竹虎(株)山岸竹材店 会社概要
創業明治27年(1894年)竹虎(株)山岸竹材店
竹虎(株)山岸竹材店は、創業明治27年(1894年)より竹材・竹製品製造卸業として皆様にご愛顧いただいている竹材専業メーカーです。国内はもとより海外からも注目される日本唯一の虎斑竹(とらふだけ)。その虎斑竹を育む静かでのどかな虎竹の里より竹の老舗、竹の専門店ならではの「虎竹のある暮らし」をご提案をさせていただきます。
宝~立ち返るべき原点~
久しぶりにお伺いした時恵婆さんは、元気に出迎えてくれました。現場を離れて随分たつので時恵婆さんの顔を見る機会もめっきり減っています。ニコニコ笑うその顔のシワは心なしか深くなり白髪も増えて以前より一回りも小さくなった気がしました。数十年来当社の内職仕事をしてくださっているその手を写真に撮らせてもらったのは、もう何年も前のことです。
写真は手のひらの左上に"宝"と文字を入れて年賀状に使いました。 ゴツゴツしたあかぎれだらけの手が当社にとってかけがえのない大切な物だと思ったからです。仕事の迷い、焦り、方向を見失いそうな時、経営指針と共に常に立ち返って考えるべき原点がここにあります。
虎竹の里
高知県須崎市安和の「虎竹の里」
高知県須崎市安和に虎竹の里はあります。虎斑竹(とらふだけ)の竹林が広がる焼坂の山の中腹より虎竹の里が一望でき、遠く須崎湾の向こうには横浪半島まで眺められます。いつ来てもすがすがしい気分になり、この地に生を受けた幸せを身体中で感じます。
11月から1月頃にかけて伐採した虎竹の仕入れ作業は3月~4月頃までかかります。最盛期には虎竹の里は竹の選別作業や一年分の材料を土場に積み込む作業が続きます。県外から来られたお客様は、工場見学で大量の竹をご覧になり目を丸くされますが、都会からのお客様に限らず地元以外の方には、少し驚きの光景かも知れません。
■竹虎本社
〒785-0024 高知県須崎市安和913-1 TEL 0889-42-3201 営業時間 平日9時~17時30分(店舗)
竹虎周辺みどころ | 所要時間 |
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虎斑竹の古里-焼坂峠(やけさかとうげ)
安和から久礼へ抜ける遍路道、上級者向けの道と言われているようです |
所要時間25分 (車、未舗装) |
安和海水浴場
仲良く並ぶ双子島をご覧いただけます |
所要時間5分 (徒歩) |
安和駅(集落活動センター安和)
目の前は安和海岸、美しい景色をお楽しみいただけます |
所要時間5分 (徒歩) |
日本唯一、虎斑竹
日本で唯一 土佐の虎斑竹(とらふだけ)
「虎斑竹(虎竹)」は淡竹(ハチク)の仲間に分類され、高知県須崎市安和の虎竹の里でのみ、稈の表面に虎模様が浮かぶ不思議な竹です。この模様は、幹に付着した寄生菌や潮風の作用によるとの学説もありますが、科学的には未だ解明されていません。実際に各地方に移植を試みましたが、何故か模様が付く事はありませんでした。
明治44年、当時日本最高の植物学者達が絶滅寸前の虎斑竹の保護のために、建白書を時の政府に提出しました。これが今日の天然記念物条例発布の導火線となり、天然記念物保存法が発令され虎斑竹はその第一号の指定を受けたのです。
イギリスBBC放送も取材に来た「ミラクルバンブー」
左の写真が、自然に生えている状態の虎竹です。この虎竹をガスバーナーで炙り、竹自身から出る油分で拭き上げると右の写真のように虎模様がはっきりと浮かび上がります。この珍しい虎竹(Tiger Bamboo)を取材するためにイギリスBBC放送までもが虎竹の里を訪れ神秘的な虎竹に「ミラクル!」を連発されていました。
竹職人達の想いが繋ぐ虎斑竹
竹は秋から1月下旬までが伐採のシーズンです。虎竹もこの期間に一年分をまとめて伐ります。竹職人達は急勾配の山道を運搬機と共に分け入り、一日中重たく長い竹を切り運び出すのです。そして、大きさや品質で選別したのち、ガスバーナーによる油抜き、矯め直しという製竹作業を行います。一本一本の個性を最大限に生かすために、熟練した職人の手で竹を炙り、まっすぐに矯正されるのです。こうして製竹された虎竹が、様々な竹製品へと生まれ変わります。
国産、無農薬へのこだわり
無農薬で育つ虎竹
わずか1.5キロの間口の狭い谷間でしか成育しない虎斑竹(とらふだけ)は筍で生えてから伐採にいたるまで、一切の薬剤、化学肥料等を使用していない無農薬の竹材です。毎日の暮らしの中で使われる竹製品、安心安全な竹細工を皆様にお届けするためにも、国産・日本製、そして無農薬にもこだわっています。
