八つ割(やつわれ)とは?
八つ割(やつわれ)とは、通常の下駄より足に馴染んで歩きやすいように下駄の台に切り込みを入れています。 昔は片足が四つ割れで両方で合わせて八つ割だったそうでこれが八割下駄の名前の由来だそう。 でも、もっと歩きやすいように考えると割れを多くして片足六つ割れがより快適ということで下駄職人さんが改良していつの間にやらこの形になっているのです。
ソフトな感触
八割下駄の特徴は何と言っても、しなりのある履き心地。 平たい板の下駄と違い、台部分が独立して足に合わせた動きをするので 下駄とは思えないようなソフトな感触なのです。
四代目好みの黒
八割草履を竹虎四代目好みの黒仕立てにしました。竹皮を黒く染めるのは昔から鴉表(からすおもて)と言われ渋くて高級感があるワンランク上の竹皮として愛用されています。八割BLACKは、この竹皮も黒、焼き磨きの桐台も黒、極太の特別仕立ての鼻緒も黒。足元のお洒落にこだわる、とことん下駄好きの方のために作りました。
圧倒的な風格
全て黒に統一した圧倒的な存在感。極太の鼻緒、ゆるやかなカーブを描く竹皮、しっくり足に馴染む履き心地の良さが伝わってきそうな八割下駄なのです。
八割の下駄工場
八割BLACKは90年に渡り桐下駄専門に製造を続けてきた老舗下駄屋さんに加工をお願いしています。八割の他、歯下駄や右近下駄など質の高い下駄を沢山製造しているのです。
桐材
現在では国内の桐材は約95%が輸入材だと言われています。こちらの下駄工場でも輸入桐材を保管、乾燥させ近代的な加工機械を使い効率化しながら製造していっています。
履きやすさの秘訣
八割の履きやすさはフラットな板面を、ゆるやかに斜めに削った加工から生まれます。
焼き磨き
焼き目が付くまで焼いた桐材を磨いていくのは、高速回転する藁縄。藁縄のゴツゴツとしながらも、自然素材の柔らかさが桐材を優しく磨き上げるのです。
鴉表
黒く染めた竹皮は鴉表と呼ばれています。天然素材で黒っぽく染めた色合いは、それぞれ微妙に異なります。
桐台+ラバー+鴉表
粗仕上げされた桐台をラバーに貼り付け、更に竹皮(鴉表)をあわせて八割の台が完成します。
新感覚の下駄
歩きやすさから昔から重宝されてきた八割草履。今では、すっかり見かける事が少なくなってきましたが若い世代の方にとりましては全く新しい履き物として最近少しづつ人気となってきました。ちょっと自慢したいような渋い装いです。
極太鼻緒
太さ、生地などすべて特別仕立ての極太鼻緒をすげています。細い縦縞のコーデュロイ生地を使いました。ソフトな手触り、鼻緒には芯入りです。
型押し竹皮
型押しされた竹皮は足裏への刺激はないものの黒染めした高級感、自然素材のぬくもりを感じます。
ゴム底と焼き磨きの桐材
桐台底部分には丈夫なゴム貼り加工をしています。音が静かで耐久性も向上します。光沢のある焼き磨きの桐材が丁寧な職人仕事の証の様です。
前ツボ底部分
前ツボをとめる部分もゴム底に切れ込みをいれて仕上げます。
八割BLACKの鼻緒職人
八割BLACKは鼻緒が太い上に仕舞い部分が非常に狭く鼻緒職人の仕事がやりづらい下駄でもあります。別誂えの鼻緒は、この八割にすげられる精一杯のサイズで製作しました。職人泣かせの極太鼻緒と八割ですが、この履き心地に喜んでいただける方がおられたら職人の苦労も吹き飛ぶのです。
こだわった極太鼻緒
足をしっかりホールドして歩きやすい八割BLACKの為に出来るだけ太い鼻緒にこだわりました。八割下駄は、その構造上鼻緒をすげるのが難しく、太い鼻緒ならなおさら大変です。八割にも、しっかりとすげられる鼻緒の太さを何度も何度も試作し生地はもちろんの事、大きさや芯の部分を変更を繰り返しようやく最適の履き心地の鼻緒を作り出したのです。
極太鼻緒の足入れの前に
鼻緒は結構きつめにすげています、極太鼻緒なので足入れが少し窮屈な場合もあります。お履きの前に手でのばしていただくと足入れしやすいです。ご使用のうちに鼻緒も馴染んで歩きやすくなってきます。
見た目と機能性と
