濃紺の作務衣がトレードマークの竹虎スタッフ、寅子(とらこ)です。まだ竹について勉強中ですが、好奇心旺盛な寅子ならではの竹製品や虎竹の里をお届けします。

虎竹の里は癒しのスポット

虎竹の里は癒しのスポット


安和トンネルを超えると、すぐに虎竹の里が見えてきます。


「兎追ひし彼の山~♪小鮒釣りし彼の川~♪」


と故郷の歌詞にぴったりあてはまるような光景が目の前に...。まっすぐとどこまでも伸びる国道56号線の道。竹虎や竹林へ連れて行ってくれる一本の道でもあります。住民が親切であたたかい虎竹の里。竹虎スタッフはもちろん、近所やコンビニの従業員の方がいつも私と気さくにお話ししてくれるのです。近くの安和海岸の海は広々として、水面がキラキラしていします。海沿いを歩くと、南国の潮風がふいてきて気持ちがいいです。海を取り囲むようにそびえ立つ山々。濃い緑の中にところどころ明るい緑色の竹林が見られます。虎竹の里は自然と人が調和しているところで、市内に住む私にとっては癒しのスポットだと思うのです。


豊かな自然の中で育まれた日本唯一の竹林。高知の雨の恵みを受けて虎斑竹が毎年すくすくと育っている大切な聖域でもあります。竹林へ行くと、かぐや姫でもいそうじゃないかな?!とワクワクしてきます。


「さわ、さわ...」


風の音、竹の音、土のにおい、太陽の木漏れ日、全てが心地良く、目をつぶると大自然の中に自分が溶け込んでいるような気持ちになります。どんなに便利な暮らしになっても、人間は自然が無いと生きて行けないんだなあ!!と実感。


初代宇三郎から代々、今の竹虎四代目まで受け継がれている竹林の道。今では竹林へ色々な方が訪れるのは日常的ですが、先人が虎竹と出会った始まりの場所だと思うと神秘的です。


今年で竹虎は121年を迎え、次の100年を目指し進んでいます。これから先、環境や時代は絶え間なく変化していきますが


「虎竹の里が、何年たっても変わらないままでいてほしい...。」


と安和の青い空を見て思うのです。