに掲載されていることから大まかなことは知っていました。けれども、竹虎一代目の宇三郎氏が大阪から高知に来て虎斑竹を扱うに至るまでの当時の時代背景の中での困難さ、竹虎二代目の戦後の苦労による竹虎の礎、竹虎三代目から見え始めた竹業界の陰りと工場の火事。そして、時代の変化による竹業界の衰退の中での竹虎四代目の奮闘、インターネットとの出会いと成功。実際に竹虎四代目自身によって書かれたそれらの話は鮮明に感じられました。そして、何度も苦難に立たされた竹虎は、ある意味奇跡のような結果の中で、その実それぞれの方々の努力の結果により今の姿があるのだと実感しました。
そのような竹虎の歴史を知る中で、自分に何ができるのか、明確な目標を持って取組続けることが強みとなるのではないかと思います。竹虎一代目のように日本唯一の虎竹を見留め、その可能性を信じて根気よく買い付けを広げたこと、二代目竹虎のように竹の大展示即売所の建設は、私のように後の時代になって結果を知っているわけではない当人方にとっては実現すること自体難しかったのではないのではないでしょうか。竹製品やそれにかかわる人への理解、その行動がもつ可能性がどういったものであるかを分っていたからこそできたことではないかと思います。
また、今でさえ竹製品は生活の中で減少していますが、これまで竹は身近な素材であったことの他、竹製品がむしろ好まれたこともあったということを知ることが出来ました。竹が愛された時代があったのならば、これからも様々な人に好きになってもらえるという証拠だと考えます。私自身、化学製品の道具よりも木や竹などの自然の温かみがある製品が好きです。特に、竹虎に関わるようになってから竹の資源としての有用性を知ってからは、人々の生活の中に竹が増えていけばどれだけ素敵な未来になるだろうと度々考えることがあります。竹製品がまた人々の生活で身近なものになれば、環境にとっても、また将来の日本の生活においても私が見たい将来に近づくのではないのでしょうか。今回の読書で、竹虎に入りたいと思った原点を見つめ直すことが出来ました。
今の私自身でできることは、ネットページを通してお客様が竹の製品について知ってもらうための協力の一部分だけです。それでも、ただ一人でも、ほんの少しでもそれまで竹素材を意識していなかった人がその可能性に気付き近づくことのきっかけになることができるのならば嬉しいと思います。そのために、今はできることを一つ一つこなし、また新たなことを学ぶことで竹虎を通して竹製品を世の中に広めることに役立とうと考えております。(竹虎スタッフ 清藤)
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今までにない竹屋にしたい!
戦争が終わってから安和に来てから二代目義治さんとタネ子夫妻でやって今の竹虎があるのだと初めて知りました。初代、二代目、三代目、四代目では今までにない竹屋にしたいのだと思った。お客様にまずは品物をよろこんでもらってから、又ここで品物を買ってくれるように皆でできるかぎりのことをしていきたいと思います。(竹虎スタッフ 門脇)
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ひとりひとりが築く竹虎
今の竹虎があるのは、様々な出来事があって、それを乗りこえてきたからこそあるということが伝わる本でした。竹材の取り扱いから始まり、良質な竹を求め高知にたどりつき、今でこそインターネットを使用しての販売と昔と異なるように感じますが、竹への想いは、全く変わらず生きつづけていると感じました。初代の宇三郎さんは、杉や檜が価値がある時代に虎竹をふやしてもらうようにお願いし、伐りだされた竹はすべて現金で買うことを実行していたことに驚きですが、現在でも四代目である竹虎四代目は守りつづけていると書いていてさらに驚きました。
また、竹虎四代目は本で情報とは「情け」に「報いる」ことで大切な情報は机上にいてつかめるものではなく、人と接し現地に赴き人と人との「情」の中から知ることができると述べているように実際に職人さんのもとにゆき、商品だけでなく、職人さんの想いも一緒に持って帰ってきます。
竹虎は、インターネットでただの商品を売るのではなく、少しこだわりのあるこれこそ自分たちが知っていただきたいという商品を、それがどうして誕生した商品か?何でできているのか?誰が作っているのか?どうしてこの形なのか?どうやって使うのか?使うと何がいいのか?など理解している自分たちが販売しているスタイルだからこそ根強いファンがいてくださると感じました。職人や社員、商品を愛してくれるお客様などたくさんの人ひとりひとりが竹虎を築き上げ続けていると思います。私はまだ3年目ですが、今の竹虎の社員として責任をもって仕事をしようと思いました。(竹虎スタッフ 中谷)
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自分の体験で情報をつかみたい
