竹集成材のハンガー
竹のしなりを利用した弓のようなハンガーです。削り取った竹の断面には、若干の吸湿効果があります。
竹集成材を使用
竹集成材
竹を縦に分割して肉厚を整えて接着すると竹集成材ができあがります。木材を無駄なく有効利用するために、小さい角材の繊維方向を互いに平行にして接着した加工木材が集成材です。竹は非常に硬いため以前は加工の難しい素材でしたが工業技術の進歩によって竹にもこの加工技術を応用することが可能になりました。
21世紀の素材
竹は3~5年で伐採可能となるように成長が抜群に早く、毎年生えてくるので環境を破壊することのない数少ない21世紀の天然素材と注目されています。竹の比重はナラよりも重く、頑丈でしかも弾力性があり曲げ、圧縮強度に優れています。竹の繊維は一定で、竹のものさしとして使われているように長さに対しての狂いがほとんどないのが特徴です。
竹は耐久性に優れているだけでなく、抗菌・脱臭効果があり、抗菌成分であるタケキノンは、杉、ひのきに比べ作用する菌の種類が多く、病原性大腸菌(O-157)や院内感染の元凶、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)などへの抗菌効果も確認されていて、すでに病院などで使用されているところもあります。また、竹にはテルペンとよばれる芳香物質が含まれていてリラックス効果、精神安定作用を期待することも言われています。
竹ヒゴを貼り合わせて
細く割った竹ヒゴを貼り合わせることによって大きな板状の竹素材や角材できていきます。
サイズ
天然素材を手作りしておりますので、形や色目、大きさが写真と若干違う場合があります。
※お手入れ方法
毎日のお手入れは柔らかい布で乾拭きしていただく程度で結構ですが、ひどい汚れの場合は中性洗剤で汚れを落とし一度拭き取った後乾拭きしてください。シンナー、ベンジン、アルコール類はご使用にならないでください。