冬になると我が家の食卓メニューは鍋率がぐんと増えてきます。おでんに寄せ鍋でしょ。それからロールキャベツにすき焼きなども美味しいですよね♪最近はオリーブハマチもマイブームで、しゃぶしゃぶ鍋にするのもお勧めです。生姜やネギは風邪予防にも良さそうですし、何よりも鍋料理は手軽にぱっと作れて、お野菜もしっかり取れるのが一番嬉しいですよね。
ところで最近めざましTVで見たのですが、大根おろしアートってご存知ですか?そうなんです。ちょうどキャラ弁のような感じでミルフィーユ鍋の上などにアートしちゃう事なんです。熊やうさぎなどの動物や人気のキャラクターなどなど。可愛くてほっこりする物やリアルで感動する物まで色々です。
私もうさぎか雪だるまなら簡単かなっと思って試してみたのですが材料の大根おろしを作るのが大変な事を実感しました。今が旬の大根は本当に瑞々しくて、普通のおろし器だと水分が多く余分な水気を切るとかなり減ってしまいます。なので私は鬼おろしを使ってみました。そうすると水っぽくならず大根おろしアートを作る時にも簡単にボリュームが出せました。
試しに作った大根おろしうさぎは、見た目の質感と食べたときの食感の両方を考えて、鬼おろしで作った粗めおろしと普通おろしを7対3で混ぜてみました。この割合って扱いやすくて我ながら良いのではと思ったのですが、皆さんはいかがでしょうか(^^)
これからお正月や新年会など人の集まる機会もあるでしょう。大根おろしアートでおもてなし。一度試してみませんか?
お正月が来ると家でまったり過ごされる方や、親戚の家を回られたりと忙しい方もいらっしゃるのではないでしょうか。毎年、我が家のお正月は来客があったり、初詣に行ったりとなんだかんだでバタバタしています。今年も残すところ、後わずか。気持ちもさっぱりして新年を迎えるために玄関掃除をしていた時のことです。普段と変わらない我が家の玄関があまりにも殺風景な事に気づきました。
よくよく見てると、暗くて少し物悲しい玄関。気温も寒い時期ですし、気分も気のせいか明るくなりません。お正月にいらっしゃるお客さんのためにも、何かで飾れないかな。と考えたところ、去年の暮れに竹虎本店店長が「お正月飾りに菊炭がおすすめ。」と話していた事を思い出し、さっそく飾ってみることにしたのです。
菊炭だけでもシンプルで良いのですが、少し小物を増やした飾りつけにチャレンジ。小さい人形やリボンなど様々な小物と組み合わせましたが、菊炭は色が黒く小さめですので、何でも割と合わせやすいと思いました。これは、わざわざ新しい小物を買い足さなくても、家にある小物で飾れる気がします。ワクワクしながら何度も飾りつけ、最終的に私が選んだ飾りは「しめ縄風の布で菊炭を巻いたもの、赤いナンテンを一枝さした小さな壺とガラス素材の茄子の置物」セットです。
小物を多く使って華やかにしたのに、菊炭の存在感は負けていません。それどころか小物が派手目だと、反対色の菊炭がくっきりと目立ちます。自然ならではの菊状の形がとても綺麗。見ているだけで、心がほっと和みます。菊炭3個セットや菊炭5個セットに増やして、米俵に似せても良さそうだと思いました。米俵は、五穀豊穣の神大黒様を表すので縁起が良いものです。飾った後にセットで買えば良かったなあ!と少々悔やみました。
小さいので場所を取らず飾りやすいだけでなく、インテリア以外に木炭の消臭効果も期待しています。自画自賛ですが、いつもの我が家の玄関が洗練された空間のように感じました。仕事で帰宅した家族も、いつもと雰囲気が違う!と驚きの声が。干支竹ひつじも菊炭と一緒に飾れたらなあと飾り付けを考える日々が楽しいこの頃です。
いつの間にか12月。温かな高知にも寒波が襲い霜が降り始めています。そんな中、竹虎では2014年最後の全社会議が行われました。まずは会議の準備をしていたのですが、そのなかで綺麗なケーキを切っているのを発見!ツルルンとした真っ白なプリンのような表面には真っ黒な模様が描かれ、ケーキの土台も黒いクッキーです。
