濃紺の作務衣がトレードマークの竹虎スタッフ、寅子(とらこ)です。まだ竹について勉強中ですが、好奇心旺盛な寅子ならではの竹製品や虎竹の里をお届けします。

何かに似てる?虎竹タガのワインクーラー

虎竹タガのワインクーラー


秋と言えば何を連想しますか?スポーツの秋?それとも読書の秋?わたしはやっぱり食欲の秋かなぁ(^^)新米の美味しいこと!ついつい食べ過ぎてしまいます。さつま芋や栗、新高梨にブドウなどなど美味しい物がたくさんで嬉しい反面、秋太りが心配ですね(笑)


それに土佐人は酒好きが多いので「新米のお次は新酒やね」とか「もうすぐボジョレーの解禁だ♪」なんて話に花が咲きます。寒くなると熱燗や焼酎のお湯割りも良いけれど、冬でもお部屋は暖かいので冷酒や冷えたワインを飲むって人も多いんです。店頭に並べられたワインクーラーを見ていたらちょっと甘めの白ワインとか飲みたくなりました。


でも最近、虎竹タガのワインクーラーを見ていてふと思ったのがこのタガ(胴巻)の部分って門松の土台に似てる?って事です。


竹虎でも以前は門松を作っていて、土台などの基礎は職人が作り、仕上げの松や梅や葉牡丹などの花飾りを女性スタッフがお手伝いして毎年100個くらい作っていたんです。その時に年配の職人さんにはいろんな事を教わりました。松にも雄雌があって必ず一対になっている事や、並べ方が関西と関東で違う事、竹は切り口が笑顔に見えるように節の位置と角度が計算されている事、そしてタガや棕櫚縄で土台や竹を格好良く締めるのですが本数は縁起の良い奇数にするそうです。真冬の寒い時期の門松作りは本当に大変だったけど、その時の職人さんとのお話は宝物です。


そうだ!ワインクーラーの中に空き瓶を入れて松竹梅を生ければミニ門松にぴったりかも♪ 私の手にかかるとワインクーラーも休む暇なしですね(^^)

国産竹皮を通じて、古くからの知恵に感動。

国産竹皮


竹皮と言えば竹皮草履の材料でお馴染みですが、私は子供の頃に見た時代劇を思い出します。旅人が休憩場所で、竹皮に包まれたシンプルな真白いおにぎりを美味しそうに頬張り、竹の水筒に入った水で喉を潤すあのシーン。登場したおにぎりがあまりにおいしそうで、江戸時代が羨ましい、いつか自分も食べてみたいとずっと思っていました。


大人になって、竹虎でお弁当に使える国産竹皮とのまさかの再会。「あの、おにぎりが食べられる!」と心の中で思わずガッツポーズしました。


味付けなしのおにぎりを入れるべきか?どうしようか?と悩んだのですが、せっかくなら色々なおにぎりを包んでみようと思い、今回はゆかりを混ぜた物、とろろ昆布をまぶした物、卵焼きで包んだおにぎりを各々作ってみました。たまたまですが、彩りが三色で綺麗にできて満足です。紅葉した山々に見えるのは気のせいでしょうか。


さっそく、国産竹皮で3個おにぎりを巻いてみます。なるほど、不器用な自分でもホームページの包み方をお手本にすると、1分もかからずに包むことができました。ちなみに、竹皮に水を含ませると自然にくるくる内側へ巻いてしまうため、おにぎりを包みやすくする為に、私の場合は外側へもあえて巻くことで内側に巻くのを弱めました。


お昼用に作ったのですが、思わず一個つまみ食い。わくわくしながら、竹皮のお弁当を開けるとふわっと良い香りがします。


...はたして、おにぎりの味は??


「うん、やっぱり美味しい。」


おにぎりと竹皮の表面がひっつくのかな?と心配していたのですが、べちゃっとくっついていないので、簡単におにぎりが取れます。なにより、炊きたてのお米で作ったおにぎりを入れたのですが、開けた時に水気もなくさっぱりした蒸れていない状態には驚きました。


国産竹皮を通じて、古くからの知恵に感動。江戸時代にタイムスリップしたような、どこか懐かしい味がしました。次は、土佐ならではのかつお飯等、その他色んなおにぎりを包んでいきたいです。

暮らしの中の竹製品

虎竹買い物かご(だ円)


虎竹の里 炭石鹸や虎竹女箸、快眠の竹炭まくらなど...竹虎で働き出してから毎日竹製品を愛用するようになりました。中でも活躍してくれているのが、虎竹子供箸!子供の小さな手でもしっかり握れ、食べ物が上手く掴めるように短く作られています。なので、大人の自分には関係ない商品だと思っていました。けれど偶然にも、私がお昼のお弁当用に使っている箸箱のサイズと短めの虎竹子供箸の長さが丁度だったので、お昼用に使ってみることにしたのです。小さいからと言って、使いにくいことはなく、プチトマトなどの滑りやすいものでもしっかり掴めます。今では、携帯箸として毎日愛用中です。


