黒竹でしつらえられたアフタヌーンティーの女王
お茶と一緒に軽食やお菓子を楽しむアフタヌーンティー。厳選した黒竹でしつらえられたティースタンドに、日本唯一の虎竹の平かごをセットにして、竹屋ならではのアフタヌーンティーセットをつくりました。
虎竹平かご
繊細な竹の表情をうまく活かしたティースタンドだから、あわせるお皿も竹編み平かごにしてみました。黒竹の渋い色に似合うよう、色つきのいい虎竹を選んで編み上げました。スコーンやパン類はそのままで、プチケーキなどは台紙にのせてお使いください。
熟練職人の技
竹の継ぎ目は、どこですか?
アフタヌーンティースタンドのゆるい曲線はもちろん、規則正しい円を描く美しい竹曲げの技術は熟練職人の腕のたまもの。平ざるをのせる丸い輪部分も「竹の継ぎ目は、どこですか?」思わず聞かれるほどの丁寧な匠の技で仕上げられています。
曲げ技、自由自在
丸窓に使われていた黒竹の曲げ加工で培われた竹職人の技術が活きています。
午後のひとときを演出する。
やさしい陽差しの中でテーブルを囲む笑顔がさらに華やぐティースタンド。ゆったりとした、くつろぎのひとときをお届けしたいのです。
黒竹のこだわり
黒竹は、細くても非常に丈夫な竹です。黒竹のツヤは、塗料ではありません。竹をバーナーであぶった時に竹からにじみでる竹の自然な油分です。この丈夫さと竹の独特のしなりを生かして竹虎では縁台や玄関すのこに使っています。表面の色は、生えてから秋頃までは緑色ですが、次第にメラニン色素が増えてきて紫黒色、又は、紫褐色に帯びてきます。青竹と比べて幹が細いのが特徴です。
伐採してきたばかりの黒竹は自然のものですから一つとしてまっすぐなものはありません。そこでまず黒竹をまっすぐに直すため「ため直し」という作業を行います。黒竹はガスバーナーで一本づつ丁寧にあぶられ、竹自身から出る油分で拭き上げると見違える様にツヤが出て美しくなります。黒々とツヤが出た黒竹は、匠の熟練の技でため直され(曲がりを専用のため木で矯正する)真っ直ぐな黒竹の製品へと生まれ変わるのです。
思わずニコリ。
ハッと目にとまる逸品。手にとって見れば見るほど職人気質を感じさせてくれる美しい出来映えに笑みがこぼれます。
細やかなこだわり
ジョイント部分と中心部分
タモ材をオイルステンで仕上げたトップのジョイント部分には、同じ材質でつまみを付けて持ちやすい工夫をしています。竹平かごをのせる中心部分のジョイントも、タモ材を使い丈夫な作りです。
輪部分と女竹
輪を水平にささえる細かい部分も丁寧な作りです。また、真っすぐで節間の長い女竹(めんちく)を染めて、横ざんに使っています。切り口もオイルステンでティースタンドの雰囲気を壊さない仕上げ。
特別仕様に編み上げました。
日本唯一の虎竹を使い、ティースタンドにあわせた薄い皿型の竹かごを編み上げました。
日本で唯一 土佐の虎斑竹(とらふだけ)
「虎斑竹(虎竹)」は淡竹(ハチク)の仲間に分類され、高知県須崎市安和の虎竹の里でのみ、稈の表面に虎模様が浮かぶ不思議な竹です。この模様は、幹に付着した寄生菌や潮風の作用によるとの学説もありますが、科学的には未だ解明されていません。実際に各地方に移植を試みましたが、何故か模様が付く事はありませんでした。
明治44年、当時日本最高の植物学者達が絶滅寸前の虎斑竹の保護のために、建白書を時の政府に提出しました。これが今日の天然記念物条例発布の導火線となり、天然記念物保存法が発令され虎斑竹はその第一号の指定を受けたのです。
イギリスBBC放送も取材に来た「ミラクルバンブー」
