虎竹のある暮らし
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第10回高知e商人養成塾9月合宿

第10回高知e商人養成塾9月合宿



第10回高知e商人養成塾9月合宿



竹虎四代目(山岸義浩、YOSHIHIRO YAMAGISHI、TAKETORA)
今年で10回目となりました恒例の高知e商人養成塾9月合宿がやってきました。今年のテーマは「インターネットの明日(未来)」。

インターネットの急速な進歩はいつも言われている事ですが、ほんの十数年後の2030年には今の職業の47%が無くなり、65%の新しい仕事が生まれるとも聞いています。

そのような激変の中で、人の暮らしや生き方はどうなっていくのでしょうか?自分達の商売は、どう変化していくのでしょうか?変化の時代には大きなチャンスがあるとも言われます。

変わっていく事、変わらない事、これからの変革の波の前に自分達の指針をしっかり見据える必要があるようです。
高知e商人養成塾9月合宿



日程


スケジュール
スケジュール



高知e商人養成塾9月合宿
■2016年9月10日(土)
・午後1時~午後1時30分 開会挨拶 e商人養成塾々長 岸本栄司氏

・午後1時30分~午後5時30分  セミナー1

・午後6時30分~午後9時  夕食・懇親会(※第五回岸本栄司賞発表)
・午後9時30分~午後0時  お風呂・岸本塾長座談会
               (自由参加・2階座敷)

■2016年9月11日(日)
・午前7時~ 朝食(1Fレストラン)

・午前8時30分~午前9時30分  セミナー2
・午前9時40分~10時40分   セミナー3
・午前10時50分~12時00分  セミナー4

・正午~午後1時           昼食(1Fレストラン)

・午後1時~午後2時30分     セミナー5
・午後2時40分~午後4時10分  セミナー6

・午後4時10分~午後4時20分  閉会挨拶
・午後4時30分           記念撮影
・午後4時50分          解散



講義1






美崎栄一郎先生   
【経歴】
商品開発コンサルタント、ビジネス書作家、講演家1971年、横浜で生まれ大阪で育つ。大阪府立大学大学院工学研究科を卒業後、花王株式会社で約15年勤務ののち、現在は、独立し、商品開発コンサルタント、ビジネス書作家、講演家として活動中。

手がけた商品は、アタック、ニュービーズ、ワイドハイターなどの日用品から、化粧品のブランドであるレイシャス、ファインフィットまで幅広く、プロジェクトリーダーとして自社のリソースと他社とのコラボレーションを推進。ニコンとの共同開発の多視点画像解析システムは、テレビや新聞等でも取り上げられた。
プライベートの活動でも、社外の社会人向けに勉強会や交流会を多数主催し、NHKをはじめ多くのテレビや雑誌、本などで紹介されている。築地朝食会、社長大学などを開催することで、毎月のべ150名以上の社会人を集め、業務以外の情報交換により、仕事では直接関わりのない人たちで1000名以上のゆるやかなネットワークが生まれている。異業種でも多くの人脈を持っているため、いつのまにか「スーパーサラリーマン」と呼ばれるように。

仕事がうまくいくようになったのは、仕事の記録の取り方、つまりノートの書き方が元になっている。ほぼ日手帳、能率手帳、ザウルス、PALM、グーグルカレンダー、100円ノート整理術など、さまざまな方法を試し改良し、仕事の実体験に根づいて現在に至る。アナログとデジタルを組み合わせるノート術は、今では私の行動力の源泉になっている。会社人としてだけではなく、個人として世の中で活躍できる社会人を目指している。


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「たくさんの事例を自身内にストック」
インターネットは、常に新しく面白い情報に溢れています。情報発信にゴールはないと思う一方で、お客様に本当に喜んでいただけるコンテンツが浮かばず頭を悩ますことも私は少なくありません。そのため美崎先生のアイデアを無限に生み出す方法、そしてそれらを選択する手段には目から鱗でした!コンテンツはつい同業者ばかりチェックしがちですが、虎竹自動車のように全くの異業種コンテンツと竹を組み合わせれば真新しく心躍るものができるかもしれません。

