濃紺の作務衣がトレードマークの竹虎スタッフ、寅子(とらこ)です。まだ竹について勉強中ですが、好奇心旺盛な寅子ならではの竹製品や虎竹の里をお届けします。

魅力いっぱい!?日本唯一の竹林

魅力いっぱい!?日本唯一の竹林


日本唯一の虎竹は高知県須崎市安和の竹林にしか成育していません。虎竹が沢山生えた竹林ですが、管理をしないと駄目な竹があったり雑草が生えたりと美しい状態が維持できないのです。私も職人さんと一緒に竹林整備を何度かお手伝いさせていただいた事があります。


竹林へは、車で途中までいき、小道の傾斜を徒歩で登っていきます。息が切れ、ようやく目的地に着くと、耳に


「さわ、さわ...さわ、さわ...」


とやさしい音が聞こえてきました。竹の葉っぱ達が風に吹かれた時の音で、まるで竹どうしがじゃれ合っているような光景が竹林では見られます。この音を黙って聞いているだけで心が和むのです。まさに自然のセラピー!疲れがふっとびそう~♪♪


竹林整備開始。ノコで竹を一本づつ切り倒していきます。どれでも切って良い訳ではなく、枯れた竹や職人さんがOKだと言う竹だけ切るのです。力がいる作業で


「ふうっ、ふうっ!」


と言って汗をかき、なんとか竹を一本切り倒しました。一緒に来ていた職人さんを見ると、手際が良くて速いのです。竹林は斜面で足場が悪いのですが、さすが職人さん!!簡単にどんどん移動して切っていきます。作業が終わると身体が物凄い!!疲労感を感じ、労働の大変さを痛感しました。


また、竹虎四代目のブログでも紹介されていますが、竹虎四代目の大切にしている眼鏡が無くなり、竹林へ探しに行った時の事です。約2時間ほど落とした場所を捜索しますが、一向に見つからず...無理じゃないか?と諦めかけていました。そこへ、ちょうど山出しをされている職人さんが


「何しゆうが?」


と聞いてくれたので、一緒に探すことに。辺りを見回す職人さん、


「あった、あった...」


なんと!?あんなに探せなかった眼鏡を、ものの5分もかからずに見つけてくれたのです!!メガネ捜索隊は驚きと感動でいっぱい。山で働く職人さんの観察力は凄いなあ!!と新たに発見です。


竹林見学に沢山の方が遠くから来て下さり、整備した一人として嬉しく思います。日本唯一の竹林がある虎竹の里へ遊びに来ませんか。何か新しい発見に出会えるかもしれま
せん。