虎竹のある暮らし
 0889-42-3201 平日 9:00〜17:30(土・日曜定休)

竹虎2015(新春インタビュー)






山岸:今日は横田相談役に色々お伺いしたいと思いよりますので、どうぞ宜しくお願いします!実は僕は横田相談役のご講演をなんと今までに3回も聞いちゅうがですよ!

横田:ええ、そうなの?
山岸:そうながです、もうそのたびに鬼の話を聞いて感動して感動して…このお話はご自分で考えられたんですか?
横田:あれは昔からある話なんだけど、あまりスタンダードになってないね。

山岸:いつか、この鬼の話しを紹介できる機会がないかと思いよったがです。
横田:ははは、そうですか。

山岸:今朝もご講演されていたがですよね?一体どちらで?
横田:桂浜荘です。熱心な方々が14~5人ほど集まって合宿してるんですよ。メンバーは県内外問わず。夜は遅くまで話して呑んで、そんな合宿です。

山岸:僕達e商人養成塾がやりゆう9月合宿と似てますねえ~!

山岸:横田相談役は、もう呼ばれたら全国どこにでもご講演に行かれるんですか?

横田:どんな所でもお話しますよ。年間セミナーやグループなんかで70回、県外は40数回ほどかな?
山岸:さすが精力的にやられよりますねえ!




山岸:実は僕は横田相談役の講演の時、あまりにも近くで話を聞きたくて舞台のそでに上げさせてもらったことがあるがです。その時、ちょうど一番前の席が空いちょりませんで…けんど、どうしても一番前で聞きたくって。舞台まであがってすぐ横の袖でお話を聞かせてもらいました!

横田:本当!?

山岸:これは別の方に教えて頂いた事でもあるがですけんど、一番前で聴くのと、一番後ろで聴くのとは10倍違うそうながです。そう聴いてから、ずっと実践しゆうがです。社員にも「話は一番前で聞かんとイカン!」って言い聞かせちょります。


ネッツトヨタ南国スタッフさん:あの~ネタバレにならない程度に本日のことを、弊社のHPに載せても良いですか?
山岸:全然エイですよ~…って、ええ!?載せていただけるんですか!?嬉しいちや!
横田:ネタバレはしませんから(^^)
山岸:ネッツトヨタ南国さんに載せていただけるなんて…ほいたらちょっとツーショットを撮らさせていただいても!?
横田:どうぞどうぞ♪
山岸:いやあ、僕がずっと昔から憧れちゅう方と写真がとれるなんて…はいチーズ!今度はポーズを変えてっと…はいもう一枚!!

横田:そういえば、こんな衣装どこで買ったんですか?
山岸:インターネットです。
横田:こんなの売ってるんですね~、まさかその姿でここまで運転してきたんですか?
山岸:はい、運転してきました!!
横田:それはそれは、対向車の方はビックリしたでしょうね…








横田:その姿は年賀状のためですよね。どれくらい出されるんですか?
山岸:だいたい3500枚ほど出してます。
横田:まるで有名人のような枚数ですね!
山岸:そんな大層なものではないがです。自分は県外から来られちゅう生徒の多い明徳中学高校卒業です。そして大学を卒業する時にも仲間が全国へバラバラに離れるじゃないですか、そこで県外にいる友人達に一年に一度、一枚の写真にその一年の事、あるいは次の一年の事を自分なりに報告をしようと思ったのがきっかけながですよ。

横田:なるほど…じゃあその3000名の凄い方に私を紹介していただけるんですね(笑)
山岸:いえいえ!横田さんは、こじゃんと有名ですので、すでに経営者の方は皆さんご存知です!!ご講演や研修などの依頼も多いと聞いちょりますが。

横田:きっかけは2002年に日本経営品質賞(中小規模部門)を受賞したことです。2~3年は各地へ呼ばれたけど、数年後には減ってくるかと思ってたら、学びを感じてくれることがあったのか減るどころか、どんどん呼んでもらえて…。
山岸:高知にあって全国から注目されるような凄い会社は聞かないですからね。
横田:四国で受賞したのはウチだけです。2002年の時は、大阪より西側での受賞は無かったんです。