さらに、竹虎で扱う竹細工はごく一部の商品を除き、すべて国産竹材を用いて国内で製造。長く育まれた伝統の技を守り、継承させていく事に使命を感じ日本人と竹との深い関わりの中から生まれた日本ならではの竹細工の感性を出来る限りお届けしたいと考えているのです。
忘れられている竹
ここ数十年で日本の竹を取り巻く環境は大きく変化しました。新素材や安価な海外製品の流通により伝統的な手仕事はどんどん姿を消し、国内の竹も使われなくなり、里山の荒廃や放置竹林などの問題に代表されるようにかっては毎日の暮らしに活用され役立ってきた竹は急速に忘れ去られて今日に至っています。しかし、日本人と竹は深い所できっと繋がり共鳴しあっています、忘れられているかのように見える竹をいつか振り返り、思い出す日がきっと来る...竹虎の確信です。
MADE IN JAPANの挑戦
「この竹細工の原料は国産ですか?」「日本で生産されたものですか?」
商品の産地や製造に関するお問合せを頂くことは少なくありません。安心、安全という事もありますが、どうせなら日本の昔ながらの職人さんの手で作られた竹細工を使いたい...。そう申されるお客様に出会うたび竹の老舗としての自分達の竹への責任の重さを感じずにいられません。日本の手作り、物作りは決して平坦な道ではなく、日本の竹を取り巻く状況は職人の高齢化、国内材料不足など年を追うごとに厳しさをましてきそうです。MADE IN JAPANへの挑戦は、まだまだ始まったばかりなのです。
竹虎四代目の想い
生まれながらの竹屋
小さな頃から竹がありました。今の工場の前の浜辺には長いもやら、短く切ったものやら、割った竹やらがズラリとならんで沢山の職人さんが竹をかついで、あっちへこっちへしていました。 工場に入ると竹のなんともいえない甘い香り、竹と家族に囲まれて幸せでした。
初代宇三郎が明治27年に創業以来ずっと竹で商ってきました。だから自分は生まれながらの竹屋。大きくなったら竹をかつぐ...ホントに漠然とではありますが自分の使命のようにずっと思ってきました。
竹虎工場長と共に歩む
竹虎四代目の弟が工場長を務めています。すべては、彼が工場長として現場をとりしきってくれているお陰です。祖父や父が竹をかついで働く姿をみながら遊んだ2人が、こうして同じように虎竹と向かい合える幸せに感謝です。
メディア掲載
メディア掲載500回以上
雑誌、新聞、テレビ、ラジオ、webなど様々な媒体で取り上げていただいています。竹製品・竹製品はもちろん竹虎の取り組みなどについても掲載いただいています。
受賞履歴
皆様の支えに感謝いたします
webサイトや竹虎での取り組みなど、多岐に渡る分野で受賞をさせていただきました。竹虎を一人でも多くの方に知っていただきたくて2001年5月から本格的にインターネットでの情報発信を始めました。身に余るような数々の受賞はずっと支えて下さる皆様のお陰です。汗だくになって働く職人さん、皆様に荷物をお届けするためにバックヤードで懸命に受注や荷造り、情報発信をするスタッフの励みにもなり、大変感謝しております。
受賞履歴紹介
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2024年 第4回日本和文化グランプリ 奨励賞 2024年 第71回よさこい祭り 地区競演場連合会地方車奨励賞 2024年 第38回全日本DM大賞入選 2023年 第64回全国竹の大会栃木県大会 2023年 第21回高知県木の文化賞 2021年 高知家健康経営アワード2021 2021年 令和2年度 ふるさとづくり大賞総務大臣賞(個人表彰) 2019年 第7回環境省グッドライフアワード 環境地域ブランディング賞 2019年 RED BULL BOX CART RACE TOKYO 2019 準優勝 2019年 スペイン・ボックスカートレース 特別感謝賞「Mencion especial」(ビトリア) 2019年 第33回 高知県地場産業大賞 高知県地場産業奨励賞 2018年 第6回環境省グッドライフアワード 環境地域ブランディング賞 -