こうして、私の生活の中にもひとつ、またひとつと竹製品が増えていっています。ですが、欲しいと思いながらも、手に入れられていない商品もまだまだたくさん。その中の一つが竹バックです。仕事帰りなどに食パンや卵、野菜など、家族からちょっとした買い物を頼まれることがあります。そこまで買うものは多くないのですが、レジ袋は必要な量。マイ袋を用意した方がいいなぁと思いながら、ついついレジ袋をもらってしまいます。


なので、最近気になっているのが、買い物するのに丁度良さそうなサイズの、虎竹買い物かご(だ円)。ビニール袋だと、重いものを買うと持ち手が手に食い込んでしまい、お店から駐車場に停めてある車まで移動するだけでも結構痛かったりします。ですが、虎竹買い物かご(だ円)は、持ち手もしっかり丁寧に巻かれているので、重さを気にすることなく、楽しく買い物が出来そうです。


あと、使い心地だけでなく、虎竹買い物かご(だ円)のふっくらとしていて優しい雰囲気にも惹かれています。特にちょこんとたたずんでいる感じに見える、底部分の四つの角がお気に入りポイントです。いつか虎竹買い物かご(だ円)を手に、買い物を楽しみたいと思います♪

栗ごはんの差し入れに、竹弁当箱

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高知県民は、気前の良い人ばかり。特に美味しいものが多いこの季節、ご近所さんからのお裾分けがてんこ盛りです。ニロギの醤油焼きやカボチャプリンなど、農作物から手作りのおかずまでどっさり差し入れてくれます。なんと先日は「遅くなったけんど、初物やきー」と、農家のおんちゃんが栗を深ザル一杯に届けてくれました。栗です、栗!買えば高価な栗をひょっこり食べられるのも、田舎暮らしの特権でしょうか。ありがたいです!


さっそく秋の味覚、栗ごはんと初の渋皮煮を作ってみました(^^)渋皮煮はちょっと今イチだったので(笑)、おんちゃんには栗ごはんをお返しです。けれど、ここで気になるのがご飯を入れる容器...。タッパーでは何となく味気がないし、重箱では仰々しい。おばちゃんと二人暮らしのおんちゃんには、量も多い気がします。


何かないかなと目についたのが、白竹ランチボックス(大)です!これなら見た目も程よく可愛く、通気性も良いので差し入れの器にピッタリだと直感しました。ラップを敷いているので、わざわざ器を洗ってもらう手間も省けます...!量はご飯を詰めると、お茶碗3~4杯ほどに。いそいそと紙袋に提げて届けると、おばちゃんが


「こら、たまるか!えらい可愛いねえっ、わざわざありがとう~」


と心なしか普段より喜んでくれたような!?今まで自分用のお弁当箱として時々使うだけのランチボックスだったので、差し入れ用のタッパーとして活躍してくれるなんて意外な盲点でした!我が家にはまだ長角タイプやミニサイズ、スズ竹弁当箱と色んなサイズや素材の竹弁当箱があるので、お裾分け用の器としても、これからランチボックスに活躍してもらおうかな。

続・竹かごインテリア

竹かごインテリア


前回のブログで、「根曲竹お買い物かごの購入を決意した」という風に書いたのですが、もちろん有言実行(有書実行?)しました!根曲竹お買い物かご入手しましたよ~。


結果は写真のとおり、市場かごと並べて置くだけで大満足で、まだ野菜は入れていません(笑)そのまま入れてしまうと玉ねぎの皮やらが床に散らばりそうなので、布巾を敷いて使用する予定です。また一つ自分のお気に入りが増えて、ちらっと見てはにやにやしています。これから飴色になるまで大事に愛用していきます。


根曲竹お買い物かごには大満足なのですが、ただ、買って持って帰るときに実は少しだけ恥ずかしかったです。高校生が沢山乗っている汽車(高知ではJRの列車のことを汽車と呼ぶんです!)の中で若い人はあまり見慣れないであろう竹かごを持っていたので、何か見られているような気がしてそわそわ...。でも嬉しい出来事もありました。「素敵なかごやねぇ」とお義母さんに褒めてもらったのです!


お客様の中にも「いいかご持ってるねー」「どこで買ったの?」などお買い物中に持っている竹かごを褒めてもらったという方がたくさんいらっしゃるそうです。自分のお気に入りのものが褒められると嬉しいですよね!私も褒められた瞬間に恥ずかしかった気持ちなんて吹き飛んでしまいました(笑)


ちなみに写真の根曲竹お買い物かごの隣にあるのはスズ竹市場かご(特小)です。特小サイズというと小さそうに思えますが、スズ竹市場かごの場合は特小サイズでも私には十分の大きさ。産市でたくさん買う、週末に買いだめするという方には小さいかと思いますが、ちょっとしたお買い物や普段のお出かけにおすすめのサイズです。


実は竹虎スタッフの中でも竹かごバッグ使用者が急増中です。特に今まで竹製品に関わりのなかった若いスタッフに大人気!そこで竹虎スタッフが思う竹かごバッグの魅力をご紹介するページを作りました。ぜひご覧いただけると嬉しいです!