例えば竹炭パウダーも食べ物とばかり組み合わせていますが、流行のレジン細工など別物と掛け算すれば、竹炭粉末でモノトーンハンドメイド!なんて情報も発信できそうです。大事なことはたくさんの事例を見聞きして、自身内にストックしておくこと。竹細工とはあまり接点がないからとシャットアウトせず、良いなと思った事例は何かしら竹と掛け合わせて提案していきます。




大懇親会


大懇親会
親睦を深める大懇親会
今年乾杯の音頭をとっていただいたのは、合田呉服店の合田国生さん。「乾杯!」の掛け声とともに懇親会が始まりました。e商人養成塾9月合宿の懇親会は、普段はあまり出会えない方々と同じテーブルを囲み、語り合いながら過ごす貴重な時間です。
大懇親会
高知名物鰹のタタキ
高知に来たら食べずには帰れない名物の鰹のタタキ。今年も会場で藁焼きが行われ、合宿参加者の方々は美味しそうに召し上がっていました。その他にも、南国土佐ならではの自然素材を活かした料理が各テーブルを彩ります。
岸本栄司賞
こんぺいとうネット
こんぺいとうネット ケーキ
記念すべき第五回岸本栄司賞に輝いたのは「こんぺいとうネット」さんでした!共同組合として高知県を中心としたインターネット事業を取り扱う個人事業、SOHOの方々が集まり、それぞれの特性を生かしたお仕事をされています。お祝いのケーキには、西村さんそっくりの似顔絵が描かれていました。
インターネットショップ20周年記念
南国土佐ドットコム
第十回記念の素敵なサプライズ!今回岸本栄司賞とは別に「南国土佐ドットコム」の井口さんにも賞状が贈られました。井口さんは竹虎四代目がネットショップを始めるきっかけとなった大切な方です。「土佐蒲鉾」の来国さんが用意して下さった、可愛らしいケーキに笑みがこぼれます。
座談会
日吉浩之先生
【経歴】
大手保険ポータルサイトでマーケティングに従事し、9年間で1億通ものメルマガを配信。1通のメールで18%の方に自動車保険を販売するという驚異的な実績を叩きだしたメールマーティングのプロ。

懇親会後の座談会では、急きょ日吉先生の講演が行われ、みなさん熱心に耳を傾けていました。


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講義2


平岡伸昭先生



パワーストーン 平岡伸昭先生
【経歴】
有限会社ヒラオカ宝石店長。宝石の専門商社で、7年間バイヤーとして世界各地で買付け業務を行った後、高知に帰郷。実店舗で働く傍ら、「パワーストーン」のネット通販を展開。参入障壁が低く、競合の多いパワーストーン業界において、ほぼ独自ドメインのみで、12年間続けてきたヒラオカ宝石のネット通販の取り組み。

良い商品だと伝わるから売れる
竹虎の竹細工は日本製且つ熟練職人が手掛けた、確かな良いものです。だからこそ平岡先生の「良い商品だから売れるのではく、良い商品だと伝わるから売れる」という言葉に胸が痛くなりました。ネット通販で良い商品を販売するのは当たり前のこと。何で売れないんだろうと発言してしまうことは、竹製品の良さを伝えきれない自分の半人前さを露呈しているも同然だったからです。「社員が良いと100回言うより、お客様の1回の声が信頼される」と仰られたように、もっとお客様のお声を露出させることが必要かもしれません。平岡宝石さんは「今日のハッピーボイス」としてトップページに毎日お声を掲載されており、スタッフの返事も同時掲載されています。これなら毎日感想が届いているんだ!と信用度もグッと上がる気がします。

竹虎でもツイッターで毎日お声を流すようにしたいです。お声を集めたCM動画があっても面白いかもしれません。また平岡先生のようにヤフー知恵袋で竹を検索すると「庭や山に生えて困っている竹の伐採方法」への問い合わせが多くありました。こういったお客様の困ったお声に対応するコンテンツを制作し、竹の認識を良いものに変えていくのも竹虎社員としての役割だと感じました。