昔ながらの八割下駄の台部分と違い、八割BLACKのカカト部分の切れ込みは途中までしか入れていません。これは階段などでカカト部分の木材を引っかけてしまう事があるためで八割特有のしなりのある履き心地と見た目の格好良さを活かしつつ、現代の生活の中でも快適にご愛用いただくための工夫なのです。
ジーンズ×八割
八割BLACKは和装だけではありません、ジーンズに素足で街履きしてください。お気に入りのジーンズを極太コーデュロイの鼻緒が引き立てます。
-
初めての履き心地
八割BLACK(ブラック)届きました!実は歩く時の下駄の音が心配でしたが静かで履いて行く場所を選ばず今はどこでも履いていってます。初めて履いた時も近くのテーマパークへ行ったのですが一日中歩き回っても足の指又も全然痛くありませんでした。こんなの初めてです。また竹虎さんらしい"心"くすぐる商品をどんどん作って下さい。衝動買いが楽しい今日このごろです!有難う御座いました。(いっそく 様)
-
父にぴったりの「渋い」下駄
自分でもためし履きしましたが、ほんとうに履きやすくて何より「渋い」感じがとてもよかったです。70をとうに過ぎてますます元気な父にぴったりな贈り物ができてうれしく思います。ちなみに以前に父母にプレゼントした草履(外履き用)も気に入って鼻緒がちぎれるくらいまで履いてくれました。また今度注文させていただきます。私も普段履きにして、大体どこに行くにも履いてます。竹のは、履いている人が少なくてちょっと鼻が高いです。(I 様)
-
褒められる夏の定番
一昨年、昨年・・そして今年と3度めの購入です。友達だけでなく、ふと入ったお店の店員さんにもステキですねと言われます。割れているので履き心地も歩きやすさもかなりよいです。夏は定番としてはずせません。(hanao 様)
-
過去最高の八割下駄!
10年以上八割下駄を履いていますが、本BLACKは最初鼻緒がきつかったのですが ようやく慣れてきたところでした。後ろの歯の前の割れ目の工夫で階段等は非常に歩きやすいです。材質、履き心地とも過去最高です。(K・H 様)
お客様の声をもっと見る >>>
手書きの声をもっと見る >>>
有料ギフトラッピング
贈り物の際にはギフトラッピングを有料サービスで承け賜ります。包装紙には、日本唯一の虎模様の美しい虎竹があしらわれています。
※専用のギフトボックスがございます。
メッセージカード、熨斗について
熨斗(のし)、メッセージ対応をご希望の場合は、ご注文の際ショッピングカート内のご記入欄に、メッセージ、熨斗の表書き・お名前をお書き添えください。
※ご用命のない場合にはメッセージカード、熨斗はお付けしません。メッセージカードはその時々で変わります。
詳しい熨斗の種類はこちら >>>
鼻緒の履き物のサイズについて
鼻緒の履き物は靴のサイズとは全く違って、少しぐらい小さくても反対に大きくても問題なくお履きいただけます。ただ、快適に歩きやすいサイズというのは実は少し小さい目くらいがちょうどなのです。自分の場合も靴のサイズはメーカーにもよりますが26センチです。でも、下駄や草履の場合は少し小さめの25センチがジャストサイズ。仕事で歩き回る場合には、小さい目くらいが動きやいすのです。昔はカカトが少しでるくらいが粋で格好が良いとされてきた程ですが最近では大きいサイズの下駄をお求めの方も多くなりましたので特大サイズ27センチもご用意させていただいております。
サイズ
天然素材を手作りしておりますので、形や色目、大きさが写真と若干違う場合があります。またヒールの高さは24cm、25cmともにほぼ同じ高さとなっています。
八割BLACK(ブラック)27cm >>>
※ご注意ください
八割BLACK(ブラック)には極太鼻緒をすげている事もあり鼻緒の元部分が少し浮いたような形になっています。ご使用には差し支えございませんので何卒宜しくお願いします。
※保管方法
保管の際には直射日光を避け、風通しの良い場所でお願いいたします。ビニール袋など通気性の悪いものにいれての保管はカビの原因となりますのでご注意ください。