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竹の用語辞典

竹にまつわる用語や竹虎で使われている用語をご説明します。50音表をクリックすると対象の文字へ移動します。

排煙口温度はいえんこうおんど
竹炭を焼く過程で出てくる煙が通る管の出口。有害物質が含まれないように温度センサーで、80~150℃の温度帯を管理している。
灰吹はいふき
キセルの灰を落とし入れるための竹の筒で、吸い終わったキセルの先を下に向けて、灰吹の縁にコツンと当てて吸い殻を落とす。いわば灰皿のような道具。茶席などで使用される。
ハギレはぎれ
布製のものを作った時に出る布の端切れ。竹虎では竹皮草履の鼻緒部分に有効利用する。
参考:竹皮草履(ぞうり)
爆砕竹ばくさいちく
竹の繊維を取り出すために、高温、高圧の専用窯で竹を爆発させた竹のこと。
参考:竹インソール
歯下駄はげた
下駄の台の下に1または2枚の歯がある下駄のこと。(3枚あることもある)
淡竹はちく
北海道南部以南の各地で栽培され、高さ10~15メートル、直径は3~10センチ程度になる竹。竹類の中で最も稈が綺麗で光沢があり、寒さに強い。数寄屋建築や庭園に用いられるほか、稈が細く割れるため茶筅や提灯の骨などに多用されてきた。
参考:国産竹ざる(60センチ)
ハツリ竹筒はつりたけづつ
竹表皮部分に削り跡を付けて加工した竹筒。
参考:ハツリ竹筒
鼻緒はなお
草履を履くときに足の甲にかかる部分。
参考:竹皮草履(ぞうり)
ハの字型はのじがた
刃物を逆ハの字型に打ち込んだもの。刃物と刃物の間に通すことで、竹ヒゴの幅を揃えていく。
幅取りナイフはばとりないふ
ヒゴの幅を揃える時に使う片刃のナイフ。左右2本で一対で、幅取り台と呼ばれる台に2本のナイフを立て、その間にヒゴを通して、幅を揃えていく。
反射熱はんしゃねつ
炭を焼く時の熱が土窯の壁に当たり、逃げずに反射する熱のこと。
番線ばんせん
土木、建築工事において物を結束するのに使われるなまし鉄線。太さを番手で表すところから番線と呼ばれる。竹を積み上げる際に柱と、横に渡す柱を繋ぎ合わせるために使用する。
バンブートリートメントばんぶーとりーとめんと
タイ発祥といわれるボディトリートメント。竹の棹を体の部位の上で転がすことにより、手では得ることのできない独特のほぐし感覚が味わうことができる。新陳代謝のアップやむくみの解消が期待されるといわれている。虎竹の場合はバンブートリートントではなく、タイガーバンブートリートメントと竹虎四代目が命名。

魚籠びく
取った魚を入れる竹籠。腰に付けて使う。
ひしぎひしぎ
筒状の竹(丸竹)を割りを入れ、叩いて平らに延ばした竹のこと。半分に竹を割ってから作ることもある。
ヒジツボひじつぼ
戸と門柱をくっつける道具。オスとメスがあり、オスを門柱に、メスを戸へ取り付けて使う。
参考:ヒジツボ
火抜きひぬき
ガスバーナーや炭火を使う油抜きのこと。乾式油抜きとも言われている。湯抜きの竹に比べて割れにくいと言われ、表皮の艶も光沢が素晴らしいものがある。
火曲げ加工ひまげかこう
竹は非常に硬い植物の反面、熱を加えると曲がる性質を持つ。火曲げ加工は炭火やガスバーナーで熱した竹を職人の思いどおりに曲げていく加工。
平編みひらあみ
竹ヒゴを平らになるように編んでいく編み方。
参考:青竹ざる
平当て縁ひらあてぶち
外縁と内縁とで縁を作る、一番ポピュラーな縁の作り方です。
ヒロロ細工ひろろざいく
ヒロロまたは深山寒菅(ミヤマカンスゲ)と呼ばれる植物で編んだ細工。北国の寒冷地では育ちにくい竹にかわり、雪国ではアケビ細工、マタタビ細工とともにヒロロ細工が浸透している。