あ、竹炭を使ったお菓子だ!とすぐにわかりました。竹炭を使ったお菓子は見たことがありましたが、模様に使った工夫を見たのは初めてでした。いったい、どこのお店が作ってくれたものなんだろうそう思っていたら、なんと切り分けていた社員の宮崎さんご本人の手作り。白と黒のコントラストがあまりにもエレガントだったので、てっきりお店のものだと思ってしまいました...。
ケーキは竹虎社員のみんなで頂き、特製竹炭スイーツの感想を言い合いました。プルンっとしたヨーグルトの層はさっぱりとしていて、土台のクッキーの甘さと相性ピッタリです。実は今回の全社会議は予定日が一度延期になり、日付を改めて行われました。宮崎さんは中止された日にも同じくケーキの用意をされていたそうなのですが、今日のためにもう一度作ってくださったそうなのです。お菓子は一回作るのも大変です。それを二度もしてくださって実際の竹炭スイーツを体験させてもらったのだと思うと、心がジ~ンとしました。
竹炭ケーキで英気を養った後には全社会議のスタートです。今回、私は初めての参加でしたので、まずは自己紹介をさせて頂きました。竹虎スタッフ全体とお会いさせていただくのは、夏のインターンシップ見学会以来です。会議はお客様から頂いた感想を読み合い、行事予定や業務報告などと続くのですが、最初は緊張していた私も途中でなんだかふっと落ち着きました。
職人さん、本店や事務、発送、受注担当の皆さん、EC事業部の皆さん。それぞれの仕事の内容は違いますが、お客様に喜んでもらいたいという気持ちは全く同じです。全員で竹虎なんだな、と感じ入りました。役割が違うから、仕事上の細かな改善内容はそれぞれ違う。けれども、竹虎の商品を身近で使って、その良さを知り、色んな人に最高のかたちで届けようと努めていました。
会議の最後に斉唱したのは竹虎の経営理念と最大目標です。
『日本一、お客様に喜ばれる竹屋になる』
お客様に喜んでもらうために、自分には何ができるのか。答えは一つでないからこそ、一つでも多くの答えを見つけていきたい。そんな課題に出会いました。
先日、2015年に竹博覧会が開催される韓国の潭陽(タミャン)から視察の皆様が、わざわざ竹虎へお越しくださいました。あまり海外の方にお会いする機会のなかった私は、始終緊張しっぱなし...。けれど、皆さんはとても気さくで優しく本当に嬉しく思いました。
一行の皆様が高知に到着されてからは日本唯一の竹林や竹虎本社工場、店舗など沢山見学してもらいました。そしてその中で、土用干しなどに使われる、エビラ籠などの竹編みをされている竹籠職人さんの作業場にもお邪魔させてもらったんです!
竹ヒゴや竹編み、竹籠、竹用の機械などが所狭しと置かれている工房。その中では職人さんがひたすらに竹を編まれていました。竹表皮部分の青い竹ヒゴと竹の身の部分である白い色をした竹ヒゴの色の違う2色の竹ヒゴで編まれていく竹編みは、美しいコントラストを生み出していて感動します。竹職人さんの手元を近くでよく見てみると、びっくりするほど早く正確に動いています。長年培ってきた勘やコツがあのスピードと美しさに繋がっているのだと思い又感動です。職人さんの手捌きについつい惹きつけられてしまいました。
今回は、海外のお客様もおられましたので特別に竹ヒゴを作る工程までも見せていただく事になりました。作業場に置いてあった機械へ、細い幅に割った竹を次々に入れていきます。すると機械へ吸い込まれた竹が一瞬の内に、竹表皮と身の部分に薄く剥がれて出てくるのです!これでも十分綺麗に見えるのですが、この後、職人さんの手によってさらに厚みなどを揃えられるそうです。細部にわたるこだわりがあってこその緻密な竹編み。韓国からの皆様も興味深々なご様子でした。
お越しいただいた皆様は、通訳の方以外は日本語が話せない方でいらっしゃったのですが、言葉が通じなくても皆さんの顔を見ると素敵な笑顔が...。同じ竹で結ばれた者同士、ニコニコされて、優しい雰囲気の職人さんと心が通いあったような温かい空間だったのです。