竹の用語辞典 か行
竹にまつわる用語や竹虎で使われている用語をご説明します。50音表をクリックすると対象の文字へ移動します。
か
- カイコ籠かいこかご
- エビラの別名。梅干などの土用干しや干し野菜をつくるときに用いられる平編みの竹籠。木枠に竹編みを挟み込んで仕上げられる。
参考:えびら(竹編み平かご) - 返し巻き縁かえしまきぶち
- 強度を要求される実用的な籠に使われることが多い。普通の巻き縁で仕上げた後、反対流れに再び巻きかぶせる技法です。
- 角竹かくたけ
- 断面が四角い竹。筍に木枠をはめて縛り、丸く成長する筍の形を木枠で抑え込むことで、角の形にしていく。角竹は多くが一年竹で、木枠を途中で外し、そのまま竹林で成育させて伐採される。
参考:京銘竹、角竹作り その1 - 皮白竹かしろたけ
- 八女地方の一部にしか成育しないと言われる真竹の一種。筍の皮が茶褐色の斑点など模様がほとんどない竹皮であるためシラ竹とも呼ばれる。
参考:竹皮弁当箱 - カズラかずら
- つる性植物の総称。木に巻きながら伸びているのではなく、地面に真っ直ぐ伸びているものが良いとされる。
- 角かがりかどかがり
- 四角や六角に起こした籠の角の部分が傷まないように、籐などでかがって補強する技法。
参考:白竹四ツ目弁当箱 - 窯入れ(窯だて)かまいれ(かまだて)
- 竹炭の原料になる竹を土窯へ入れること。この時に竹を立てて並べることから、窯だてとも言われている。
- 鴉表からすおもて
- 下駄などに使われる足裏へ当たる部分(表)の竹皮を黒く染めたもの。染め時間によって濃淡の違いが出る。汚れが目立ちにくい。
- ガリガリとんぼがりがりとんぼ
- 厚めの竹ヒゴにノコギリ状に切り込みを入れ、竹棒で擦ることで振動が伝わり先端につけたプロペラが回るおもちゃ。竹虎では毎年高知で開催されている、子ども達が運営する架空の町「とさっ子タウン」で竹の講師として子どもたちとガリガリとんぼ作りを行なった。プロペラに絵を描いたり、色を塗ったりすることでプロペラを回した時の模様を楽しめる昔ながらの竹の玩具。
- かるいかるい
- 側面から見ると逆三角形のような形をした背負い籠。宮崎県の山間部で昔から山仕事や農作業用として使われてきた。平地では自立しないが、山の急斜面に置きやすく、背負いやすい形となっている。
参考:背負いかご(かるい)大
き
- 菊炭きくすみ
- くぬぎ材を炭にしたもの。切り口が菊の花に似ていることから「菊炭」と呼ばれている。
参考:菊炭10個セット - 菊底編みきくぞこあみ
- 編み上がったカゴの底が、菊の花のように見えることから名づけられた。
参考:虎竹ゴミ箱 - 菊割きくわり
- 丸竹を等分に割る時に使用する道具。荒割に使用することが多い。3分割から20分割くらいまであり、ヒゴ幅によって使い分ける。
- 木地呂きじろ
- 上塗りをする際、油分が入っていない透明度の高い漆を塗り、磨き上げる方法。鳴子の塗りに用いられることもある。
- 亀甲竹きっこうちく
- 孟宗竹の突然変異から生まれた竹。地上から2~3メートルのところの節がイナズマ状になり、節間が一節おきに交互にふくらみ、まるで亀の甲羅のように見えることから名前が付いた。テレビ番組「水戸黄門」で黄門様が持っている杖はこの亀甲竹。
- 京銘竹きょうめいちく
- 京都で作られる銘竹。白竹と図面角竹、亀甲竹と胡麻竹などの種類がある。
参考:第57回の京銘竹・竹製品展示品評会 - 桐下駄きりげた
- 桐材で出来た下駄。非常に軽いので、下駄の素材として最高のもの。調湿機能があるので、サラッとした履き心地が楽しめる。桐材は高級材としてタンスなど家具に使われることも多い。
- キルン窯(ロータリーキルン窯)きるんがま(ろーたりーきるんがま)
- 筒状の容器を回転させながら加熱する炉(窯)のこと。回転窯とも呼ばれる。窯の回転により、原料が効率よく燃焼される。
- きわだ煙きわだけむり
- 竹酢液を採取する際の灰白褐色の煙のこと。排煙口の温度が約80~150度の「きわだ煙」のみ採取される。竹炭の初期段階では水煙と呼ばれる水分を多く含んだ煙が出ておりそれには有効成分が含まれず、逆に150度を超えるとベンゾピレンやクレゾールといった有害物質が含まれる恐れがある。
参考:安心の竹酢液(ちくさくえき) - キンマきんま
- 竹を山から下してくる時に竹を乗せてくる木製のソリのようなもの。
く
- 釘止め当て縁くぎどめあてぶち
- 釘で止めた縁のこと。白竹ランチボックスやピクニックバスケットなどによく使われる技法。
参考:虎竹ランチボックス - くさびくさび
- 堅い木材や金属で作られたV字形、または三角形の道具。物と物が離れないように圧迫したり、物と物を割り広げるという役割を持つ。竹虎では虎竹縁台の黒竹と四万十カズラを編み込む際に用いている。
- くじりくじり
- 穴を開けたり、結び目をほどくのに用いるキリに似た先のとがった道具。竹虎では竹皮草履に鼻緒を通すための編み目を広げたり、一閑張買い物かごの持ち手を通す穴を開ける場合などに使われる。縁通しとも呼ばれる。
- 口巻きくちまき