山岸:僕は中学校の時から、ずっとヨサコイ祭りをやっていて社会人になってからも大学のチームでやりよりました。もう15年くらいずっと離れちょりますが、ある日ネッツトヨタ南国さんに立ち寄った時の事ながです。そしたらキャビンアテンダントさんみたいな、こじゃんと綺麗な方は話しかけて来てくれたがです。「山岸さん、お久しぶりです!」って。まっこと全然見覚えなくって誰やろう思いよったら、なんと当時のヨサコイに参加されていた方やった!本当に見違えて別人でした。

横田:そんなこともあるんですねえ。
山岸:ネッツトヨタ南国さんから「優秀な人は採用しない。1~2番目に優秀な人は地元の会社に行ってもらって、下にお人を引っ張る会社にする」っていうお話を聞いたがですよ。

横田:そうしたいと思ってるだけで、まだまだですけどね(^^)
山岸:「あの人がこんなに美しいたたずまいの方に成るのか~」って驚きました。さすがネッツトヨタ南国さんです。









山岸:ネッツトヨタ南国さんは業績も年々伸びちょりますよね。
横田:いや、業績は全国1位ではないんです。でも顧客満足度はトヨタの販売店300店の中でずっと1位。12年間ずっと1位をキープしています。

山岸:僕も車をコチラで買わさせて頂きゆうがですけど、実は忙しい事もありあまり車の説明は受けちょりません。まあ、担当の下村さんから買うなら間違いないと思って…(笑)余所にはない、ネッツトヨタ南国さんにある車が欲しいと思ったがです。

横田:ネッツトヨタ南国は、モノを売る会社じゃないからね。もっと別のモノを売る会社が作りたい。
山岸:何を売りゆうがです?
横田:会社の…ネッツトヨタ南国が持っている夢、かな?一言で言うと夢を売っているし、車じゃなくて下村幸一を売っているこの会社の物語、金棒ではなく鬼の大きい人間を作ろうとしているという物語を売っています。
山岸:凄いです。
横田:車が売れるというよりも、この話を聞いた人が「ここで買おうかな?」ってなる。それは物語が売れたことになりますよね、そういう話です。




山岸:車の販売会社は、社員さんの定着率が良くないと聞きますが…。
横田:あまり良くないですよ。ウチはまだ良い方だけど業界としては決して良くない。
山岸:それを変えるために人の教育にご熱心になられたがですか?

横田:社員が辞めない会社を作ろうというのは目標でしかないからね。目標よりも目的の方が大事です。目的は、社会貢献。
山岸:社会貢献ですろうか?

横田:社会貢献の中にある、一番身近な社会とは何かと言うと実は「社員」なんですよ。普通はね、お客様やビジネスパートナーや社員の後に「社会」がきます。私はね会社も社会の一員、なら社員も社会の一員と思っているんです。

横田:社会貢献活動と言うと、自社のイメージアップのために社会貢献をアピールするじゃないですか。だから利益が出たら何らかの形で社会に還元するのが一般的ですけど、それは自分たちとお客様とビジネスパートナーを除くものなんですよね。 私はココを切り離すべきではないと思うんです。だって自分たちがいるから社会があるんですから。社会の中で一番身近なのは社員、だから社会の中の社員に貢献する。社会の中のお客様に貢献、社会の中のビジネスパートナーに対する貢献なんです。



山岸:社員に対する貢献は、どんなことを??

横田:社員を幸せにすれば良いです。社会を良くすることと、社員を幸せにすることは一緒なんです。社会の中の一番身近なところに社員がいるのだから。社会を良くしようと思ったら、まず一番先に身近な社員に貢献しないと。世の中は社員が犠牲になって貢献しがちですよ。「ワーク=ライフ、ライフ=ワーク」。一体としてみなすべきだと私は思う。

横田:少し深く考えたら誰もが気づくことじゃない?社会貢献は社員貢献。企業の存在価値を一言で言うと「社会貢献」になるよね。社会の一番身近にいるのが社員、次がビジネスパートナーで、3番目にお客様と。