VOC(揮発性有機化合物)ぶいおーしー(きはつせいゆうきかごうぶつ)
ホルムアルデヒドやトルエンなど空気中にある化学物質の総称。シックハウス症候群を引き起こす原因物質ともされ、空気清浄機「竹風」はこれらを98.5%吸着する。
参考:空気清浄機「竹風」
フィトンチッドふぃとんちっど
植物か傷つけられたときに発せられる、揮発性物質。微生物の活動を抑える効果があり、抗菌作用もある。香りには癒しの効果もある。
拭き漆仕上げふきうるししあげ
漆を塗った後、布などで余分な漆を取り、乾かしていく手法。摺り漆とも言われている。繰り返し行う事で、より木目などが綺麗に見える。汚れにも強くなる。
参考:虎竹角漆箸
袋箒ふくろほうき
箒の胴(根元)部分を市松編みにして、ふくらみが出るように作られた箒。
分差しぶざし
竹材の直径を測る道具。メモリが分になっている。
節打ちふしうち
少し目を残した枝を鋸を使って根元に切れ目をいれ、鋸で払って、竹の表皮が剥げないように目を取り除く方法。
参考:竹の節打ち
フッ素樹脂ふっそじゅしかこう
フッ素原子を含むプラスチック(合成樹脂)のこと。フッ素樹脂の登録商標名を「テフロン」という。身近なものとしてはフライパンなどに施されている。
フラップふらっぷ
ポケットについている蓋の様なもの。中の物が落ちにくくしている。
参考:藍染め作務衣

へぎ竹へぎだけ
竹の身の部分と皮の部分を割って分けたもの。皮の方は枝折戸等に使われる。
ヘッシャンへっしゃん
基になる格子状に織られた布地のこと。
ヘムへむ
衣服や生地、タオルなどの縁(折り返し)の部分。
ヘワへわ
藁で編まれた、蒸し器用の鍋敷き。
参考:ヘワと呼ばれる鍋敷き
編組細工へんそざいく
編組物と呼ばれる竹を編んで作られる籠などの総称。
ベンゾピレンべんぞぴれん
コールタールやたばこの煙、自動車の排気ガスなどに含まれる有害物質。
遍路杖へんろつえ
四国遍路、特に山中を歩く際に負担を軽減する遍路道具。布袋竹の杖は竹の性質上、根本に節が集中しているので、手に馴染みやすく持ちやすい杖になっている。

ポーラス竹炭ぽーらすたけすみ
伐採した竹を竹林内でそのまま焼き上げた、画期的な竹炭。ポーラス(porus)とは多孔質という意味になる。低コストで製造でき、土壌改善剤として活用できるため、放置竹林対策や竹林管理の優れた手段だと考えられる。
参考:ポーラス竹炭(放置竹林解消)
ほうき草ほうきぐさ
イネ科植物、ホウキモロコシのこと。座敷箒に広く使われ、花穂を乾燥させて使われる。
鳳尾竹ほうびちく
蓬莱竹(ほうらいちく)の別名。
参考:煤竹波網代バッグ(大)
ほこり入れほこりいれ
貝殻の粉等に炭を混ぜたりして作った粉を竹の編み目に振りかけてふき取る竹細工の技法。編み込みに立体感が出て趣のある籠で出来上がる。
布袋竹ほていちく
真竹の変種で、節間が膨れているのが布袋様のお腹のように見えることから名付けられた竹。

ホラ編みほらあみ
アケビ細工の編み方の一つ。横に通るツルを1列ずつ、ずらして編んでいく編み方。
ポリウレタン塗装ぽりうれたんとそう
ウレタン系の樹脂を使って塗装したこと。表面がツルツルして触り心地が良くなる。ウレタン塗装ともいう。
ポリレジン素材ぽりれじんそざい
ポリレジンは透明の液体。ポリエチレン樹脂と石粉を混ぜて固めて作ったもの。陶器と比べると破損に強い。
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