- 竹かごなどの口部分を補強する呼び方。物の出し入れをするとき当たりやすく傷みやすいので口巻きすることで強度を上げることが出来る。
- グニぐに
- 青森の言葉で「三つ編み」のこと。
- 隈笹くまささ
- 秋から冬にかけて緑の葉の隅が枯れて白く縁取られるのが特徴の笹。葉の美しさから和食の飾りに使用されたり、葉の抽出物や粉末は医薬品などに使われている。
- 組紐くみひも
- 細い絹や綿の糸を編んで作られた紐のこと。
- グラインダーぐらいんだー
- 円盤状の砥石を回転させながら加工物を削っていく機械。いくつか種類もあり、切断するタイプや表面を滑らかに削るタイプがある。
- クラスターくらすたー
- 原子や分子の集合体のこと。
- クロスバンドくろすばんど
- 数寄屋草履に用いられている鼻緒。靴下などを履いていても履くことが出来る。
参考:数奇屋草履(ぞうり) - 黒炭くろすみ
- 比較的低温(約400~700℃)で焼いた炭。表面は黒っぽく、艶がない。吸収性に優れているので、消臭や調湿などに用いられる。
参考:最高級竹炭(炊飯、飲料水用) - 黒竹くろたけ
- 高さ3~5メートル、直径2~3センチ程度の小型の竹。高知県や和歌山県の特産、自然と渋い黒色に変化するためこの名前が付いた。
参考:黒竹玄関すのこ - 黒穂くろほ
- 黒竹の枝のこと。竹細工や竹垣などに多用される。
- クレゾールくれぞーる
- コールタールやたばこの煙、自動車の排気ガスなどに含まれる有害物質。
- 黒炭窯くろすみがま
- 黒炭(比較的低温(約400~700℃)で焼いた炭)を焼くための窯。
参考:最高級竹炭(炊飯、飲料水用) - 燻煙熱処理くんえんねつしょり
- 竹炭のねじれや割れが生じにくくするための下準備。原料となる竹は表皮と内皮の比重、上下の水分量に違いがあるため、これを出来るだけ均一にするための処理方法。
け
- けがきコンパスけがきこんぱす
- 竹に割り幅などの目印をつけるための先のとがったコンパス状の道具。
参考:けがきコンパス - 結界けっかい
- 茶道具の一つ。道具畳と客畳の堺を作るために置く仕切り。
- 減圧蒸留竹酢液げんあつじょうりゅうちくさくえき
- 竹炭を焼くときに出てくる煙を冷やして採取した竹酢液を「減圧蒸留方式」と言われる、減圧した環境で沸点を40℃程度に下げ、有効成分を損なうことなく蒸留させて精製したもの。
参考:減圧蒸留竹酢液 - 建仁寺垣けんにんじがき
- 割った竹を垂直に隙間なく並べて作った竹垣の一つ。京都の建仁寺に由来されて名づけられた。
参考:白竹建仁寺垣用割竹 - 玄関すのこげんかんすのこ
- 玄関先や風呂場に置かれる。玄関すのこは疲れた足をリラックスさせるだけでなく、室内外の段差を緩和し、靴の脱ぎ履きにかかる腰や膝への負担を軽減出来る。竹製すのこは竹の絶妙な感触や刺激が心地よい。また竹の自然な油分が艶を生み出し、玄関の趣をより高めてくれる。
参考:黒竹玄関すのこ 90cm
こ
- 光悦寺垣こうえつじがき
- 光悦寺に由来する垣根。枠を半月型に曲げ、その中をひし形の格子を組んでいるもの。
参考:虎竹光悦寺垣 - 交色波網代編みこうしょくなみあじろあみ
- 波網代の一部のヒゴの色を変えて、模様を分かりやすくしたもの。
- コウゾこうぞ
- クワ科の植物の名前。和紙を作る時の原料になる。主な原料を楮(こうぞ)で作ると、強度に優れた和紙が出来る。
- コウヤマキこうやまき
- マツ目コウヤマキ科。日本固有種で水に強く朽ちにくい。高野山に多く生育していることからその名前が付けられた。
- 黒檀こくたん
- 木材の名前。心材が黒色のものを黒檀と呼ぶ。カキノキ科カキノキ属の常緑広葉樹。エボニー、カマゴン、ウブンボク等の別名もある。東南アジア全域に生育し、アフリカの一部にも分布している。非常に重く硬い材で、耐久性に優れている。家具、細工物、楽器などにも使われている。
参考:虎竹箸箱(大)と虎竹角漆箸(男箸)のセット - ゴザ目編みござめあみ
- 間隔をあけて並べた縦の竹ヒゴに横の竹ヒゴを互い違いに編みこんでいく編み方。竹で編まれたゴザ模様の様になるため、この名前が付いている。
参考:虎竹角ざる(ゴザ目) - 御所籠ごしょかご
- 茶道具の一つ。茶道に使われる道具を入れる蓋つきの箱のようなもの。
参考:渡辺竹清作 煤竹鶴文様御所籠(紫) - コスベこすべ
- ピクニックバスケットなどの角物細工の縦横の骨になる竹のこと。
- 胡粉ごふん
- 貝殻から作られる顔料の一つ。日本画に使われる代表的な白絵の具。下塗りに使い、上塗りの発色を良くするする効果もある。
- 胡麻竹ごまたけ
- 表面にゴマをまいたような斑紋がある竹。枝をすべて伐り落として立ち枯れ状態にした竹に特有のゴマ菌がつきゴマ斑が出る。サビ竹ともいう。
参考:胡麻竹七味入れ - 虚無僧笠こむそうがさ
- 虚無僧がかぶる、い草や藁で編まれた深編みの笠。天蓋とも呼ばれ深く縁が広く顔隠しができる。
参考:虚無僧笠
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