第1章「日本唯一の竹「虎竹」と老舗「竹虎」」、第2章「竹屋の大変さを思い知る」では、四代目の貴重な子供時代の話を楽しみ、また赤裸々に書かれた過去に衝撃を受けました。竹林が火事にあった話や倒産の危機があったことは聞いていましたが、大阪から来た二代目が須崎でどのような苦労をしたのか、四代目の下積み時代がどのようなものであったのか詳しくは知りませんでした。インターネットを始める以前、デパート催事に参加していたことや紙通販をしていたことも初めて知り、景気が傾いてきたときの鳥取出張の話はこんなことがあったのかと、少ししんみりしました。
第3章「インターネットとの出会い」第4章「竹虎四代目の逆襲」では今自分が仕事をできている環境の成り立ちを知りました。私はネット回線からドメインや買い物カートもそろった状態からしか知らず、全てが準備された状態で仕事をしていますが、もちろん最初はゼロからのスタートです。竹虎四代目ご自身と奥様が奮闘して整えてくださった環境に初めて思いを寄せました。しかし、インターネットを始めてもすぐには売れることもなく、岸本栄司塾長との出会いと「竹が売れる」、という一言が今の竹虎にとって重要なポイントだったのだなとしみじみ思いました。そして「あなた、インターネットで買い物しますか?」という言葉は私にとっても印象的です。なぜかというと、私はもともと物欲が薄くあまりネットで買い物をしないからです。しかし、webに関わる仕事をするものとしてもっとネットを利用して他店から学ばなければと思いました。
第5章「竹虎流・インターネットビジネスの極意」では30年ブログが出来たわけをようやく知りました。初めて見たとき、どうして30年なのだろう?現在更新し続けて30年目ということなのか、と思っていましたが真相はしらないままでした。ほぼ毎日朝8時には更新されているブログは竹虎四代目の、豊かな「竹」のある暮らしを提案することへの決意と挑戦なのだなと思いました。情報とは、「情け」に「報いる」ということ、リアルな人との交流や現場力がますます大事になってきたと考えている、というのも課題だなと感じました。いつも部屋の中でPCに向かっているばかりです。しかしこれからはもっと外に出て自分の体験で情報をつかみに行こうと思います。
本を読み、たくさんの方が今まで竹虎に関わり支えてきてくれたのだと知りました。まだまだ会社の役に立ったという実感は少ないですが、多くの人が支えてくれた竹の文化を、竹虎の歴史を次に繋いでいけるように励みたいと思っています。まずは、他店で買い物をして、ネット通販のことをもっと知ること、竹の腐葉土づくりに精を出して取り組もうと思います。(竹虎スタッフ 徳重)
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誰よりも竹を深く愛する人
皆様のお蔭でこのたび本の出版が出来ましたこと心より御礼申し上げたい気持で一杯です。未熟な一人の人間が沢山の挫折に向かい合った、勇気と挑戦の物語をこの本は書かれています。誰よりも竹を深く愛する情熱は文章から心にひびきました。これから激動、流動社会を乗り越えられるよう、初代の志をしっかりと受け継ぎながら当社の皆様の支えを頂き、進歩、発展、向上出来ますよう願います。本を読んで頂いた方が何か一言でもお役に立てればと思いました。(竹虎スタッフ 山岸)
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本の世界に入りこんだ一冊♪
私は、竹虎四代目から本を頂いたので、どんな事が書かれているのかな?と思い、この本を読ませて頂きました。難しい文章じゃないかな?と思いましたが読みやすかったですし、本の世界に入りこんでいました。昔から今までの竹虎のことも詳しく知らなかったので、この一冊で竹虎の歴史や竹虎四代目の事を知ることが出来て良かったと思いました。
3つ心象に残った所がありました。1つ目は、「竹亀」から「竹虎」へ。そして「山岸竹材店」誕生です。戦争で跡形もないし焼け野原となり、ゼロからのスタート。お正月に橋の下で竹を切っていると、あざ笑いし、通り過ぎて橋の上からツバを吐かされたという所を思い浮かべると悲しい気持ちになりました。今、私が働かせてもらっているのは義治さんとタネ子さんが苦労して築きあげてくれたおかげなので、この竹虎の伝統(歴史)を守っている竹虎四代目や竹虎工場長のお手伝いをしていきたいです。そのためにはもっと勉強をしてお客様に満足してもらえるように頑張りたいです。
2つ目は、失敗の連続です。本当に何をやってもうまくいかない時、40名いた社員が半分になって何十年も竹虎で働いてくれた社員に「お前は一生、借金まみれよや」と言われたのは絶対に忘れることは出来ないなと思いました。1度悪くなったら悪くなるし、商品開発してもうまく売れないし、竹虎四代目が書いていたように商売は恐ろしいなと思いました。今、商品をリピートしてくれている方や注文してくれる人がいることは幸せだなと思いました。なので、お客さまに感謝をしながら、荷作りを頑張りたいと思いました。
