阪本先生が虎竹の里にやって来た
公私共にお世話になっている阪本啓一先生はじめ全国各地からの経営者の皆様、地元大学の学生さん、はるばる県外からお越し頂いたお客様まで虎竹の里に足を運んでいただきました。本当にありがとうございます!
経営コンサルティング会社、株式会社JOYWOWの創業者であり、「人として向き合う」コンサルティングを身上としている。製薬、食品、アパレル、IT、建築、証券など多彩なクライアントに支持さるマーケティング・コンサルタント。「大阪をシリコンバレーにする!」を理念に、私塾MAIDO-internationalを主宰する。主な著書は「ビジネスチャンスに気づく人の57の法則」「つまりこういうことだ!ブランドの授業」「『たった1人』を確実に振り向かせると、100万人に届く。」など、ほか多数。
TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアがインフレした現代は「おすそわけ社会」と呼ばれています。気に入ったものや満足したものはついシェアしたくなるもの。一人の感動がウェブを通じて100人に届く時代だからこそ、私たちはただ一人のインタレストを満たしていかなくてはなりません。そのたった一人を見つけるための手段のひとつに、自分や社会の不満・不便を読み取ることがあげられています。著書を読む前までは、私自身に悩みがあったとしても「こんなこと思うのは自分一人だけだろう...」
「私の個人的な考えだから意味がない」と不満・不便の声を押し殺すことも多々ありました。けれどそうじゃない。一人に響けば100人に届くように、一人の悩みは100人が抱えている問題かもしれません。大切なことは小さな悩みも気づきとして声を大にすること、そしてそれを誰かに教えたくなるような解決法と一緒に発信していくことだと感じました。竹虎の商材でも購入したは良いが、他に面白い使い道は何かないだろうか...と悩む竹細工が少しあるのです。そんな些細なことも解決案とあわせて、スタッフブログなどでどんどん伝えていくようにします。 私の友人の話ですが、ある有名な化粧品会社にスキンケアについて問合せメールをだしたそうです。肌の悩みを改善したくて今までの肌トラブルや自分の肌質、今までの肌ケア方法など数十行も書いて送ったメールに対し返ってきたのは、問合せへのお礼とおすすめ商品へのリンクのみの、まるで定型文だとわかるものだったとのことです。もちろん、友人はそのお店で商品は購入していません。その店舗の対応は「たった一人の力」を阪本先生に教えてもらうまでは、至って普通だと考えていました。確かに店舗からみれば何百といるうちの一人のお客様かもしれません。けれどお客様からすれば1対1の関係なのです。1/100のお客様ではなく1/1のお客様が100人いる、だから一人一人のお客様を大事にしていかなければならないのだと痛感しました。 私も竹虎の業務の中で、お客様にメッセージを届ける場面がいくつかあります。たった一人に心に響くために私ができること、考えてみました。来年2014年に、竹虎は創業120周年の節目を迎えます。それはここまで支えてくれたお客様のおかげです。なので、竹虎を祝ってくれるお客様ひとりひとりの誕生月、かなうなら誕生日に感謝メールを送るのはいかがでしょうか。私は阪本先生のe-mailをMe-mail化するという考えがとても大好きです。今後は「目の前のあなたともっと話しがしたい!」「あなただけに!」そんな思いが伝わるイベントや企画を提案していくこと、そして他サイトのそんな企画にも積極的に参加していきます。 |
阪本啓一先生著書への竹虎スタッフ感想文はこちら >>>
山に入る前に魔法の虫除けスプレー、竹酢液を振りかけます。藪蚊の多い竹林も竹酢液があれば安心です。半袖の方が多い今日はいつもより念入りにスプレーを...。さぁ、準備が整ったら日本唯一の竹林見学がスタートです!