山岸:社員、ビジネスパートナー、お客様の順に幸せですか!?まずはお客様がきそうですが…。
横田:いくらお客様が幸せでも、社員が幸せじゃなかったら意味がないですよ。たぶん私の考え方は、もの凄い常識なんです。でも多くの人が気付いてないだけ、全然特殊じゃないんです。
山岸:特殊じゃないけれど、中々出来ないことばかりじゃないですか。
横田:出来ないんじゃなくて、やってないだけかな。どうやったら良いかを考えないから、やらないだけなんですよ。








山岸:横田さんは、どんな所を目指されゆうがですろうか?
横田:良い会社。
山岸:何かいつも変えなさいって言われているじゃないですか。経営なんかもとにかく変えろって。それでエイ会社っていうのは…これから目指すエイ会社っていうのはどういう…?

横田:エイ会社っていうのは目指すべき方向なので方向は変わりません。永遠とまっすぐ行ってるだけ。
山岸:どういう方向ながですか?
横田:エイ方向!
山岸:…横田さんの考えられるエイ会社ってのはどんな会社なんですか?
横田:凄くエイ会社、凄く凄くエイ会社!
山岸・横田:あははははははは(笑)

横田:まず社員ひとりひとり全員が日本一幸せな会社。
山岸:社員が日本一幸せですか。
横田:全員というのがひとつの大きなハードルですし、日本一というのも大きなハードルです。だから100年そこらじゃ到達はしないでしょう。だからひとつ、そっちの方向を向いて進めたら良いなかって。
山岸:凄いです。「社員ひとりひとり全員が日本一幸せな会社になる」ですか。遥か彼方…考えたこともなかったです。




山岸:横田相談役の社員は幸せですね~!
横田:そりゃそれを目指してますから!仕事中は社員が幸せなら、それで良いんです。それ以外は知りません。

山岸:仕事中だけ?
横田:仕事中の幸せと言うのは「やりがい」なんです。やりがいとは何だと言うと、人によって色々ありますし差もありますが、一言で言ったら「幸せなのはやりがいを感じること」。



横田:社員は家族じゃありません。家族なら、いざという時も一緒に連れていきますよね?でも会社がいよいよになったら、やっぱり社員は切り捨ててしまう。そんな甘い優しさは会社にはいりません。…そうなんですが、ウチの社員は忘年会や社員旅行に家族を連れてきたがるんです。社員は家族だと言っている会社は、家族を無理やり連れてくるでしょう?そうじゃないんです。家族じゃないけど、社員が別の社員の子供の面倒を見たりとか…いつの間にか家族のようになっている。

山岸:そういう経営者が増えると良いですね。
横田:そういう考え方ばかりの人になると、日本の中小企業は大きく変わるでしょうね。

横田:ここには幸せはあるけれど、満足はあまりないんです。幸せと満足は、全く別のモノですから。満足だと幸せ、幸せだと満足、何だかゴチャゴチャにしがちですけどね。例えば、旨いモノや好きな酒をガブガブ飲んで、怠惰な生活を送れたら大満足ですよね?でも体を壊して不幸せになれば、満足はなくなります。満足ってね、追い求めると幸せが遠ざかっていくんです。幸せがどんどん遠ざかっていって、最後には満足もなくなるんです。そういうメカニズムになってるんですよ。だから幸せを追及すれば良い。幸せを追及すれば、幸せって割と簡単に手に入るんです。朝起きて「良い朝だな~」って叫んだら、もう幸せになる。幸せになる手段はいくつもありますよ。仕事中に幸せを実感している集団は、仕事が面白いから一生懸命働くし自分を高める工夫をします。そうするとその集団は業績があがる、業績があがると給料も賞与も沢山もらえる、休みも増える。あまり残業しなくてよくなる、そういうのは満足要因です。ネッツトヨタ南国にはまだまだ満足要因は足りないけれど、幸せ要因はあります。

山岸:幸せの後から満足がついてくるってことながですね。
横田:働く人の幸せはやりがい。人がどんな時にやりがいを感じるかと言うのはいくつかあるけれど、ソレを良い方向に変えていくようにしてやれば良いんです。