3つ目は、インターネットは何でもあって、何もないです。顔写真を入れることで、なお一層責任感が出てくるので、発送ミスをしないように頑張りたいと思いました。そして、お客様の声ハガキや感想をいただいて読む時に、「こんな使い方があるんだ」とかお客様から教えて頂くこともあるので、勉強になりますし、その教えてもらったことも他のお客様にも伝えてあげることが出来るので、お客様の声は大事だなと思いました。(竹虎スタッフ 中山)
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人との出会いが大切
私が入社してからの竹虎は、沢山の雑誌やテレビに取り上げられ、既に沢山のファンの方がいてくださる竹虎です。これまでに、大変な時期があったのだと聞いたことはありました。ですが、竹虎四代目がどういった想いで竹虎を成長させ続けてきたのかなど、深くは知らなかったことも書かれており、改めて考えさせられました。また、初代宇三郎氏から二代目、三代目、そして竹虎四代目へと続いて行く121年の歴史がずっしりと重みのあるものに感じられました。
この本を読んで、印象に残ったことの一つが、人との出会いの大切さです。岸本塾長や江島民子さんのような方々との出会いがなければ、今の竹虎は生まれていないと思います。この出会いは単なる偶然ではなく必然的なものだったのだと感じました。数年もの間、ネットショップでの売り上げが300円しかなくとも、諦めずに挑戦し続ける大変さは、私などに簡単に分かることではありません。しかし、そこで諦めることなく、続けてきたことが岸本塾長達との出会いに繋がっているんだと思います。
私は、EC事業部で仕事をしていますが、お客様へ情報発信をできる立場にいます。職人さんが暑さ寒さに耐えながら一生懸命作られた竹細工を、お客様により魅力的だと思っていただける画像などに加工して、一人でも多くの方に竹のことや竹虎のことを知っていただきたいという想いがより一層強くなりました。(竹虎スタッフ)
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初心にかえり、もの作りの楽しさを味わう
私は平成元年会長の代より世話になっています。竹の特性は長年の経験で慣れ親しんできているつもりでしたが、今回奥深さを知る機会となりました。歴史についても学ぶことができ、大変勉強になりました。入社当時何となく時代の移り変わりを感じ、いつ頃か難しい注文が入り始め正直やっていけるか不安がありました。
竹虎四代目の竹にたいする思いをしり、また当時の背景を知ることにより初心にかえり、もの作りの楽しさを味わって行きたいと感じました。(竹虎スタッフ 大崎)
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職業は竹虎四代目
竹の声が聞こえること、工場の火事のこと、インターネット販売3年間で300円の売り上げしかなかったこと、e商人養成塾での出会い、倒産の危機にあったこと、ユニクロとのコラボなど、波乱万丈な竹虎四代目への道は、何度も悔しい思いをし、何度も男泣きをしてできたものだと改めて知ることができました。本の中には、竹林の優しい陽射しや小鳥のさえずり、社員の憩いの場の大きな銀杏の木など、海と山に囲まれた、自然豊かな虎竹の里を想像できるところもあり、とても読みやすかったです。
特に印象に残っているのは、倒産の危機にあったとき、お盆も正月もなく働いた祖父母の苦労を思うと、逃げたくても逃げられなかったというところです。跡継ぎの重圧というより、家族への尊敬の念と思いやりを感じました。いつも仕事に対してとてもきびしく、恐い印象のある竹虎四代目の人間味に触れ、親しみを感じました。「職業は竹虎四代目」と言わんばかりの会社への愛、虎竹の里への愛が熱く、ファンがいるのもうなずける一冊でした。(竹虎スタッフ 山岸)
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竹虎四代目として色々と考えていたんだな
この本を読んでまず感じたのは若い頃から長男として竹虎四代目として本当に色々な事を考えていたんだなということです。自分はこの仕事を3Kだと思ったことはなく、若い頃は竹虎四代目への息子ということで好き勝手に甘えさせてもらったなーくらいにしか考えていなかったので、ずっと辞めたいと本当に思っていたというのには少し驚きました。
あとは聞いた事のある話が多く、読みやすかったですが、1つ1つ、もっと深くというか詳しく聞けたらよかったなと思いました。そういう知らない部分を期待していたので、その点では少し物足りなさを感じました。(竹虎スタッフ 山岸)
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竹のことばかり、だから凄い!
