あなたのお庭にジャストサイズ
自在垣のいちばんの特徴はなんといっても、伸び縮みするため使う場所にあつらえたようにピッタリとジャストフィットするという便利さ。通常の自在垣は設置場所で伸ばして固定する必要があるため多少手がかかりますが、こちらは「足付き」です。この足がついたおかげで伸ばしたいサイズに広げたら置くだけという手間いらずになり、本当にお手軽な使い勝手となりました。
虎斑竹(とらふたけ)という全国でも、虎竹の里でしか成育しない不思議なこの竹は、渋い色目なので緑にものすごく映えます。お庭や屋上やベランダで間仕切りとしては使うのはもちろん、つるモノのお花を絡めるなどアイデア次第でお楽しみいただけます。ひとつ置いたら庭のアクセントとしても最高!グッとひきしまった印象になります。
伸び縮み自由自在
自由に伸び縮みし、伸ばして使うほどに高さは低くなります。一番縮めた状態で幅は約40センチ(竹の部分)、高さは約120cmです。200~230cmくらいに伸ばした時の高さは90~95cm程度になります。(最大幅は約280cm)
写真のようにちょっとした間仕切りなどに使えて、不要な時にはギュッと縮んで邪魔にならず、本当に便利な働きものです。
※床面がすべりやすい場所でのご使用は、自在垣が伸びきって使いづらい場合があります。
地元間伐材使用
足は焼き杉を使っているため耐久性もバッチリです。焼き杉は両方の角を削り、優しく仕上げています。虎竹の里ならではの虎竹に地元の杉材を合わせた足付きの自在垣は、違いがわかるあなたにおすすめしたいフェンス。よく注意して見ると一本一本の竹は節のところで切断してすべて節留めしてあり、雨が入らなくなるだけでなく、節を残すことで強さが増しています。(※焼き杉には多少ひび割れが入る場合もあります。)
安全にお使いいただけるよう、裏側の金具の処理にはシリコーンシーラントという柔らかいゴム状の素材を貼り付けています。
日本で唯一 土佐の虎斑竹(とらふだけ)
「虎斑竹(虎竹)」は淡竹(ハチク)の仲間に分類され、高知県須崎市安和の虎竹の里でのみ、稈の表面に虎模様が浮かぶ不思議な竹です。この模様は、幹に付着した寄生菌や潮風の作用によるとの学説もありますが、科学的には未だ解明されていません。実際に各地方に移植を試みましたが、何故か模様が付く事はありませんでした。
明治44年、当時日本最高の植物学者達が絶滅寸前の虎斑竹の保護のために、建白書を時の政府に提出しました。これが今日の天然記念物条例発布の導火線となり、天然記念物保存法が発令され虎斑竹はその第一号の指定を受けたのです。
イギリスBBC放送も取材に来た「ミラクルバンブー」
左の写真が、自然に生えている状態の虎竹です。この虎竹をガスバーナーで炙り、竹自身から出る油分で拭き上げると右の写真のように虎模様がはっきりと浮かび上がります。この珍しい虎竹(Tiger Bamboo)を取材するためにイギリスBBC放送までもが虎竹の里を訪れ神秘的な虎竹に「ミラクル!」を連発されていました。
竹職人達の想いが繋ぐ虎斑竹
竹は秋から1月下旬までが伐採のシーズンです。虎竹もこの期間に一年分をまとめて伐ります。竹職人達は急勾配の山道を運搬機と共に分け入り、一日中重たく長い竹を切り運び出すのです。そして、大きさや品質で選別したのち、ガスバーナーによる油抜き、矯め直しという製竹作業を行います。一本一本の個性を最大限に生かすために、熟練した職人の手で竹を炙り、まっすぐに矯正されるのです。こうして製竹された虎竹が、様々な竹製品へと生まれ変わります。
サイズ
天然素材を手作りしておりますので、形や色目、大きさが写真と若干違う場合があります。また幅や高さを変えた別注サイズのご注文も承ります。