横田:(竹虎スタッフに向かって)会社、毎日面白いでしょう?社長がまず面白いですもんね。

山岸:そんなことないです!!(笑)ネッツトヨタ南国さんのように面白くしたいんですが中々…やっぱり社長の力以上に、会社は伸びないと言われちょりますので…僕は社長の器では無いがですよ。

横田:私も「社長を越える会社はできない」って、この会社を始める前に知ってたんですよ。出来ないとしたら自分がただの社長のままの会社では限界がある、それじゃ面白くないって。そんなの世の中の常識ですよ、常識通りだと面白くないから破るんですよ。非常識ですね。「この人は変わってる、変わり者だ」って言われるんです。そうやって考えた結果、俗に言うリーダーシップをとらなければ良いって答えになりました。リーダーシップをとってしまうと頂点に落ちてしまう。自分で考えて、自分の考えで一番大事な所をああしろこうしろって言ってしまうと自分を頂点にした会社ができてしまう。だから自分は横にいようと考えたんです、上ではなく横にいればいいと。社員に「どうしたいの」って聞いて「じゃあそれで行こうよ」って。

山岸:それであの大原光秦さんのような凄い方がいらっしゃるようになったがですね!
横田:そういうこと(^^)
山岸:自由にあなたのやり方でやりなさいって言ったら、大原さんのような方ができた?
横田:簡単に言えばそういうことです。こういう会社じゃないと、ああいうのは出てこないと思う。




山岸:僕も一生懸命はやりよりますが経営は、それでも難しいんですよね…。
横田:思うようになったら経営は醍醐味がない、思うようにならないから面白い!

山岸:社員の手前、聞きにくいがですが僕は採用でも人を見る目がないと言いますか…。
横田:見る目がないなら、山岸さんが選ばなかったら良いんです。社員に社員を選ばせてください。社長ってのは見る目がないんです、人を見るために社長になった訳じゃないんですから。 山岸:ハッ!それは確かに!


横田:人を見る時は、年齢が近い方が正しく見えるんです、遠いと見えません。上から下を見るのも正しく見えません。 「上司、部下を知るのに3年。部下、上司を知るのに3日で知る」。下から上は見やすいけれど、上から下は見えくいんですよ。だから組織の上にいる人が社員を選んでは駄目。2~3年ほど会社にいる社員が選んだ方が良いですよ。

山岸:なるほど、良い考えですね!!
横田:その方が性格も合います。採用は経営者の仕事なので、それを担う一社員も経営者の様になります。
山岸:全社員が経営者のようになると良いですよね。

横田:自分が選んだ社員だから自分も一生懸命、面倒をみるようになるんですよ。辞めたら自分の責任だから(笑)
山岸:良い事づくめですね。

横田:若手社員や一般社員に会わせると、会社の姿が見えるんです。それなら相手はこの会社に会うか否かを自己判断します。社長は世間話をしながら一緒に食事するだけ。こんな会社にしたい…そんな夢を語るくらい。それ以上はあんまりしないんです。




山岸:お休みって何されてます?
横田:休日は子供っぽい遊びを少し…あ、写真見ます??
山岸:おお!ラジコン!本格的ですねえ!よく仁淀川の河口のとこで飛ばしよりますね。

横田:ジェット機なんですよ、ジェット機なんですがモーターでタービンをまわして飛ぶがです。今は本物のジェットエンジンのやつもありますよ、実物のジェット機と同じような音がします。コッチの写真はヘリコプターです。
山岸:ヘリコプターは操作が難しいと言いますよね。僕はプロペラがついたモノしか見たことなかったのでジェットは初めて見ました。


横田:ジェットも電池とモーターで飛ぶんですよ。音もなかなか本物に近くって、キーンと音がする。最近は電池が凄く高性能になって、昔の電池の4倍くらいパワーがあるんです。
山岸:結構、高価なんじゃ?
横田:これは実は発泡スチロールで出来ていて精密に出来てるんですけど意外と安いんですよ。



山岸:ラジコンをやり始めて何年ほどに?

