虎竹のある暮らし
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インターンシップ 高知 2002夏

インターンシップ生 インターンシップ2002夏
虎竹の伐採は冬場にしか行わないので、その以外の工場での製竹作業、花かごづくり、販売研修、マナー研修という内容でした。暑い盛りのインターンシップとあって学生の皆さんは大変だったかも知れません。今回の学生さんも仕事に対する意識や、自分の進むべき進路について真剣に考えており感心させられました。今回のインターンシップより自分が直接学生さんに関わる事を極力少なくしていこうと思います。人に任せると、任せられた本人は頑張るので意外と良い結果がでる...勉強させられました、学生の皆さんありがとうございます。



インターンシップを終えて


インターンシップ感想
今回私は8月6~8日(須崎の本店)、15~19日(竹虎ひろめ店、ビジネスマナー研修)、そして27日(株式会社フタガミ南国工場訪問)計9日間のインターンシップをさせていただきました。まず初めに、なぜ私がインターンシップに参加することになったかですが、5月に大学にてインターンシップマッチングセミナーに出席したことに始まります。
3回生となり、「就職」の二文字がいよいよ自分の身に迫ってきたと感じる一方、自分がどういう所に就職したいのか、その前にどのような種類の仕事があるのか全く想像の域を出ず、またいざ就職活動の際に私はアピールできるような経験をしてきたのか疑問をもっていました。そこでインターンシップの存在を知り、これなら実際に企業の中身も分かり、かつ自分にとって今までとは違う経験ができるのではないかと思い、参加してみることにしました。そして、なぜ数ある企業の中で、環境問題に関心を持っているので少しでもその勉強にもなるのではないかということで竹虎さんにインターンシップをお願しました。

いざインターンシップが始まってみると、竹をガスバーナーであぶって油を抜く作業や枝打ちで取りきれなかった枝の根元の部分を、のこぎりを使ってひとつひとつ切り込みを入れて取り除く作業では、こういった仕事(労働)をしたことがないだけあって、普段使わない筋肉が痛くなったり、あまりの暑さにだんだんと作業のスピードが落ちていきました。私達インターンシップ生はそれらの作業は数時間だけだけれども、工場内で働いている方々は一日中、そして毎日されていることなので、働く事の辛さ、しんどさを痛感しました。私は、職人さんたちがそれぞれの作業をひたむきながらも力強く、そして丁寧にされているのを見て、楽ではない仕事を毎日続けられるのは、している仕事に対して誇りを、そして自分に自信を持っているからではないかと感じました。それは竹虎さんの商品を愛しているからとも言えます。

またこの工場研修の中で花かごと折畳み椅子作りを体験させていただいたのですが、約3時間かけて完成させた花かごは、自分が一生懸命作ったものなので愛着が湧いてとても気に入り今では私の部屋に飾っています。これは職人さんの仕事にも同じことが言えるのではないでしょうか。自分が作ったものだからそれだけその商品が好きになる。そしてそれらの商品をお客様が気に入り使ってもらう。それが職人さんにとって一番うれしい事だし、また仕事をする上での原動力になるんだなと感じます。最終的な商品の受け取り手であるお客様に対し、最高のものを作るという「プライド」がひしひしと感じられた工場研修でした。 そしてひろめ市場での接客研修。工場研修で竹がどのように加工され、製品が作られているか を見学・体験させてもらい、次にそれを販売するという一連の過程を経験することができました。ひろめ市場では職人さんが心をこめて作った商品を、いかにお客様にアピールすることができるのか、また商品に関する情報をどれだけお客様に説明できるのかが重要で、県外からお越しになるお客様には「高知県」としての顔、また日頃のお客様には「竹虎」としての顔を持つことも十分承知した上で対応しなければならないということを学ぶことができました。

今回のインターンシップでは、時期的な問題で実際に竹林に入り、伐採現場や竹の選別現場を見学できなかったり、下請けの職人さんの方にも伺うことができなかったりしたことが残念でしたが、それでも私達インターンシップ生に対し、常務から今の竹製品の需要、後継者、環境問題などの話や、専務の営業に関する攻めの姿勢が伺えて大変貴重な体験となりました。工場、ひろめ店での研修だけでなく、ビジネスマナー研修会や株式会社フタガミの南国工場訪問に参加させてもらい、インターンシップ生だけでなく、様々な中小企業の社長さんや社員さんと交流することができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。今自分に足りないことを発見することができましたし、これから自分を高めていくためには何をしなければならないか、完全ではないですが理解できたような気がします。お忙しい中、インターンシップをさせてもらいましてありがとうございました。専務、常務、そして社員の方々に厚くお礼申し上げます。この経験を生かしてこれからの就職活動を納得いく、よりよいものとしていきたいと思います。