私はこの本をよんで竹虎四代目は竹屋に産まれて竹屋を絶対に継がないといけないと思って、他の道へ進まず、竹虎四代目になったんだなあと思いました。竹虎四代目はいろんな社員のお家でお泊りして、今では私は子供の時知っている人でもお泊りは嫌なのにすごいと思いました。落書き事件は私はびっくりしました。新築の家にペンキにかきまくったという話ですが、私の子供がもしそんなことをしたらどんなにあやまったらいいのか、わからないし、親はあやまりきれないだろうし、育てることができないと思いました。
竹虎がよく最初に虎竹のハガキセットを売れたとはなしきいていました。今では、考えられないはなしだなあと思いました。竹虎がインターネットを始めたころのことは、私は知りませんが、よく最初のころは、大変だったと聞きました。
竹虎四代目は1日休まずブログ書いて、竹のことばっかり書いてすごいと思います。私にはできないです。お祖父さんの夢を今も追いかけて仕事をして尊敬してたなあと思いました。最後に本の出版おめでとうございます。(竹虎スタッフ 南部)
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仕事への姿勢を学びました
著書は、竹虎が今日までどのように成長してきたかが詳しく分かると共に、竹虎四代目の生き方が詰まった内容となっています。最初に竹虎四代目が8年間、現場で働かれているエピソードを通じ、山の職人さんや工場での仕事は肉体的にも精神的にも大変だと思いました。虎竹の束を運んだり、ガスバーナーで油抜きを行なったり、服が真っ黒になる程「キツイ、汚い、危険」な仕事をされている様子が読んでいると窺えます。普段、私達は出来上がった製品や油抜きされた綺麗な状態の日本唯一の虎斑竹を見ることが多いので、現場で働いている職人さんの事を忘れがちだと思います。その仕事の前には、山出しや、油抜き、製品、加工する職人さんがいて仕事が成り立っているのです。安全な温度管理された快適な部屋で仕事をさせてもらっていることをついつい日常で忘れてしまいがちですが、実は当たり前ではないのだと改めて気づかされました。
また、竹虎がインターネット義業を始めた3年間において、300円の虎竹和紙ハガキが1つだけ売れたと知りました。普通なら、3年もの月日を費やせばあきらめたくなり、精神的にもきついはずですが、竹虎四代目は違いました。生命保険会社さんの講演会に出席してインターネット事業の可能性を聞いた事や、高知e商人養成塾で岸本栄司塾長と出会って行く中で、竹虎四代目はコツコツとインターネット事業に力を入れて行かれました。このエピソードより、苦しい時にこそ行動する、無我夢中で色んなことにチャレンジしていく姿勢が大切なのだと思います。
他にも、竹虎四代目が更新しているブログは、様々な想いで書かれているブログだと分かりました。「自分自身が楽しんでやれるか、どうか?自分にしか発信できない価値のあることか?その発信で誰かの笑顔をつくる志はあるか?自分の周りを、日本を、世界を、少しでも良くしていく気概はあるか?」という想いでブログの記事を日々更新されているのです。私も、ブログを書く場合、書く内容にばかり気を取られてしまいブログを見てくれている人の気持ちまでに至っていませんでした。竹虎四代目のブログには、共感したりや、興味を持って質問をして下さるお客様のコメントが投稿されています。広い視野を持ちブログを書くことは、読む相手やお客様とのコミュニケーションにも繋がると分かりました。
竹虎四代目への道の本を読んで改めて気づいたことは、インターネットで情報発信を続けたことでユニクロさんから、Tシャツのコラボ企画を提案されたことです。思えば、私と竹虎の始めての出会いはユニクロでした。Tシャツコーナーの中で、一際存在感を放っていたTシャツを広げると虎のロゴマーク。和風の模様。かっこいい!誰がデザインしているのだろう?そう思ってTシャツをじっくり見ると、「竹虎」の文字を発見し、ネットで調べて高知に山岸竹材店という企業があることを知ったのです。私のように、ユニクロを通じて竹虎を知った方は沢山いらっしゃると思います。竹虎が毎日情報発信を行っているからこそ、このような機会に恵まれたのだと分かりました。
最後に、「竹虎四代目への道」を通じて著書に教えて頂いたのは、諦めずに仕事に取り組んできた「竹虎四代目の仕事への姿勢」です。私には、足りていない姿勢であり、目標へただ真面目にコツコツ積み重ねて行く事。簡単なようで、長期的にみると実は簡単では無いと私は思います。沢山やることがあったとしても、自分にできることを一つコツコツと取り組んで行きたいと思います。(竹虎スタッフ 濱田)