しばらくすると竹の葉ずれに紛れて、サラサラと聞こえてくる涼しげな音。安和の空気をたっぷり含んだ雨水が、小川となって虎竹の山々を潤しています。そして竹林見学一行の行く手を阻んでいます。
「ここを渡りますぞね、足が滑るき気をつけとうせよ!」
「いやぁ、冷たい!ちょっと竹虎四代目、こんなのあるなんて聞いてないで!」
大人なら十数歩で渡れそうな小さな水辺ですが、油断は禁物です。まさか川越えがあるなど聞いていなかった方々から、驚きと笑いの声があがります。竹虎四代目の少しだけお茶目なサプライズ、皆様お楽しみいただけたでしょうか。
日本唯一の竹林の前に、今日は特別に少し寄り道をさせて頂きました。虎竹の里では虎竹以外にもごくわずかに孟宗竹が群生しています。実はここは、あの「ザ!鉄腕!DASH!!」の撮影でTOKIOの長瀬さんと松岡さんたちが訪れた、とっておきの場所。日本全国の竹屋が断ったと言う超巨大な竹の水鉄砲作りに挑戦した、竹虎の負けず魂が息ずく森なのです。
虎竹の里の「ザ!鉄腕!DASH!!」な一日はこちら >>>
その名の通りTOKIOの長瀬さんが伐採した、全長20メートルもあった孟宗竹の伐り株なんです。かってない竹の可能性に挑んだことを証明するこのシンボルは、竹株ですら誇らしげな表情をしているように見えます。
さて、TOKIOの森を後にして、今度目指すはいよいよ日本唯一の虎竹の林。アスファルトやウッドチップで舗装されたのではない、天然の山道。こんな細い道ではありますが、今でも竹が運び出される職人の道であり、生活の道でもあるのです。伐採されている虎斑竹、積もった竹葉溢れる竹の道を、一歩一歩ギュッと踏みしめてください。
虎竹が一面にひろがる竹林にやってきました。虎竹と言っても山にある時から虎の模様が浮かび上がっている訳ではありません。ご存じない方が見られたら普通の竹となんら変わらないと見過ごしてしまうかも知れません。
小鳥さえずりの聞こえる竹林は空気が違います。
「気持ちいいねぇ...」
ご参加いただいた方から思わず声が聞こえます。サラサラと竹の葉が今日の見学者の皆様を歓迎してくれるような気がするのです。
竹虎四代目が指差すのは、自分たちが歩いてきた竹の道。この道は初代、宇三郎が歩いてきた道でもあります。今ここで、踏みしめてきた山道の感触を思い出してみてください。自分たちは宇三郎と同じ道を辿ってきたのです。同じ足跡を重ねてきたのです。この道こそ、竹虎の出発地点。
100年続いてきた竹虎の竹の営みを、これからの100年にどう繋げていくか。自分たちが、まさにこの虎竹達に問われている大きな使命です。
竹林を堪能した後に、竹虎四代目が是非連れて来たかった場所が竹虎工場です。日本唯一の虎斑竹に白竹、黒竹...製竹された、ありとあらゆる竹が竹虎工場には眼前に広がります。その高さは約4メートル、時には約7メートルほどにも。山々に萌える自然な緑が、きりっと美しい姿と色を帯びていく姿はまさに圧巻です。もちろん、工場奥ではその製竹作業の様子もご見学いただきます。工場いっぱいに漂う竹ならではの甘い香り、虎模様が鮮やかに浮かび上がる虎斑竹の油抜きの瞬間、そして暑さをものともしない竹職人の真剣な表情と技。この景色も、虎竹の里でしか感じることが出来ないものなのです。
竹虎工場では虎斑竹の矯め直しや製竹作業以外にも、熟練の竹職人たちが黙々と全国へお届する竹細工を製作しています。その一つに堂々とした竹の袖垣たちがあるのです。玉袖垣の曲線美を描くカーブは竹一本で組んでいるようにも見えますが、実はそうではありません。中の孟宗竹の芯を細く割った虎竹や白竹で巻きつけて仕上げられています。竹ひしぎや、竹枝、四万十カズラ、そして専用の竹釘で固定したりと、それぞれの部材や見えない箇所にこそ職人の魂が込められているのです。袖垣ひとつ取りましても、見れば見るほど、知れば知るほど、奥深い竹の世界を知って頂きたいと思っています。
ここで予想だにしない嬉しいハプニングが!なんと遠く沖縄の新垣さんがわざわざお越し頂いたのです。始めてお会いさせてもらったのは、もう8年前の事、久しぶりの嬉しい再会です。
日本唯一の竹林に竹虎工場ときたら、竹細工賑わう竹虎店舗も欠かせません。竹虎で生まれ変わった竹細工たちを通して伐採から矯め直し、製竹、製品加工されていく一本の虎斑竹の物語が、皆様の胸に思い浮かんだことではないでしょうか。実店舗には、ここに来ないとご覧頂く事のできない沢山の逸品中の逸品の竹細工もあるのです。
慣れない山道や熱気を帯びる竹虎工場見学で、皆様もそろそろ喉も乾いている筈...。すかさず美味しい冷茶ととびきりの笑顔で、竹虎スタッフが心からお出迎します。
「遠路はるばる遊びに来て下さり、本当にありがとうございます!」
虎斑竹はじめ竹は一本一本に個性が溢れています。だから是非、自分の手に取ってお気に入りの竹細工を見つけてあげてください。皆様の大切な人やあなた自身の役にたてることを、竹細工たちはいまかいまかと待っています。
店舗内で竹虎四代目のそっくりさんを発見!?堂々とした仁王立ちが似合う彼は竹虎四代目くんです。本物の竹虎四代目は、店舗にいない事も多いのです...そこで、そんな時は竹虎四代目くんが皆様をお出迎えします。もちろん、ツーショットも快く受け付けてくれる男前。本人がいるにもかかわらず、憧れの先生方にどんどん写真を頼まれる竹虎四代目くんに、本物の竹虎四代目が少しジェラシーを感じてしまったのはここだけの秘密です。
竹虎四代目くんとのツーショットは、誰もが驚く瓜二つぶり。是非、インターネット・コミュニケーションツールで公開してみてください。笑顔の大反響が起こること間違いなしです。
熱血!竹虎四代目と行く日本唯一の竹林見学の最後は、全員が揃って笑顔の一枚をパシャリ。皆様との出会いが嬉しすぎて、一枚と言わず、何枚もパシャリパシャリ!(阪本先生をはじめ、皆様お付き合いいただきありがとうございます。)またひとつ、竹虎四代目の宝物が増えた瞬間でした。
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