しずおか竹サミット2012
竹資源の保全と、竹活用への新たな挑戦という命題で2012年2月15日、ふじのくに里山コミッションさん主催(しずかお里山創生ネットワーク事務局)、静岡県、静岡県緑化推進協会さん共催の、しずおか竹サミット2012がコンベンションセンター「グランシップ」で開催されました。 竹に関心を寄せる方は多いという事を日頃感じてはいますが、当日の会場は立ち見の方もでるほどの大盛況。竹虎も1985年から「21世紀は竹の時代」と言い続けてきましたが、まさにそんな時代感をヒシヒシと感じた一日となりました。 |
そもそも静岡県は昔から竹どころと知られ、良質の竹材も多く千筋細工など優れた竹製品も多く製造されてきた土地柄です。美しい富士山の見えるこの地で、このようなサミットが開催される意味合いは深いと思うのです。 |
会場には地元の竹千筋細工の他、竹炭濾過の日本酒や竹集成材で製作されたスキューバダイビングのフィン(足ひれ)、竹人形、竹和紙など面白い作品が並んでいます。 中でも竹集成材は非常に薄く加工され柔軟性と強さを併せ持つ工夫が試作されていて、この竹集成材で作った飛行機が毎年琵琶湖で行われる鳥人間コンテストで優勝した事もあるそうです。 | |
静岡県伝統の竹千筋細工を活かしたマネキン人形はオブジェとしても使えそうな完成度。 | 竹集成材を薄くしなやかに加工できる技術で様々な製品への活用ができそうです。 |
竹炭濾過で美味しいお酒づくりをされる酒造メーカーさんから日本酒が出展されています。 | イキイキとした表情の竹の手長海老 | まるで太鼓の音が聞こえてきそうな竹人形たち。 |
もちろん、竹虎も日本唯一の虎竹で作られた竹細工を数点展示させてもらっています。室内で使う竹製品や竹皮草履には沢山のお客様が興味深く見入っていただいてました。
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「里山環境をいかに守り、育てるか~多様な主体による森づくり」をテーマにした第一部の基調講演はC.W.ニコル氏。「里山保全と日本の未来」と題したお話でC.W.ニコルアファンの森財団を設立するまでの話や現在の森との付き合い方を聴かせていただき本当に感激しました。 第一部パネルディスカッションでは小嶋睦雄氏(静岡大学名誉教授)、重岡廣男氏(谷津山再生協議会総括代表)、出羽仁氏(本田技研工業株式会社 社会活動推進室長)などを交え人と森、自然との共生を考えさせられる貴重な時間でした。 |
朝、到着した会場の外に積まれていた孟宗竹が、お昼休みにはバンブージムとして組み上げられていました! |
昼食会場には広いスペースがあって何と地元孟宗竹を使ったバンブージムが組み上げられ沢山の子供達がワイワイ遊んでいます。その横ではパンブーダンス、竹の乾いた心地よいリズミカルな音と歓声にいやがおうにもテンションはヒートアップ!竹は人の心を明るく元気にしてくれるのです。 |
食事を終えて少し離れたブースに行きますと、ええっ!?これは何?実は竹でこしらえたメンコとの事。竹を割って少し身の部分を少し削っただけの素朴なものですが子供達が思い思いの絵柄を描きの楽しくメンコする姿はまるで自分たちの子供の頃を思い出す懐かしい光景です。 |
そしてさらに、昔懐かしい竹の玩具...?思わず聞きました「これは一体なんながですか?」自分も色々な竹玩具を見てきたつもりなのですが知らないことばかりと教えてもらいました。こんな竹玩具もあったのです。丸竹でギザギザの部分を擦ると震動でプロペラが回る!回る!本当に素晴らしい、竹のオモチャは童心にかえることのできるタイムマシンです。 |
日頃は近江八幡の古い町並みを走っていると言う竹で出来た竹力車も参加されていました。本体も竹、車輪の中まで竹、竹にこだわった竹力車の乗り心地は快適です。意外とスピードもでるのでこれで観光地を回らせてもらえると最高の思い出になるのではないでしょうか。 |
さて、午後は第二部となっており「竹活用はここまで来た!~全国の先端事例紹介」の中で自分も少しお話させていただく時間を頂いておりました。横越英彦氏(静岡県立大学 食品栄養学部教授)、佐藤研一氏(福岡大学工学部社会デザイン工学科教授)、八幡酒蔵工房さん、に続いて日本唯一の虎竹の事と自分たちの竹への取り組み説明させていただきます。 満席の会場の皆様一人一人が、竹を愛し、これからの竹を思う同志のように思いますと、つい力が入り時間を超過してご迷惑をおかけしましたが、このような機会をいただき本当に感謝しています。 |
つづくトークセッションでは「商品」×「デザイン」×「竹」という事で辻晶氏(株式会社テクノート代表取締役)、保科康浩氏(静岡デザイン専門学校)、小沼勝也氏(同校)と竹の商品開発、デザインについて自分たちなりの竹を参加の方と語り合わてせいただきました。今までにあまりない事で自分自身とても新鮮で勉強になる時間でした。 |
懇親会は徳川慶喜公がおられたと言う「浮月楼」。竹の造形がお出迎えいただくお店で竹を語りあえる最高の機会をいただきました。 |
暮らす土地も年齢も又それぞれの立場や仕事も違うものの日本の竹と関わり、竹の明日を思う志はひとつです。このしずおか竹サミットの思いを、人のつながりを全国に広げたい、そうです、竹が地下茎で沢山の仲間とつながっているように。「答え」=「竹」+「合」。答えは竹が知っているような気がするのです。 |
竹布開発者の相田さんもパネラーとして参加されていました。
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- 虎竹角漆箸
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- 虎竹の里 竹炭大粒豆