先日、韓国の潭陽(タミャン)で2015世界竹博覧会(World Bamboo Fair)、第10回世界竹会議(World Bamboo Congress)が開催されていたことをご存じですろうか?この世界竹会議は竹虎四代目が1年も前から準備を進めていたほど、楽しみにしちょったがです♪
韓国の潭陽という町では、毎年、竹祭りという竹だけを集めたお祭りが開かれゆうらしいがですけんど、昨年開かれた竹祭りにも竹虎四代目は行っちょったがです。そして、その時にお会いした、世界竹会議、開催地推進委員会の会長さんや虎竹の里へも来てくれちょった現地の通訳さん、多くの竹関係の皆様に再開することが出来たそうながです。
そうそう、竹虎四代目は今年の春にベルギーへ行っちょったがです。ベルギーにはOPRINS社さんという有名な会社があるがですけんど、竹関係の方ならご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか?会社を訪問させて頂いた時は、出張中のため社長さんにお会い出来んかったらしく、竹虎四代目も残念がっちょりましたが、この世界竹会議でお会いすることが出来たそうながです。「緊張して挨拶くらいしか出来んかった」と言いよりましたが、こじゃんと(とても)喜んじょりました♪
開催地の潭陽の町は世界竹会議に合わせて、竹のオブジェを飾るなど、町全体でお出迎えし、イベントを盛り上げてくれる、そんな雰囲気が竹虎四代目の話しや、撮ってきて見せてもらう写真からも感じたがです。開催中はお天気も最高に良かったみたいで、青空に竹のオブジェがよく映えるちや♪世界各国から竹人たちが集まる会議には、寅子が見たことのない竹製品がいっぱい。海外で開かれる竹のイベントにも参加させて頂くようになり、話を聞く寅子も竹の世界観が本当に広がった感じがします。
地元テレビ局の夕方のニュース番組の中で組まれちゅう「高知家の力」という特集で、先日竹虎が放映されたがです!
実は年々衰退している竹産業。危機的な状況で、竹の生産量も圧倒的に輸入に頼っているのが現状ぞね。その量は国内生産量の約8倍!竹職人の高齢化も進み、今まで作れていたものも作れんなりよります。なかなか若い職人さんがおらん中、竹虎には20歳になる職人さんが働きゆうのをご存じでしょうか。2013年7月に入社して今年で早3年目になるんです。番組内でも竹虎四代目が「仕事はおもしろいか?」との問いかけに「おもしろい」と答えてくれよったちや!竹虎工場長のインタビュー中に「チャレンジすることは楽しい」と言いよったけんど、若い職人さんも同じように竹に触れ、もの作りを楽しく思ってくれちょって、寅子も嬉しくなったちや♪
寅子が働く竹虎には、どのくらい竹製品の種類があるかご存じですか?高知県須崎市安和にしか生育しない虎斑竹(とらふだけ)を使った製品を筆頭に、なんと!約4000種類もあるがです。来年の1月にはニューヨークの展示会へ行くことも決まっちょりますが、海外でも竹の展示会は開かれるとは、世界の竹の注目度って意外と高いことに寅子もビックリちや!
現在、虎竹自動車を走らせるために進行中のクラウドファンディングのことも話させてもらいよりましたが、クラウドファンディングは初め、どうなることかと思いよったけんど、ホームページやSN等を通じて地道に情報発信を続けよったら、65%を超える達成率やし、地元テレビ局さんや毎日新さんにも取り上げてもろうたし、近々高知新聞さんでも掲載してくれると聞いちょります。見てくている人は必ずおるもんやね。よかったら日本唯一の虎竹自動車プロジェクトのページも覗いてくるとうれしいちや。
そうそう、見てくれている人といえば、竹虎のお客様!竹虎では商品と一緒にご意見等をお聞かせ頂く専用のハガキを入れさせてもらいゆうけんど、番組中にそのことも紹介してもらいました!わざわざ手書きで沢山お声を頂けるなんて嬉しい限りちや♪中にはイラスト入りで書いて下さるかたもいらっしゃったりと、竹虎を愛してくれちゅうがやなぁ~と届く度に思いよります。
今回、夕方の6時15分からの放映やったけんど、そんなゴールデンタイムに、なんと約7分間!こんなに長い時間、竹虎を紹介して頂いて嬉しかったぞね♪まだまだ時間が足りんかったけんど、ご覧頂けた皆様にちょっとでも竹の魅力を感じてもらえちょったら幸せです。
「はぁ~京都...(うっとり)」
京都は有名な竹の産地ながですけんど、実は寅子、行ったことがないんです...。
現在進行中の「日本唯一の虎竹自動車プロジェクト」の打ち合わせで、昔からのお得意様の東洋竹工さん、光岡自動車さん、デザイナーさん、そして竹虎四代目と竹虎工場長で京都に集まりました♪
虎竹の里でお留守番をしていた寅子は、打ち合わせから帰ってきた竹虎四代目から、いろいろと話を聞かせてもろうたけんど、京都にこんな豪華メンバーが集まったのは初めて!しかも、竹虎で20数年職人として働いている竹虎工場長も京都出張は初めてやったらしいがです。
初の試みのクラウドファンディングというインターネット上で資金の支援を募る、という方法で虎竹自動車を製造させてもらいゆうがですけんど、その虎竹自動車をより良くするための打ち合わせやったがです。竹虎工場長は職人という立場から虎竹自動車のデザインをいっぱい考えていたようで、デザイナーさんの説明を聞きながらも沢山の意見を言いよったそうぞうね。毎日触れている竹のことをこんなに考えているなんて、やっぱりすごいな~!実際の虎竹自動車に触れて、細かなところもチェックしよったらしいけんど、竹に対する思いは竹虎四代目に負けず劣らずみたいちや♪
沢山の写真も見せてもろうたけんど、どの写真もみなさん真剣な顔つき!一つのものを作るにもいろんな方が携わり、時間をかけて話し合いながら作り上げる...とても大変なことやけんど、楽しそうな笑顔も見れて、虎竹自動車作りをとても楽しんじゅうように感じられたき、虎竹自動車が虎竹の里を走る日が更に楽しみになってきた寅子でした。
「虎竹自動車!?」
初めは何のことか分からんかったですちや!