2018年 第2回 グリーン・オーシャン大賞 優秀賞 2015年 第2回 日本ネット経済新聞賞 地域貢献賞 2015年 全日本竹産業連合会会長賞 2014年 産業功労表彰 2010年 第7回OSMC全国実践会 最優秀実践者賞 2009年 エビス大賞2009大賞 2009年 IT実践認定企業 2007年 ベストECショップ2007準大賞 2007年 グッドデザインショップ認定 2006年 WEB1グランプリ2006アイル賞 2006年 日本オンラインショッピング大賞 アフィリエイト部門選考委員特別賞 2006年 新日本様式100選 2004年 第7回 日本オンラインショッピング大賞 最優秀中規模サイト賞 2003年 スーパーおすすめメールマガジン大賞2003
竹虎本店(工場、店舗)
竹工場
竹工場には虎竹をはじめ大量の竹が立てかけられています。竹職人の作業音や工具の音が響く工場で今日も新たな竹細工が生まれます。
笑顔溢れる竹虎本店
実店舗には竹のお弁当箱や草履、下駄、花籠など数多くの竹製品が並びます。ここでしか見ることのできない竹工芸やアウトレット商品もご用意。どこか昔懐かしさを感じる店舗は自然素材に囲まれ心落ち着く空間です。いつも笑顔の絶えない竹虎スタッフ達が皆様のお越しをお待ちしております。
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撮影スポット♪
店舗に入ると、ややッ!?竹虎代目!!…と思いきや、そこに鎮座するのは等身大サイズの竹虎四代目くんです♪顔出しパネルになっており、来店されたお客様が楽しんで写真撮影をされています。
- 【動画】竹虎の本社竹工場へようこそ!
- 【動画】熟練竹職人の技が光る!玉袖垣の作り方
海外展開
海外での活動にも尽力
竹職人の高齢化や若者の竹離れが進むなかで「海外で認められることで、竹を使っていない日本の若い人に、竹を見直してもらうきっかけにしたい」という思いを胸に海外での活動にも力を入れています。
海外での活動
竹は世界共通
「竹」+「二」+「人」=「笑」。言葉は通じなくとも竹を通して皆さんのお顔に笑みが浮かびます。
日本製・国産の竹虎の竹炭パウダーは海外でも人気です。美食の街パリのシェフやパティシエに使っていただいています。
取り組み
伝統を守るための変化
竹虎は創業明治27年、約130年ほど歩みを進めてまいりました。その中で築き上げられてきた伝統や日本唯一の虎斑竹、虎竹の里をこれからも守り続けるために新しい取り組みへの挑戦も続けています。
2020年には9月18日の世界竹の日に合わせて全社員で青竹踏み体操を生配信しました。コロナ禍で「虎竹の里にお越し頂けない」、「ステイホームでの動不足」など悩まし日々の中で皆様のお役に立てることはないかと考えた答えが青竹踏み体操の生配信でした。
田舎の小さな竹屋ですが、日本中、世界中に竹の魅力を伝えるべくこれからも歩みを止めず走り続けます。
虎竹自動車プロジェクト
竹と日本人は長い歴史と付き合いがあり、昔から暮らしの中でなくてはならない身近な素材でした。ところが、近年のライフスタイルの変容や新素材の登場により急速に斜陽化し縮小を続ける竹業界...。環境にも人にも優しい竹を多くの人に知っていただきたい。 日本人にずっと寄り添って来た竹を見直して欲しい。 竹に携わる全ての人に、新しい竹の時代を信じてほしい。
虎竹自動車プロジェクトは、そんな竹のような真っ直ぐな志でスタート。日本でも高知県須崎市安和の虎竹の里でしか生育しない美しい虎模様の出来る「虎斑竹(とらふだけ)」を使い、竹のしなやかさ、強さ、可能性を知っていただくために環境に優しい電気自動車をベースにした車を製作しました。
竹虎創業125周年記念制作!REIWA-125号
日本唯一の虎斑竹(とらふだけ)で作ったボックスカート「REIWA-125号」。ボックスカートとは、エンジンを搭載せず、重力のみを動力に走る手作りの車の事です。竹虎自慢の曲げの技術を駆使し、竹の曲線と直線、両方の美しさが活きるように仕上げました。
2019年にはスペイン・ボックスカートレース(ビトリア)に出場。特別感謝賞「Mencion especial」を受賞。同年のRED BULL BOX CART RACE TOKYO 2019では準優勝に輝きました。
- 【動画】竹トラッカー:「チャレンジラン横浜」目標達成!
- 【動画】竹トラッカー:世界竹会議メキシコの街を大疾走!
- 【動画】REIWA-125号:スペイン・ボックスカートレース!
- 【動画】世界竹の日:青竹踏み体操
竹虎についてもっと詳しく知る
竹虎のおすすめ商品
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