横田:二十歳くらいから。昔はスタント機やってました。スタント機は空に自由にフィアーを描くんです。フィギアスケートと同じ、まっすぐ進むかと思ったらUターンして回転したり…空に自由に絵を描くんです。
山岸:そんな前からですか!確か昔、コーラの当選でもらえる、紐のついたところを回すラジコンが…。
横田:ユーコンですね。今は技術がもの凄い進んで、機材も安くなってますから。見えない所まで飛んでいって、PCで設定したその通りに飛んでいくんですよ。操作がいらないんです、例えば火山の火口の撮影とか…。

山岸:面白そうですね~。休みの過ごし方で、その人の価値がはかれたりしますよね。
横田:そうかなあ?でも休日の過ごし方で「この人は凄いかも!?」って思ったりはしますね。茶道とか高尚なやつ、まあ一概には言えませんが(^^)








横田:あ、あの人たち県外からきた人です。皆さ~ん!大きな金棒を持った、大きな鬼さんですよ~!
(一同、大笑い)
山岸:県外の視察の方か、何かですか?
横田:今朝の勉強会の4人です。大阪の人達ですけど、今日うちで車買うそうです。 山岸:ええっ!?県外の方が買うんですか…普通はありえないですよね?県外で買うと色々不便じゃないですか。大阪でも同じ車を売りゆう販売店が、近くに沢山あるろうに。

横田:ウチで車を買うために千葉から飛行機で来られる方もいました。そして、1ヶ月点検の時に12~3時間かけて千葉から運転して来るんです。
山岸:普通は絶対にないでしょうね~。


横田:ネッツトヨタ南国のファンになってるんです。その方は12ヶ月点検でも、ちょっとした板金塗装でも車を持ってきました。それで飛行機に乗って千葉へ帰るんです。1週間後に点検が終わったら、また飛行機に乗ってココまで来て、その車に乗って12~3時間かけて千葉に帰っていきましたよ。



山岸:凄い話ですね…。
横田:その方は変わってますけどね、普通はいません。ネッツトヨタ南国で車を買ってもメンテナンスは余所ですよ、普通は。
山岸:変わってますね。県外からわざわざ車を買うらあとは初めて聞いたがです。












横田:そうそう!ネッツトヨタ南国ファンの方が転勤する時にもね、ウチで車を買ってから転勤していったんです。
山岸:やっぱりコチラで買いたいってことですよね。車自体は何処でも売りよりますから。
横田:そう、だからモノを売るんじゃないんです。別のモノを売ると言う考えが大事。そういうことを分かりやすく書いた本がありまして「物を売るバカ 売れない時代の新しい商品の売り方」。
山岸:僕もモノではなくて竹虎の伝統とか四代続く歴史とかを買うて頂きゆう思う時があるがです。


横田:名刺に24時間体制と書いてますが何をやっているの?
山岸:それは…成功される方が皆やっていると教えて頂いて、真似して書きました!そうやって書いちょっても誰も夜中の2時に仕事を持ってこないから、書くだけ書けと。自分の携帯電話の番号も、絶対書いちょかなイカンって。
横田:そこまでしますか

山岸:竹を皆様に忘れられかけてしもうて竹虎は経営がこじゃんと苦しゅうて半分以上倒産しかけちょったがです。今でもそうですが、ボクは田舎者で頭も悪いし、自分で考えてもエイ事はありません。教わった事はまず、何でもやってみようと思いゆうがです。



横田:ところで、虎斑竹ってそんなに有名なんですか?
山岸:え!虎斑竹をご存知ない!?
横田:聞いたこともない(笑)

山岸:イギリスのBB放送が取材にきて、ユニクロともコラボしたがです!この虎模様の竹を見かけたら全国どこであったとしても虎竹の里の竹です!1.5キロ間口の谷間でしか育たないがです!山の際から頂上まであるがですけど、この間口の内側にしか生えなくて久礼の方や須崎の方まで峠を越したらもう生えてない!そんな不思議な竹ながです。土佐虎斑竹という命名の父が世界的植物学者であられた牧野富太郎博士ですけんど五台山の牧野植物園には博士が土質を研究した地図があるがです、それによると安和の谷間だけ土質が違うので独特の虎模様が浮き出るのもそのせいじゃないかとも言われちょります!あとは京都大学の研究機関が2回ほど来られたがやけんどその時には土中の特別な細菌がおるき、その作用じゃないかとの事でした!

