篠竹底編み足付ざるに使うちゅう篠竹は、昔から水切り籠の素材としても使われています。そもそも竹の表皮は水に強いがやけんど、皆さんは知っちゅうろうか。竹で編んだだけでも通気性がえいのに、このざるは足付き!一番のポイントは底面が浮いちゅうということ。だから、より通気性が良く、水切れもえいちや!小さな器やったら干せるし、野菜を洗った後の水切りにも使えるぞね。
よく見たら、足の部分は編み方が難しそうちや。竹ヒゴがカクッと折れ曲がるようになっちゅうところもあるけんど、全然折れちゃあせん!竹特有のしなりがあるき出来ることながです。けんど、職人さんはすごい!どうやったら4ヶ所の足とか、底のきれいなアーチが出来るがやろう?寅子が編んだら、どこまでも真っ直ぐのままになりそうちや...。これぞ、熟練の成せる技!自然そのままの竹を使用しちゅうところも、素朴さがあり温かさを感じるぞね。
「さぁ何を入れようかな~♪」
最近は寒くなってきたき、お鍋を楽しむ方も増えてきたがやないろうか?寅子の家でもお鍋をする機会が増えてきたぞね。田舎暮らしをしていると、ご近所さんからお野菜を分けて頂くこともあるがです。しかも高知の野菜は味が濃くて美味しい!だからいっぱい食べてしまうき、お鍋の季節は特に助かるちや。けんど、寅子は家族が多く、お鍋用の野菜を盛るには、篠竹底編み足付ざるは少し小さいがです。1~2人分くらいの野菜を盛るのに適したサイズやき、都会ではちょうど良いくらいのサイズになるがやないろうか?他にも、お菓子を盛っても良さそうやし、竹ざるって何にでも使えるき、使い方を考えるのも楽しみの一つやね。
実はこの篠竹底編み足付ざる、職人さん曰く、麺類を盛る笊とのことらしいがです。今の時代は核家族やったり、一家族の人数も少のうなってきちょります。麺類をどっさり盛るにはちょっと大きいのでは...ということで、干しざるとして紹介させてもらいゆうがです。