竹を使った自動車のハンドルは聞いたことがあったがですけんど、ボディまで竹で作った自動車があったとは...寅子も驚いたちや!なんでも2008年に沢山の企業や大学の方などが連携して作られた「竹かご型電気自動車」いうもんがあったそうながですけんど、それをパワーアップさせたのが、今回の日本唯一の虎斑竹を使ってボディを作った「虎竹自動車」という訳ながです。本体は電気自動車で環境に優しく、ボディを作った竹もたった3ヶ月で親竹と同じ大きさに生長するエコ素材、まさしく究極のエコ自動車ちや♪
実は、虎竹自動車は高知県須崎市安和にしか生育しない「虎斑竹」という珍しい竹を使った電気自動車を作るというプロジェクトとしてやりゆうがですけんど、早速毎日新聞さんにも取り上げてもらったちや!新聞社さんの情報の早さもびっくりですけんど、竹の可能性を信じて新しい事に挑戦し、情報を発信し続けていく重要さを改めて感じたちや。さすが!日本一の竹屋を目指してる竹虎四代目ぞね♪
あっ!そうそう、皆さんは「クラウドファンディング」って知っちょりますろうか?寅子も初めは分からんかったがですけんど、どうやらインターネット上で資金を調達するという方法ながですと。それで、今回虎竹自動車に掛かった資金の支援をお願いするという企画をやりゆうがですけんど、この企画に賛同してくれている方が現在のところ数名...思うようにいかんもんです。この企画を立ち上げた竹虎四代目は「おそらく来年には虎竹自動車が走るだろう」と、とっても前向きで次に繋げるための活力剤として考えちゅうぞね。
リワードいうて、支援をしてくれた金額に応じてお礼もさせてもらいよります。金額によってリワードは違いますけんど、日本唯一虎竹自動車で南国土佐の観光地巡りや虎竹の里を回るツアーもご用意しております。そのほか、竹虎商品に限定ロゴマークを刻印させて頂くものも有りますき、よかったら皆さんも一度ページを覗いてみて下さいね~。
今年も竹虎夏の恒例行事「インターンシップ」があったがです♪
2001年の春から始まり、寅子も沢山のインターンシップ生を見てきたがですけど、年々参加してくれる学生んの数も増え、どんな学生さんが来てくれるのか今年ドキドキ・ワクワク♪の2週間ですちや~。
寅子のお仕事では、インターンシップ生とふれあう機が少なく、とても残念だったのですが、垣間見たフレッシュさはこのインターンシップで何かを得て帰ろうと希望に満ちていたように感じました。社長も言いよったけんど、とても挨拶が良かったがです。部屋への入退室時も忘れずに挨拶をしてくれたので、当たり前の事かも知れませんが、学生の時は出来ていたかなぁ...と、遠い記憶を思い返した寅子でした。
ちょっと小耳に挟んだがやけど、家が遠い学生さんは会社の就業時間に合わせる為、なんと!朝5時台のJRに乗って通ってくれたり、民宿に泊まり通ってくれた学生さんもいたがですと!聞いた時は「えっ!?」と驚いたがですけど、インターンシップに対する意気込みを感じたちや~
あっという間の2週間!終わってみてどんなだったかなぁ?何か感じ取ってくれたかなぁ?と、寅子も親心のような持ちやったがですけど、続々と送って来てくれた感想
を読んで安心したちや!
「人は変わろうと思えばすぐに変われる」
「わかりやすく」
「作業になれたならどうしてこんなことをしているか、何の意味があるのかを考えるといい」
等々...その他にもありましたが、竹虎の仕事に関わっていく中で交わす社長や専務の言葉も心に残ったようです。竹屋という中々経験できない仕事、日本唯一の虎斑竹に触れてみて初めて竹の加工してみたこと、個々に感じたこと、印象深かったことの違いはあれど、企業そして社会人としての在り方、今自分たちがしていることの先にはお客様がいらっしゃるということ、様々学んでくれたようです。
そして、他の竹虎スタッフに教えてもろうて気付いたちや!一番早い学生さんは、インターンシップが終了した当日に感想を送ってきてくれちゅう♪慣れない体験をして疲れもあったろうに嬉しいちや!
学生の時にしか体験できない、感じ取ることが出来ないこともいっぱいありますき、このインターンシップが一つの経験となり、これからの将来に役立ててもらえたら幸せです。来年はどんな学生さんたちが竹虎を体験しに来てくれるか早くも待ち遠しい寅子なのでした♪鬼に笑われるろうか?(笑)