左の写真が、自然に生えている状態の虎竹です。この虎竹をガスバーナーで炙り、竹自身から出る油分で拭き上げると右の写真のように虎模様がはっきりと浮かび上がります。この珍しい虎竹(Tiger Bamboo)を取材するためにイギリスBBC放送までもが虎竹の里を訪れ神秘的な虎竹に「ミラクル!」を連発されていました。
竹職人達の想いが繋ぐ虎斑竹
竹は秋から1月下旬までが伐採のシーズンです。虎竹もこの期間に一年分をまとめて伐ります。竹職人達は急勾配の山道を運搬機と共に分け入り、一日中重たく長い竹を切り運び出すのです。そして、大きさや品質で選別したのち、ガスバーナーによる油抜き、矯め直しという製竹作業を行います。一本一本の個性を最大限に生かすために、熟練した職人の手で竹を炙り、まっすぐに矯正されるのです。こうして製竹された虎竹が、様々な竹製品へと生まれ変わります。
網代模様が面白い
細やかな口巻きも見所ですが、何といっても底編みの網代編み。虎竹の自然の色目が面白い風合いを醸しだします。
虎竹平かごには高台を付けました。
虎竹平かごは、使い勝手を考えて何度もサンプルを製作してはやり直しました。試作を重ねるなかでアイデアがだされ、輪にはまって竹かごを安定させる、高台付きの平かごとなりました。
安定感あり
輪が高台の内側にはまるように製作しています。自然素材を手作りしていますので、多少きつめの竹かごや、ゆるいものもありますのでご了承ください。高台をつけることにより、食材をのせた虎竹平かごに安定感があり、より快適にご愛用いただけます。
日本唯一の虎竹平かごは、そのままでも。
虎模様の独特の雰囲気のある日本唯一の虎竹で編み込んだ平かごは、そのままでパンかごとして、小物入れとしてあれこれお使いいただけそうです。
使い方アイデア次第
お手持ちのお皿を使って。
たまには気分を変えて、お手持ちのお皿を使ったティータイムもお楽しみいただけます。また、少し深さのあるガラス皿を使って玄関に花を飾ってみるのはいかがでしょう。虎竹平かごだけでなく、磁器皿やガラス皿でもアイデア次第で色々とお使いいただけます。
お皿のサイズ目安
20~25センチ程度の平皿でしたらお使いいただけるかと思います。
・写真の白いお皿のサイズ:直径約25.5×高さ約2.5cm(高台の直径約15cm)
・写真のガラス皿のサイズ:直径約22×高さ約4cm(底の直径約14.5cm)
忘れな盆として。
時計や鍵、携帯電話など身の回りの小さな小物をいれる忘れな盆。三段タイプだと、メガネや財布等、ご家族みんなで使えそうです。お気に入りのアクセサリーやオブジェを飾って、おしゃれなディスプレイとして活用するのもおすすめです。
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選べるサイズ
天然素材を手作りしておりますので、形や色目、大きさが写真と若干違う場合があります。
二段タイプと三段タイプで輪の部分の素材が異なります
黒竹アフタヌーンティースタンドは、二段と三段とで一部素材が異なります。平かごを支える輪の部分が、二段では木、三段では黒竹となっています。
※お手入れ方法
お手入れはサッと手早く水洗いして完全に水分をふき取ったあと直射日光をさけて風通しのよい場所で十二分に乾燥させてください。浸け置き洗いや食器洗い機などのご使用は絶対にお避けくださいませ。
※保管方法
保管の際には直射日光を避け、風通しの良い場所でお願いいたします。ビニール袋など通気性の悪いものにいれての保管はカビの原因となりますのでご注意ください。
※細い竹の毛羽立ちが出ている場合がございますのでお取り扱いにはご注意ください。