虎竹のある暮らし
 0889-42-3201 平日 9:00〜17:30(土・日曜定休)
高知県特産の黒竹を柄にあつらえた、昔ながらの伝統的な黒竹番蛇の目傘 黒竹番蛇の目傘の伝統と歴史

伝統の和傘について

和傘は竹が多用された昔ながらの生活道具のひとつです。竹虎も百年前の創業当時は和傘の材料を大量に扱っていたと言う事で傘との縁は浅からぬものがありますが 現在の生活では軽く、丈夫で機能性にも優れた洋傘が沢山あって和傘を使う事は、ほとんど無くなっているのではないでしょうか。自分は竹といえば目のないほうですし、 当時は本店でも和傘は普通に販売されていた事もあり 実は20代の頃に母のおさがりの和傘を使っていました。今にして思えば細身で比較的軽いものでしたがやはり使い勝手や携帯には決して便利が良いとはいえず常に車に積んで手ぶらの時にだけ使用していたのです。それでも少しくらいボロボロになっても醸し出す風合いが良く結局ずっと長く愛用させてもらいました。竹虎本店でも扱う事のなくなった、この和傘ですが ご縁があり今回は少し無骨な男性向きの番傘を 別誂えで見た目にもお洒落な朱胴にしそして、特産の黒竹を柄に使い特別に製作していただく事になったのです。

黒竹番蛇の目傘の蛇の目模様と番傘との違い

蛇の目模様の番傘

傘の白抜き模様の輪が蛇の目のように見えることから「蛇の目」と呼ばれます。さて、蛇の目傘、番傘は和傘の中でも比較的よく聞く言葉です。一体どこが違うのかと言いますと蛇の目傘は作りが繊細で番傘に比べて約200グラムほど軽量、一方番傘は持ち手も太く、どちらかと言うと男性向けの和傘と言えます。

朱色に塗りあげた黒竹番蛇の目傘のあしらい

朱胴

竹の傘骨部分の蛇の目部分を朱色に塗りあげた仕上げなので傘を広げたら白い蛇の目模様が現れ、傘を閉じると胴の一部分が朱色に見える朱胴のあしらいです。

黒竹番蛇の目傘の伝統的な竹細工 黒竹番蛇の目傘の機能性の高い48本の竹骨

竹骨48本

和傘ならではの伝統の繊細な細工は、48本の竹骨に集約されているように思います。惚れ惚れとするうつくしさからは、閉じたり開いたりする確かな機能性を感じるのです。

高知県特産の黒竹で作られた黒竹番蛇の目傘の黒竹柄の光沢と削り部分

黒竹柄と削り部分

高知県特産の黒竹を丁寧に真っ直ぐに矯め直しています。自然な竹の油で拭き上げられた渋い光沢を放ちます。和傘の構造上、黒竹柄の一部分の表皮は薄く削られています。

黒竹番蛇の目傘の傘が閉じないよう取り付けられているハジキ

ハジキ

傘が閉じないように留めているのがハジキ。黒竹番蛇の目傘には金属製のハジキが付いています。上下2カ所に上ハジキ、下ハジキと付く傘もありますが、ハジキは一カ所だけに付いています。

黒竹のこだわり

黒竹

黒竹は、細くても非常に丈夫な竹です。黒竹のツヤは、塗料ではありません。竹をバーナーであぶった時に竹からにじみでる竹の自然な油分です。この丈夫さと竹の独特のしなりを生かして竹虎では縁台や玄関すのこに使っています。表面の色は、生えてから秋頃までは緑色ですが、次第にメラニン色素が増えてきて紫黒色、又は、紫褐色に帯びてきます。青竹と比べて幹が細いのが特徴です。

黒竹と職人

伐採してきたばかりの黒竹は自然のものですから一つとしてまっすぐなものはありません。そこでまず黒竹をまっすぐに直すため「ため直し」という作業を行います。黒竹はガスバーナーで一本づつ丁寧にあぶられ、竹自身から出る油分で拭き上げると見違える様にツヤが出て美しくなります。黒々とツヤが出た黒竹は、匠の熟練の技でため直され(曲がりを専用のため木で矯正する)真っ直ぐな黒竹の製品へと生まれ変わるのです。