講義3



白木浩一先生



白木浩一先生
【経歴】
白木果樹園、高知県の特産果実「土佐文旦」を中心に四季折々の文旦類を日本で唯一栽培している果樹園。父の病気の為に1981年高校を卒業すると同時に家業の農家を継ぐ高校卒業式2月20日の一週間後27日にマイナス7.9度の大寒波が襲来し、家業である土佐文旦や柑橘類の90%が枯れる。その後、徐々に改植・新植を進め現在至る。面積約3haで約3000本、50種類以上の柑橘栽培。

1994年パソコンを購入と同時にパソコン通信を始める。1996年11月3日に、HPを初めてUP。2000年に現在のドメインbuntan.comで運営。その後現在に至る。土佐文旦で農林水産大臣賞を2度受賞。



文旦とお客様の絆を守る!
白木先生のご講演は見出し文字も文旦色、使用画像も文旦写真と、見ているこっちまで嬉しくなる文旦愛にあふれた勉強会でした。特に印象的だったのはネット注文を入口にし、お得意様はDMやカタログ注文といった流れをとられている点です。「インターネットには万が一の事があるかもしれないから、アナログのお客様も大事にする」。どんな事態があっても文旦とお客様の絆を守る!といった白木先生の熱意が伝わってくるようでした。

これまではFAX注文など見落としがちでしたが、注文書をもっと書きやすい書式に修正する、カタログにも注文ハガキそのものが入っていないので同封する、など工夫ができるのではないでしょうか。ネットが主流になった今日だからこそ手書きで注文を下さる方の温かさを尊重し、コミュニケーションを大事にしていきます。




講義4


竹村崇史先生



竹村崇史先生
【経歴】
1998年 株式会社 ソフテック 入社 職種:プロジェクトマネージャー 資格:米国PMI認定 PMP(Project Management Professional)入社後、約10年間は、東京支社で大規模プロジェクトの設計者として荒波に揉まれる。印象が濃く残っているプロジェクトは、富士通の某放送キー局の「地上デジタル 情報処理システム」に関わったこと。

約1500名体制の大プロジェクトであり、参画当初は末端要員であった私が、サブシステムのリーダーまでのし上がったこと。ここでの経験が、今の私を創り上げたことは間違いなく、その後、高知に戻り、プロジェクトマネージャーの腕を磨きたく、知識と経験を重ね、今に至る。プロジェクトマネージャーとしてのポリシーは『プロジェクトは、人と人を組み立てろ』である。



高知では、主に問題プロジェクトの立て直しに傾注し、数々のプロジェクトの正常化に成功し、現在も、問題視されているプロジェクトの立ち上げから参画し、成功に導くため推進中。 2013年頃から、プロダクト開発に疑念を抱き、現状の働き方に危機を感じ始め、未来の働き方に目を向けるようになった。現在は、プロダクト開発の推進と改革の傍ら、ICT業界の未来にアンテナを立て、高知で働く意義を模索中である。 竹村崇史先生 



10年後に変わらないものが重要
インターネット販売に携わっていく上で通販のノウハウを学ぶだけでなく、今後のテクノロジー進化を把握しておかなくてはなりません。数十年後に人工知能の発達により失われる仕事もある一方で、新たな産業創出も確かに生まれます。それが何かはまだ分かりませんが、未来は今のプロセスから生まれます。そして「10年後に何が変わるよりも、10年後に変わらないものが重要」と教えていただいたジェフリー氏の言葉のように、私が成すべきは、今のプロセスを決して軽んじない事。

「竹文化の創造と発信で豊かな『竹のある暮らし』を提案する」。竹虎の経営理念はずっと変わりません。それが変わらないために、そして竹虎と日本唯一の竹林が今後100年も在り続けるために、私も技術を磨いていきます。最近はjQueryデザインへの知識も乏しく感じますので、もっと勉強しサイトの新しい見せ方にも挑戦していきたいです。




講義5


宮松利博先生



宮松利博先生
【経歴】
2000年よりEC数社を立ち上げ、年商20億円などの急成長で、3年で株式上場。同時に事業の保有株を売却し、シリコンバレーなどに渡米し海外の次世代eコマースの現場を研究しながら、ソーシャルとの連携による新たなマーケティング手法を確立。2011年にウェブ制作・マーケティング会社、ISSUNを設立。先細りしつつある従来のマーケティング手法を改善しながら「心の通うオンラインマーケティング」で売上向上の支援事業を行っている。
パネルディスカッション パネルディスカッション
南国土佐ドットコム、レザーハウス 、はたやま夢楽、土佐蒲鉾オンラインショップ、ゼノア化粧品通販、快眠工房、犬小屋製作工房 K 、うどん工房 麦屋、 山のくじら舎 、望月製紙の塾生10社をパネラーに迎え、合宿のテーマでもある「インターネットの明日(未来)」 について熱い討論が行われました。


