つい先日、いつもの日本唯一の虎竹の竹林に行ってきたがです。4月も半ばを過ぎたころ、ぽかぽかしたお天気の中ほとんど車の通らない道をゆっくり走るのはまっことのどかですぞね。
虎竹の竹林はいつ来ても美しい!踏みしめられた山道や、積み上げられた竹の小枝の山にまだ山出しのにぎわいが残っちょります。竹虎四代目はさすがです、急な山道をどんどん進むがですけんど、寅子はもう5分も登ったらすっかり息が切れてしまいましたちや。そこでちょっと立ち止まって休憩タイムをさせてもろうたのです。
そしたら、その時なのです、ハラリ、またハラリと竹の葉っぱが落ちてきよります。これは...!?不思議に思って見上げてみてハッと気がついたのです。
「あっ!これはいつぞや竹虎四代目が言いよった竹の秋というヤツでは」
竹が晩春に葉を落とすのは筍を成長させるのに親竹が力を使いはたすからだそうです。確かに竹の葉も黄色みがかってきちょりますぞね。青々とした竹のイメージからは意外ですし、生命あふれる新緑の季節に落葉を見るのは不思議な気持ちです。虎竹の里ではさくらがヒラリ、山では竹の葉がハラリ。う~ん、風流ちや~。
今の季節、山を見て黄色いかたまりがあったらそれはきっと竹林の黄葉ですぞね!みなさんも竹の秋を探してみとうせや~(^0^)