虎竹のある暮らし
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インターンシップ 高知 2008夏

インターンシップ2008夏



自己紹介

私がインターンシップに参加した理由は、虎斑竹を使用した製品がお客様に届くまでにはどのような人達が関わり、作業を行っているか知るためです。また、私はアルバイト経験が無く社会に出て働くということを知りません。そのため働くとはどういうことか理解するためにインターンシップに参加しました。
インターンシップを通して実際に体験することで多くのことを学び、その学んだことを今後活かしていき、自分自身を成長させたいと考えています。

私の出身は千葉県千葉市です。高知大学に入学してから始めて高知にやってきました。今では高知の自然や人が大好きです。大学を卒業してからは大好きな高知を多くの人に知ってもらいたいと思っています。
竹虎は高知県須崎にしか生育しない虎斑竹を店の顔にしています。竹虎で高知を全国や世界の人に紹介していくことができるのではないかと考えインターンシップを受けました。

インターンシップ2008夏 職人さん訪問
縁台の組み立てをしている職人さんを訪問しました。機械を使わず、一つ一つ手作業で組み立てておられました。その技術は代々受け継がれたもので、長年の経験の賜物です。材料の竹を採る人、竹のくせを直す人、組み立てる人...と多くの人の手をかけて一つの作品が出来上がります。



仕事風景 インターンシップ2008夏
私たちもお仕事をお手伝いさせてもらいました。竹炭を袋詰めするときは、特別、注意が必要でした。竹炭は他の商品を汚してしまうで、他の商品とは別に、暑い工場で作業しました。また、詰める時に袋を汚さないように注意しました。また見栄えが良くなるように詰め方も工夫しました。商品を手にするお客様のことを大事に考えていること、お客様への気遣いを感じました。



インターンシップ2008夏 ひとつひとつ手作業
高知の自然で生まれた虎斑竹を、多くの人の手で一つの商品にしていきます。特にこのような組み立てる作業は誰にでもできるものではありません。これから先もこの技術を途絶えさせてはいけないと思いました。



感想



本社でのインターンシップは7月14日から18日まで行い、作業は炭せっけん、竹炭の袋詰め、竹の積み下ろし作業、内職の方の見学、竹かごの梱包、配送の手伝いをしました。
  
私がこのインターンシップを通して感じたことは、お客様の手元に届くまでにはたくさんの人が製品に関わっており、暖かみがこもっているということです。というのは、竹製品が完成するまでには、職人さんが山に竹を採りに行くところから始まり、一つ一つ手作りで製品を作成し、完成した物を梱包するといった手間と時間がかかっているからです。作業を通して、今までには考えなかった、製品を作る人の気持ちを考えるようになりました。また製品に対する考え方も変わりました。私は単純作業を主にやったのですが、一日中同じ作業の繰り返しは簡単そうに思えて大変でした。ただ作業するのではなく、一時間にどのくらい作るかという目標を立て作業をしました。また常にお客様のことを考えながら取り組みました。製品を袋詰めする際にはどう並べたら見栄えが良くなるか、梱包作業は製品のつめ方、ダンボールの汚れにも気をつけました。こういった気持ちを社員さんも持っているかららこそ虎斑竹製品が喜ばれている理由のひとつだと知りました。考えて作業することはとても大切で、作業の効率化につながってきます。何をするにしても考えて作業することが大事だと思いました。

本社でのインターンシップの最終日に内職の方の見学に行きました。そこには、竹のイスを一つ一つ手作業で作っている方、曲がった竹をまっすぐに直している方がいました。私は竹を加工するスピードに圧倒されました。熟練した技術を身につけるまでには長い年月がかかるそうです。こういった竹を加工しているところが見られるのは高知県でもここだけであり、とても貴重な経験ができました。製品を作るにあたって職人さんの存在がいかに大きいか実際に見学して分かりました。しかし年々、職人さんの数が減少しているそうです。今後、この技術をどう伝えていくか問題になってくると思います。私はいつまでも虎斑竹の製品が残っていくことを願っています。

本社でのインターンシップでは働くことの大変さ、お客様を大切にする気持ちを学ぶことができました。また社会のことを知る第一歩になりました。社会に出てもお客様を大切にする気持ちをいつまでも忘れず、仕事に勤めたいと思います。

最後になりましたが、竹虎の社員の方々大変お世話になりました。とても貴重な体験ができました。忙しい中、インターンシップの受け入れをしてくださりありがとうございました。私が今後できることはインターンシップで学んだこと、感じたことを活かしインターネットを使ってより多くの方に虎斑竹のことを知ってもうことです。須崎市の安和でしか成長しない虎斑竹を使った製品の良さや魅力を伝えていきたいです。そのためにはまだまだ勉強することがたくさんあります。自分の力をのばし、お客様に竹製品の良さを伝えられるページ作りをしたいです。



私は高知大学に入学して初めて高知に来ました。それから今年で6年になります。一人親元を離れて生活するなかで、多くの人のおかげでやってこれた、という気持ちが強まりました。高知にくるまでは、首都圏で暮らしていた頃には、見たことも無かった美しい海、山、川を身近に感じることが出来ます。私は高知の自然や人が大好きです。

私はこれから大学を卒業して仕事に就きます。これから何がしたいのか?私は高知を盛り上げたいと考えています。高知を盛り上げるには、高知の良さを多くの人に知ってもらい、高知に興味を持ってもらうことが大事だと考えています。では、高知の良さとは一体何なのでしょうか。私はまだまだ豊かな自然と、人々の温かさだと思います。これを高知の強みにして、高知を盛り上げていきたいと考えました。そんな時に、私は竹虎と出会いました。竹虎の顔、虎斑竹は高知の自然の中でしか生育しません。また、職人さんたちの手で作り上げられる一つ一つの虎竹の作品は人の温もりを感じさせるものです。私の頭の中で高知と竹虎が重なりました。

先日、竹虎本社でインターンシップを受けさせていただきました。業務内容は竹炭の袋詰め、炭石鹸袋詰め、発送の箱詰め、風鈴作り、竹踏みラベル貼りなどです。その他に職人さんの仕事風景の見学や、竹を山に採りに行くのに同行させていただいきました。私のやらせていただいた仕事は単純作業ではありましたが、こなす量も多く大変でした。やはり、仕事はつらいものです。またインターンシップを通して、一つの商品がお客様の手に届くまでに本当に多くの人が関わっているということをあらためて強く感じました。竹を山に採りに行くとき、職人さんを訪問したとき、発送作業をお手伝いしたときなどなどやることが変われば変わるだけ出会う人が変わりました。

それだけ、高知の人が竹虎と関わっています。そしてその人たちの仕事は大変な努力と技術が織り成すものです。特に代々受け継がれた、長年の経験の賜物としか言えないような竹を編む、曲げるといった竹を扱う技は誰にでもできるといったものではありません。そうした努力や技術も竹虎の商品が社会から求められることで報われます。竹虎と関わる人の努力や技術が無駄にならないように、何とか竹虎の商品の素晴らしさを多くの人に伝え、世の中の多くの人に求められる存在にしていかなければならないと感じました。そしてさらに世の中の人々が竹虎を生み出した高知に興味を持ってもらえればこれほど素晴らしいことはありません。

本社の皆様にはインターンシップの間、大変お世話になりました。働くとはどういうことなのか、なぜ辛いことなのにやらなければならないのか、自分なりに考えさせられるものでした。これからの人生にインターンシップの経験が大きく効いてくると思います。
貴重なお時間を割いていただき、どうもありがとうございました。
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