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ハートがキュンとなる接客
竹虎の接客を人工知能に全て任せられるか、そう聞かれると答えはノーになると思います。けれど本当にちょっとした質問を人工知能と言わずページ接客で答えられれば、受注さんの負担も減り、お客様の時間も取らせません。そういった臨機応変な対応が、宮松先生の仰る「ハートがキュンとなる接客」のひとつではないでしょうか。

例えば紹介して頂いたファンタジスタゴールさんのコンシェルジュ機能です。自分に適した商品が知りたい時、あれなら気軽に試せます。何より購入意思がない人でもちょっと試したくなる機能ではないでしょうか。竹虎なら「竹皮草履早見表」や「お弁当箱選び」などに応用できたら、従来とはまた変わった接客に繋がるのではないかと思いました。




講義6


岸本栄司塾長



  岸本栄司塾長  岸本栄司塾長
【経歴】
現代表取締役 岸本栄司が1995年8月より、実家家業の衣料店内業務として販売開始したオンライン通販が順調に推移し 1997年2月実家退社と同時に資本金300万円にてインターネットオンライン通販専業会社、有限会社イージーを設立。 業務開始する。2007年10月資本金1200万円株式会社に改組現在にいたる。

すべての商品、サービスは代価に対しての値打ちがあるのかないのか このことへのあくなき追求がコンセプトであるブランド名などにもまったくこだわらず、すべての商品を自分の目で確かめて仕入れ、創り、販売している。 やみくもに「ブランドだけ」にこだわるのは消費者様よりも時代遅れー売れないと確信する衣料小売りのプロとしてお客様がお支払いくださる代価に対して、その価格以上に値打ちがあると自分で判断したものだけをネットで販売する。



お客様を悩まさないラインナップ
岸本塾長曰く、客を悩ますラインナップや違いの分からない品揃えは駄目との事。竹虎の商品点数はどちらかと言えば多い方です。ページを比較してもらえれば違いがはっきりと分かるかもしれませんが、お客様が一目見て分かるものでなければそのまま離脱されてしまうかもしれません。特にカテゴリページでは同じサムネイル画像を使った商品もあります。消臭用竹炭や丸ざるなどラインナップが多数あるものは、サムネに容量やサイズなどスペックを明記して画像だけで違いが把握できるようにするべきではないでしょうか。

また値付けに関しては今まで竹虎四代目がつけたものを、そのまま鵜呑みにしていたのも反省点です。何故この商品が、この価格なのか。商品ページを作る上で、その理由を明確に理解していなければ価値の伝わるページは作れません。もっと竹を愛して欲しい、は竹虎四代目がよく仰られる言葉です。私にその関心が足りなかったのも、竹への愛情が足りないと言われる原因のひとつだったのかもしれません。そういった点も含めて沢山の学びがあった合宿でした。2日間、参加させて頂き本当にありがとうございます!




閉会式挨拶


竹虎四代目(山岸義浩、YOSHIHIRO YAMAGISHI、TAKETORA)



竹虎四代目(山岸義浩、YOSHIHIRO YAMAGISHI、TAKETORA)
第10回e商人養成塾9月合宿、熱く内容の濃い2日間を過ごされたのではないでしょうか。岸本塾長をはじめe商人の役員の皆様、塾生の方々、参加者の方々の本当にお疲れ様でした。

「10回目」という節目を迎えられたのも皆様の支えがあったからこそ。本当にありがとうございました。日々変化し続けるインターネットの明日(未来)を進みながら、来年共に「11回目」を迎えましょう!


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次回開催


高知e商人養成塾9月合宿



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見てはいけない!虎竹の里コンテンツ,竹虎四代目(山岸義浩),作務衣,さむえ,SAMUE
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