横田:へええ~!
山岸:まあ、ハッキリしたことは何ちゃあわかってません。けんど横田相談役もご存知ないとは、やっぱりPR不足やにゃあ~。この間会った高知森林組合の方も知らなくて、意外と知られてないんだな…と驚きましたちや。

横田:この虎模様は余所に植えたらどうなるの?
山岸:模模様は出ません。牧野植物園がリニューアルする時も20株ばあ植えましたけんど、しばらくしたら普通の竹に戻っちょります。
横田:ああ、やっぱりその谷独特のがあるんだねえ。




横田:facebookに今日のお話は載せるんですか。
山岸:ええ、載せれたらと思いよります。

山岸:ネッツトヨタ南国さんは企業用としてfacebookは使われよりますか?
横田:いやあ~、ないねえ。
山岸:それやったら絶対するべきやと思います、ネッツトヨタ南国さんのような会社は!
横田:そう?

山岸:絶対やるべきです。リアルのイベントもよくやられよりますろう!?ファンは沢山おられるしfacebookユーザーもおると思います。インターネットとリアルの素晴らしい相乗効果が期待できると思うがです。

横田:やり方を勉強します、わからんかったら聞きますね。



山岸:けんど横田相談役がもし情報発信されたら、沢山の人が反応してもの凄い良いツールになるがじゃないですろうか。講演もそうですけんどファンの方は必ず見よります。ネッツトヨタ南国さんのページを作れば、コチラでしか出来ない活用の仕方が広がると思うちょります。
横田:車の販売活動にも使えそう…あ、それよりイベントの案内に使いたいなあ。

山岸:こじゃんと使えると思います!インターネットはもう何年も前にパソコンから飛び出しちょります。人そのものと言うても構わんと思います、人間力のツールですきにネッツトヨタ南国さんにはピッタリです。ほいたら横田相談役、今日は、まっことありがとうございました!
横田:いえいえ(^^)
山岸:色々教えていただきまして、ありがとうございます!!
横田:お疲れ様でした~。








僕は横田さんの事をずっと前から知っちょりましたがお会いする事が出来ませんでした。仕事の合間をぬって講演を3回も聴くほどやったのに個人的にお話するのが怖かったがです。田舎の小さな竹屋、頭も悪く、会社の経営らしい事は何ちゃあ出来ていない、こんな男がお会いさせて頂いても申し訳ないと思うてきました。

こんなお話を聴いたことがあります。ある有名な経営者の方が1000人の社長さんの前でお話ししたそうです。質疑応答の最後に 「よい会社を作るには、どうしたら良いか?」そんな質問が出ました、会場の皆さんが注目するなかその方は 「よい会社にしたいと思う事ですな。」と言われたそうです。1000人の中で一人の聴講者の方がその言葉で「思い」の大事さを知り、今では世界にも名前の轟く大企業を作られちゅうそうです。


ネッツトヨタ南国さんは高知県にあって奇跡の会社様ではないかと思うがです。この方は凄いと尊敬する経営者の方に出会いお話していると、いつも社名が出てきます。それでも今日も、今に満足される事なく更に高みを目指して躍進されゆうと思いますが、こんな素晴らしい会社も横田英毅氏の、たった一人の「思い」から出来ちゅうことに無限の可能性を感じるがです。

自分は小さく、弱い、けんど明日も明後日も同じやろうか?


僕はまったく自慢出来る事もなく、横田さんやネッツトヨタ南国さんと比べると取りに足らない男であり、会社ですろう。けんど自分は変えられる。明日は変えられる。

本気で日本の竹を変えたい、本気で竹を信じたい、命を賭して竹を愛したい。

その腹が座った時に、ようやく、この方にお会いする勇気が出たがです。ちっくと時間がかかりすぎたし、遠回りもしたがですが早すぎる事もなく、遅すぎる事もない、ちょうど今しかない最高のタイミングでお会いできたと思うちゅうがぜよ。







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