感想
今回インターンシップで大変お世話になり、ありがとうございました。実際に参加できたのは、8月15日以降のものだけでしたが、とてもおもしろかったです。こういう言い方がいいのかどうかわかりませんがもともと最初は、「林業活性化につながる木材利用の可能性」を起点として「竹製品の製品開発・販売」を通じて「木材が材としてだけでなく、他の利用が可能ではないか」ということを考えたいという動機でした。この研修が終わって、もう一度考えてみると、「おもしろいと思うけれど、わからない」という結論に達しました。
竹虎のように、炭や工芸品として利用することばかり考えていたのですが、南国フタガミ工場のように、材をよりうまく利用する方法もあるのですね。注文建築という方法、産地をはっきりさせる、お客さんに木のことを知ってもらうイベントを開く・・・ほかにもいろいろありますが、自分がいかに頭でっかちに一点だけしか見ていないことがわかり、恥ずかしいです。いろんな可能性を、自分の手の届く範囲でさぐっていく。研究者はそんないろんな動きをまとめて全体の先を見つめる。産み出すのはすこしづつ、一歩ずつ、ですよね。

あと、インターネットを利用した販売方法は、とても有効であることが身にしみてわかりました。お客さんは待っているだけでなく、前へ前へアピールして獲得するものであると感じました。インターネットは考えられないくらい大きなマーケットで、たしかにこれからの市場を確実に構成するものだと。なんだか自分で書いてて、言葉が見つからなくてよくわからない文章になっていますが、とにかくインターネットというものに感動しました。ただ、製品を作る段階が実際はどうなのか、体験できなかったことがとても残念です。生産段階の痛みを知らないままで、このように販売経路のすごさに感動するのはなんだか中途半端で・・・。生産するときの痛みが激しいならば、逆に販売を制限する必要があると思いますから。 また、企業の社長さんにすこしでも関係できたことは、とても貴重な体験でした。こんなこと、インターンシップか自身が起業家にならないと絶対にできないんですから。フタガミの見学で感じたのですが、社長さんや会社のTOPの方の、知識を仕入れようとする貪欲さ(?)は、感服しました。これから社員となる私達も、これ以上に"知る""経験する"ことを大切にして、実行していかなければいけないと気を引き締める思いでした。このように感じたことをつらつらと書いてしまいました。自分の思いを適切な言葉と表現で書くことができず、いささか読みにくい文章になってし まい、申し訳ありません。

最後に、インターンシップというものを通して、いろいろなことを体験させていただき、本当に、山岸竹材店の方々、専務の山岸義浩さん、ひろめ店でお世話になりました大崎さん、ありがとうございました。お世話になりました。





今月、8月6日から8日にかけての間、実習の受入をして頂き、ありがとうございました。須崎の竹虎本店と工場の見学、また籠や椅子といった竹製品を実際つくることで今までより自然素材を扱うことの大変さや高い技術が必要だということを納得できるようになりました。

初日の竹の油抜き作業はずっと一日続いたので体力が持つかというところでした。
2日目は教えて頂きながら竹籠を編み(これは自分の物になりましたが)、商品として、また作品として一つ一つ編んでいくのは実際はすごく時間もかかるし、竹の下準備にもたくさんの技術と作業が必要で、私が編んだ籠は他の物より簡単なのかもしれませんが、一つ仕上げるのにこんなに時間や労力がかかっているということは知らない人が多く、作品を作っていく工程の一部でも見てもらったらもっと一つ一つの作品を味わって見てもらえるのではないかと感じました。作り手の作品に対するこだわりをより感じられるよう何かの形で伝えられたらより積極的関心を使う人に与えられるのではないかと今回の実習を通して感じたことです。暑い中、またお忙しい中、実習のために時間を取り分けて頂き、ありがとうごさいました。





実習中は大変お世話になりました。感想文を送ります。

今回竹虎で実習をさせて頂いて私は本当に多くのことを学ぶことができました。流通の難しさ等、実際に社会で働く人から話を聞くという貴重な体験もすることができました。また職人とは響きがよく、貴重とされ大切にされていくべきものだと思っていましたが、実際には厳しく簡単にできる仕事ではないことがわかりました。竹山見学、油ぬき体験、イス作り、普段できないことを体験できたことは、私にとって大変意義がありました。希望が明確になりました。ありがとうごうございました。

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