寅子は美味しいご飯が食べられるお店を調べては、友人と外食に行くことがたまにあります♪時にはオシャレなカフェだったり、遠く静かな山中にお店だったり。特に人伝えで、
「ここは美味しいよ!」や「絶対、行くべき!」
と教えてもらったお店にはすぐにでも行きたくなるんです!この日も、外装がおしゃれな野菜や魚介類の美味しい♪レストランをお友達から教えてもらったので言ってみよう!と思い、いつものように友人を誘いました。
ところが...「ごめん、ちょうど用事があるがよ。またね!」
寅子は思わず肩を竦めます。オシャレな店内、美味しい料理に楽しい友人との会話。この3拍子が揃うはずだったのに!!一人で行くのは気後れしそうだし行くのを止めようか...迷ったんですが、どうしても、そのお店が気になって仕方ありません。そこで思いきって行ってみることにしたのです。
「いらっしゃいませ~!何名様ですか?」
「一名です!」
「こちらへどうぞ!」
店内には沢山のお客様が...。さすが、友達からも口コミで聞くお店!!人気が高いお店のようです!予約なしで入れたのは運が良かったのかな?!案内された席でメニューを開いて、う~んと悩む寅子です...。
「これも、美味しそう!でも、こっちも食べてみたい!」
アレコレ迷った後に、ようやく...メニューが決まったので注文!やっぱり、一人は落着きません!周りを見ると楽しそうな談笑が聞こえてきます。ご飯が来るまで店内の造りや壁に飾られているインテリア雑貨を目で楽しみます♪そうしてると...
「お待たせしました。」
料理が運ばれて来たんです。
「いっただきまーす!」
おっと!ここで、寅子は自分のカバンの中からある物を探します。ガサ...ゴソ...
「黒虎竹女箸を使おう♪」
寅子は、いつもマイ箸を使うのです。今日はどのお箸を持って来ようかと思いましたが、黒虎竹女箸は、黒でシックな感じが気に入っている~♪♪のと、高級感がある!ので、このお店で使うにはぴったり!だと思って持ってきたんです。
「うん!新鮮♪」
地元の魚や野菜をふんだんに使っている!料理。お刺身もコリコリして新鮮ですし、白米と味噌汁もシンプルな味で中々。これは、お箸がとまりません。黒虎竹女箸のお陰で、滑りやすい食材もツルツル滑らずに!味わって食べられます。
「お箸、高そうですね!」
ご飯の最中、お冷を入れてくれた店員さんに突如話をかけられました。どうやら、寅子の使っているお箸に気づいた!?様子です。
「日本唯一の虎竹で出来ているがです♪」
「素敵ですね!」
と言ってにこやかに対応してくれました。その会話が聞こえたのか、近くのお客さんもチラチラ、寅子のお箸を見てくれています!お店の雰囲気に、料理はもちろん良かったんですが、マイ箸を店員さんに褒められた事が最高に嬉しかったんです♪♪友達は誘えなかったけど...黒虎竹女箸と二人連れ、そんなランチタイムとなりました。
我が家は家族が多いため、箸立てにあらゆる種類のお箸を入れて使ったり、ちょくちょく補充をしています。うっかり箸袋を無くしてしまった携帯用のつなぎ箸も一緒に箸立てに入れており、今では皆が使う共通のお箸に定着してしまいました。
そんなこんなで我が家で使われている携帯用のつなぎ箸ですが、実際に持ってみると、なるほど軽くて持ちやすい!!くるくるとつなぎ部分を回せば、簡単に上下の部分が分解できます。お箸を組み立てることが結構楽しく♪感じ、必要ないのに!!何度も組み立て
ます。
「持つ手にしっくりくる!組み立てが面白い~♪」
と家族が笑って言っていました。組み立てると長さ短めだと予想していたのですが、通常のお箸の長さと変わりません。また、竹の上部分の持ち部分の波々模様がとてもユニークに感じます。最初は使ううちにネジが緩んでこないか心配でしたが...使っていて私は今までに緩んだことはありませんでした。特に里芋などの煮物を食べる時にしっかり挟めて使いやすいなあ!と思いました。片付ける時も簡単にバラせて、狭い引き出しでも収納可能
です♪
携帯用のつなぎ箸は、コンパクトで持ち運びしやすいお箸ですので、ランチどきのお箸にはぴったりです。けれども、私は全く使っていません!!虎竹女箸や竹角細箸など他の竹箸を持っているのがその理由。魚や豆類がつかみやすかったり、見た目が気に入っていたりと他の竹箸の良さを知ってしまい、中々他のお箸にチェンジすることができないの
です!!
