伝統の技
昔から継承されてきた竹の手仕事。その長い伝統の中で磨かれ鍛えられてきた技が光る碗かごです。工房の周りの山で手にはいりやすいのは竹細工に多用される真竹ではなく淡竹(はちく)でした。職人によっては扱いが難しいと敬遠されることもある竹を「しなりと粘りがある」と自分達にとっては手に馴染んだ竹素材だと手際よく籠を編み込んでいく姿に圧倒されます。人の暮らしの中で生まれ、鍛えられてきた籠だけが持つ強さと優しさを感じる今の日本では本当に少なくなった希有な存在なのです。
熟練の竹籠職人
今でも自ら竹林に出掛けて行き、これと決めた自分好みの竹を伐りだします。竹を割りヒゴにして編み込む技は父から受け継いだ伝統の技。ずっと昔から続けてきた生活の中の竹籠作り。使い手と直接触れ合う事で鍛えられ、磨かれてきた自信の竹編みは代々使われてきた竹包丁と共に脈々と受け継がれているのです。
淡竹(はちく)
一般的に日本で竹と言われる場合に皆様が思われる竹は、真竹、孟宗竹、そして淡竹(はちく)の三種類。その中のひとつ淡竹の表皮を活かしながら均等に綺麗な竹ひごを取り、しっかり丈夫に編み込まれています。
底編み
水切りが大きな目的である碗籠の底編みは、幅広に取った表皮部分の竹ヒゴでキッチリと編み込まれた四ツ目編み。水気に強く、重さのある食器類をしっかり支えます。
足付き
食器籠に求められるのはまず通気性です。水分がたまらないように半割した竹を足を付けて高さを保ち乾燥を早めることで竹籠自体も長くご愛用いただく事ができるのです。
縁巻きと力竹
柔らかな竹を巻き付けた巻き縁で仕上げられています。また、沢山の食器類を入れても大丈夫なように、少し厚めでしっかりとした力竹をクロスに入れています。
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淡竹碗かご、ゆとりの収納力
頼れる!たっぷり大容量に。
少し深めに編み込みました、ゆとりの収納力で更に使い勝手が良くなりました。
沢山の食器がスッキリ。
茶碗籠をお使いになる際、気がかりなのは収納力かも知れません。そこで、見た目だけでは分かりづらいので、実際にカップやソーサー、湯飲み等を入れてみました。カップとソーサーが3客、湯呑茶碗6個を入れてみましたが、まだまだ余裕の収納力です。お茶碗、盛り皿などの食器類、カトラリーや竹箸なども片づけられそうなのです。
竹碗かごのある家~食器の水切り、収納かごとしての魅力~ >>>
サイズ
天然素材を手作りしておりますので、形や色目、大きさが写真と若干違う場合があります。
※ご注意ください
茶碗籠の足の角部分の竹ヒゴが割れている場合がございます。ケガをしないように削るなどの処理をしておりますが、ご使用の際にはご注意ください。また、自然素材のためキズやシミ等がある場合がございます。ご使用には差し支えございませんので何卒宜しくお願いします。
※お手入れ方法
お手入れはサッと手早く水洗いして完全に水分をふき取ったあと直射日光をさけて風通しのよい場所で十二分に乾燥させてください。浸け置き洗いや食器洗い機などのご使用は絶対にお避けくださいませ。
※保管方法
保管の際には直射日光を避け、風通しの良い場所でお願いいたします。ビニール袋など通気性の悪いものにいれての保管はカビの原因となりますのでご注意ください。
※細い竹の毛羽立ちが出ている場合がございますのでお取り扱いにはご注意ください。