古くて新しい素朴な手提げ籠

白あけびの手提げ籠は、昔からあるものの数が少なくあまり見る機会がない籠のひとつです。熟練の職人が丁寧に編み上げた素朴さと、ひとつづつ違う表情、軽やかさが魅力です。

白あけび

アケビ蔓は9月中旬から10月下旬にかけて職人が山に分け入り採取してきます。通常見かけるアケビ蔓は濃い茶色をしていますが白あけびの蔓は全く違うナチュラルな白色をしています。

あけびの蔓の加工

これは新しい技法ではなく昔から代々受け継がれて来た加工法で、あけびの蔓を一日かけて煮込んでいます。それから蔓の表皮を一本づつ剥いだ後に米のとぎ汁に3日間浸けるという手間をかけた材料なのです。

白っぽい蔓には細かい繊維があって一見すると籐素材のようにも見えますが、海外から輸入される籐とは微妙に違い日本の風土の中で育った自然素材ならではの質感です。

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• 経年変色200年

  白あけびこだし編み手提げ籠バッグの大きな魅力の一つが経年変色です。画像にあるあけび籠は何と編まれてから大切に使われてきた200年前のものだと言います。長くご愛用いただく事によって段々と深まる色合いをお楽しみください。

持ち手部分

持ち手部分は素朴な巻き手、手にした時に天然素材ならではのぬくもりが伝わってくるようです。

縁と底部分

口部分は「あやぶち」とよばれる技法で作られます。また、底は丸蔓で均等に編まれています。

• ずっと憧れていた白あけび

  今まで、かごやざるにまつわる本を読んだり、お店でも、ごくごくまれに入荷された白いあけびの手提げの実物を見たことがあります。それでずっと憧れていました。
  
  白あけびのものはなかなか入荷しないということをわかっていながら、どうしても手に入れたくて...。それだけにとてもとても嬉しかったです（^-^）！
  
  あけびというとぱっと思い浮かぶのは青森県ですが、白いあけびは秋田県でしょうか。いずれにしても本当に軽やかで（実際とても軽いですね）涼しげで、どこか洗練されているような感じも受けます。おつくりになった職人さんに思いを馳せて大切に使わせていただきますね。
  
  200年もたつと本当に竹虎さんのＨＰにあるように普通のあけびと同じような色に変化していくのですね。その頃は当然、私はこの世にはおりませんし（笑）まだちょっと先の話だと思いますが誰かに託しておこうと考えております。（Ｎ・Ｋ 様）

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サイズ

天然素材を手作りしておりますので、形や色目、大きさが写真と若干違う場合があります。