お客様が
「マイ箸3代目」
と言われる人がいるくらい使い勝手が良いお箸だと最近気づき、今年の花見に携帯用のつなぎ箸を連れて出す事を目標に決めました。
私の家では、魚料理が毎日出て来ます。ネイリの刺身やタイの煮物、グレのお鍋などバラエティーに富んでいます。魚料理は好きですが、正直言うと焼き魚はあまり出てきてほしくありません。骨が大きい魚だと問題ありませんが、一番やっかいなのが子骨がある魚です。いつも使っているお箸で食べると身がボロボロになってしまい、どうしても食べ方が汚くなります。箸の持ち方も悪くて、握力も弱いというところも原因なのでしょう。そういえば、虎竹女箸だと小さな小豆が掴みやすかったなあ思い出し、使ってみることにしました。
私は女性ですが手が少し大きく、肉厚な方なので最初は小さいかな?と思いましたが、持った感じは大丈夫でした。
「うわ、軽いなあ!」
と驚きます。見た目の印象は、箸先が非常に細い!!と思いました。いつも使っているお箸に比べると先部分が四角くて極細です。虎模様が鮮やかでところどころ模様が違って面白いと思いました。正直
「こんなスマートなお箸大丈夫なのか...?」
少し心配しつつ、本日の夕食に出た鮎の塩焼きをいただきます。
さっそく身をほじくってみます。すると、魚の小骨だけをつかんでひっぱると身と分かれてスイスイ♪小骨を取る事ができます。すぐ骨が取れるので、身もボロボロにならず綺麗な状態を保っているのです。いつものお箸で、ここまで綺麗に取れたことありません!!!力を入れなくても、不器用でもこんなにきれいに食べられるなんて...早く出会いたかったなあと思います。いつも嫌だった魚の小骨取りが、だんだん楽しくなってきました。
「お!今日はキレイにたべちゅうやん。」
と魚料理をしてくれた父の顔もご満悦です。
最近気づいたのですが、うどんなどの滑りやすい麺類もしっかりと落とすことなくつかめるのです。お箸でつかみそこねた麺が落ちた時に汁が服に飛んでくることもなくなり、これはおすすめ!!だと思いました。
我が家はえんぴつ立てのような箸置きに全員分のお箸をつっこんでいます。誰のか分からず、勝手に使われてしまうこともしばしば...。私の虎竹女箸は自分の名前を刻印しているのですぐに私のだと分かります。他の人に私のだから!と主張ができる名入れをして良かったです♪
皆さんのご自宅でも、きっとお箸は自分だけの専用のお箸があると思います。もちろん、私にも専用のお箸があります。しかし、他のお箸と違うのは、なんと!!自分の名前を刻印しています!!私がお箸をもつきっかけになったのは、社長より虎竹女箸に名前を入れたお箸を頂きました。そのお箸を見た子供が
「それいいな~。欲しい。」
というので、子供の誕生日も近いということもあり、虎竹削り箸(子供用)にそれそれ名前を刻印してもらいました。そうすると、主人の分だけ無いことに気が付き、どうせなら家族みんなで虎竹箸を使おうと思い、虎竹男箸にも刻印して頂きました。その夜、早速みんなに渡したところ、子供は大喜び。自分だけの、そして一つだけのお箸。毎晩、名前を見ながら
「これが自分の。」
という風にパズルを組み合わせるかのようにお箸を並べています。職人さんが一本一本手で丁寧に細く削ってくれているお陰で、小さい物までよく掴めて本当に使いやすいお箸です。実は、お恥ずかしい話ですが、このお箸に出会うまでは我が家ではお手軽な100円均一ショップのお箸を使用していました。自分の中で正直
「ダメになればすぐ買い換えれるし、どうせ100円ショップだし。」
と、言う思いでしたが虎竹箸は違いました。使いやすさ、手に馴染む感じがよく、しかも、同じ模様がなく、刻印すると世界でたった一膳しかないお箸になるからです。子供にとっては自慢のお箸なのかもしれません。
虎竹削り箸と虎竹男箸、虎竹女箸の違いは、材料は同じ虎竹ですが、塗装が違います、虎竹削り箸はウレタン塗装、虎竹男箸、虎竹女箸は拭き漆仕上げです。私はどちらかと言うとお値段的に高価な物になりますが拭き漆仕上げが好きです。それは、長い間使っているとウレタン塗装が剥がれてしまい、まだらになってしまいます、せっかくのお箸が残念な事になってしまいます。その反対に拭き漆仕上げは漆が染み込んでいるからなのかまだらになることはありません。
たくさん物が溢れている世の中だからこそ「物を大切にする」という気持ちを私自身このお箸を通じて実感しました。たかがお箸ではないですよ!!大切に長く使えば何年でも使えます。そして、愛着がわいてきます。
社会人になって目上の方と食事を一緒にさせていただく機会が、少しずつ増えてきました。自分では行けそうにもないお店に連れていってもらえるたびに「やったー♪」という喜びと「しまったー!」という思いが頭をぐるぐる...。実は、人前でご飯を食べることが大の苦手なんです。原因はお箸が正しく使えないこと。駄目だと思いつつも、何故か交差箸とちぎり箸になってしまうのです。お箸からおかずを滑らせてしまったり、料理が綺麗に食べれられなかったり...。
そのため虎竹のお箸も「箸遣いが上手くなってから!」と、ずっと買わずじまいにしていました。ところが先日、ひょんなことから竹虎四代目が虎竹削り箸を譲ってくださったのです!折角いただいたのならば、使わねば。周囲も凄く使いやすいと言っているから大丈夫、綺麗に使えるに違いない!と、虎竹削り箸の力を信じて早速、ランチへ。
...駄目です、全然いかんです。
綺麗に見えるどころか、うっかり交差箸になってしまうと、チャームポイントの虎模様が左右でバラバラになってしまい、何だか残念なことに...。
嫌!こんな姿を見られたら、虎竹の印象が悪くなるかもしれない!
それだけは避けたい私は、箸遣いを完璧に直そうとようやく心から決意です。使い出して2週間たった頃でしょうか...ようやく分かってきたことが、ふたつ。
虎竹削り箸は角ばっているからこそ、指の添え方や持ち方を意識しやすいこと。そして虎模様が揃わない時は、大体間違った箸遣いになってしまっていること。
「軽い」「掴みやすい」と評判の虎竹削り箸ですが、私にとっては常にお箸を正しく持とうと意識できる、ちょっとした矯正箸のようです。箸遣いが上手くなってからと言わず、むしろ下手なうちから使い始めて良かった(*^^*)これからは忘年会や新年会と外食する機会も増える筈...まだまだ爪は甘いですが、竹箸マスター目指して精進したいと思います。