虎竹のある暮らし
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姿を消す伝統の竹細工たち。

竹籠や竹ざる、竹箸など、竹は日本人にとって昔から暮らしの中でなくてはならない身近な素材でありました。現代でもその存在は多くの人を支える一方で、近年のライフスタイルの変容や新素材の登場、海外輸入品の流通、職人の後継者不足により姿を消しつつある竹細工もあります。日々の生活を支え続けてきた竹たちを、これからも少しでも伝えていきたい、そんな思いで現在は製造できなくなった竹細工をこちらに掲載しています。

昔ながらの職人が竹ヒゴをギッシリと網代編みした、伝統のかずら箕 農家では無くてはならない道具として愛用されてきたかずら箕

伝統の箕

昔ながらの網代編みされた箕、 農家では無くてはならない道具として愛用されてきました。

一本の長い竹ヒゴを6枚剥ぎにしてギッシリと編み込んだかずら箕

6枚剥ぎ

昔ながらの職人は竹を無駄にしません、使いきります。均等に割った一本の長い竹ヒゴを6枚剥ぎにしてギッシリと編み込みます。

かずら箕の職人
自分達で竹林に入り良質な真竹を選び伐採し、運び出してくるかずら箕の材料

竹素材

自分達で竹林に入り良質な真竹を選び伐採し、運び出してくる労力だけでも大変なものです。

かずら箕の本物の職人

本物の職人

60年黙々と毎日この箕だけ編み続けて来ました、今日も当たり前に竹と向き合うだけ。まさに本物の職人です。

  • かずら箕の経年変化
  • 実用の迫力

    竹細工の大きな魅力の一つが、経年変化です。だんだんと色合が飴色に変わり、更に深みのある色合いになってきます。更に、かずら箕は実際に使い続けられてきた実用品、年期が入った迫力が違います。

この道60年のかずら箕職人
編み込みが青色と白色のツートンカラーのかずら箕

竹表皮×竹身

かずら箕の特徴のひとつは編み込みの青色と白色のツートンカラー。 青く見える編み込みは竹表皮部分、白く見える箇所は竹の身の部分、両方を組み合わせて編み込ます。

かずら箕の四万十かずら

四万十かずら

四万十かずらを使って丁寧に縁巻仕上げされています。

農具や漁具として編まれた実用的な青物細工であるかずら箕

裏面角部分

農具や漁具として編まれた実用的な青物細工は使い手が竹を鍛えて続け、作り手が応え続けてきた歴史です。 だから伝統の竹細工は美しく価値があります。この箕にも裏面の両端の傷みやすい部分には力竹を入れて補強されています。

かずら箕の箕先

箕先

この箕の素晴らしさは箕先にあります。一目で技術の高さを知らしめる惚れ惚れするような職人の見せ場です。

箕先の美しいかずら箕 かずら箕のサイズ

サイズ

天然素材を手作りしておりますので、形や色目、大きさが写真と若干違う場合があります。

※保管方法
保管の際には直射日光を避け、風通しの良い場所でお願いいたします。ビニール袋など通気性の悪いものにいれての保管はカビの原因となりますのでご注意ください。

※細い竹の毛羽立ちが出ている場合がございますのでお取り扱いにはご注意ください。

かずら箕
かずら箕

かずら箕

商品番号 za00032
製造なし・廃盤商品です。
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商品説明
かずら箕は、昔ながらの職人が竹ヒゴをギッシリと網代編みした、伝統の箕です。青い竹表皮と白い竹の身を組み合わせたツートンカラーは魅力的。農家ではなくてはならない手箕は、だんだんと色合いが飴色に変わって年期とともに迫力が増していく、長く愛される逸品です。
詳細情報

■サイズ:約W57×H18×D52cm
(腰W30cm)
■重さ:750g
■素材:竹、四万十かずら
■原産国:日本製・国産

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