黒竹番蛇の目傘のカッパと言われる頭部分の布

カッパ

頭部分にはカッパと呼ばれる布が、取り付けられています。つり紐は持ち歩きの際や、ぶら下げて保管する場合に使います。

元々は実用性が第一として作られていた黒竹番蛇の目傘

黒竹柄の番傘

もともと番傘は実用性が第一で一般的に使われる普及品というイメージがあり、作り自体もどちらかと言うと粗い作りものだったようです。

  • 通常の番傘より高級感のある黒竹番蛇の目傘
  • より趣深い番傘に

    通常の番傘に黒竹の柄を取り付けていただいた試作品も素晴らしい出来映えですが、せっかく持ち手が渋い色合いになったので、もう少し高級感のある特別な番傘にしたいと思いました。

雨が恋しくなるようなこだわりの黒竹番蛇の目傘

雨が恋しくなる。

久しぶりに手にした和傘。黒竹を使い色合いも別誂えにしてもらった、こだわりの一本。見上げれば青い空…雨が恋しくなる不思議な気持ちなのです。

黒竹番蛇の目傘のサイズ

サイズ

天然素材を手作りしておりますので、形や色目、大きさが写真と若干違う場合があります。

※お手入れ方法
使用した後は黒竹持ち柄を下にして水切りをして開いて日陰干しをしてください。長期間使用されない場合には年に数回程度は開けて風をいれるのが長くお使いただくコツです。

黒竹番蛇の目傘
黒竹番蛇の目傘

【受注生産 お届けまで約2~3ヶ月】
黒竹番蛇の目傘

商品番号 ma00002
  • 送料無料
販売価格 ¥ 52,800 税込
48,000円(税抜)~
Pin it
商品説明
黒竹番蛇の目傘は高知県特産の黒竹を柄にあつらえた、昔ながらの伝統的な和傘です。48本の竹骨で丈夫に仕上げ、通常の番傘よりも200グラムほど軽い作りのため機能性にも優れています。美しい蛇の目模様に、思わず雨が恋しくなる一本です。
詳細情報

■サイズ:約直径120×長さ約75cm
■重さ:約700g
■素材:竹、黒竹、和紙
■原産国:日本製・国産

【受注生産 お届けまで約2~3ヶ月】黒竹番蛇の目傘 | 虎斑竹専門店 竹虎
5.00
2
  • 購入者
    熊本県 30代 男性
    投稿日
    前回購入した番傘がそろそろくたびれて来たので、二代目が欲しく注文しました 番傘を普段使いしている私にとっては、竹虎さんの番傘は持ち手の部分の風合いが凄く楽しく、雨が待ち遠しい感じです いつもお世話になっております。
  • 購入者
    神奈川県 60代 男性
    投稿日
    ネットで「黒竹番蛇の目傘」を一目見た時から、ずっと欲しいと思っていましたが、経済的理由で購入できませんでしたが、ついに購入できて感激です。届いたものを慎重に扱いながら、竹骨の微細な匠の技に魅せられ、案の定気に入りました。梅雨真っ只中の今、この「黒竹番蛇の目傘」を差して、古都鎌倉のアジサイ寺を散策しました。普通なら雨の日の散策は嫌ですが、「黒竹番蛇の目傘」を差していたので、傘に当たる雨音を楽しみながら、心はウキウキ、ワクワクでした。古都の雰囲気にもピッタリで、他の観光客の視線に何とも言えない一種の優越感のようなものも感じて楽しい一日でした。「黒竹番蛇の目傘」さん、ありがとうと感謝しました。

関連商品

前へ
次へ
  • 竹炭×ブラックフライデー特別SALE
  • 2025年竹虎カレンダープレゼント
  • 竹炭の洗い水ミニボトル300名様プレゼント
  • ワンジャリ 快眠の消臭竹炭枕
  • 竹炭ベッドパッド(マット)

竹虎のおすすめ商品

商品メニュー

なんでもお気軽にお問い合わせください。

 0889-42-3201(代)
平日 9:00〜17:30(土・日曜定休)