最近、よくお客様から頂く声に「粉が出ている」、「穴が開いている」と連絡を頂くことがあります。その際には、「何度か熱湯消毒をしてください」とオススメしているのですが、旬のよい時期の物を使っていますが、自然の竹を薬剤処理でせず編んでいるので、どうしても虫が入ってしまう場合があるのです。
しかし、私も経験があり、以前、踏み竹を買ってしばらくしたら粉が出はじめ裏返すと、まさに穴だらけ。一瞬にして「これは!!」という驚きでした。竹に虫は入るということを知っている私でもこれだけ驚くのだから知らない人にとっては信じられないことではないかと思います。
自然素材の物はカビや虫がつくからと、敬遠する人もいるかもしれません。でも、自然素材の物はなんだか言い表しにくい暖かみ、親しみ、懐かしさがあるように思います。
最近、根曲竹脱衣かごを手にしました。脱衣所に何かいいかごは無いかと、いつもは100均やホームセンターで売っているプラスティックのかごを手にする私ですが、なぜかその時は「これはどうかな?」と思い、手にしました。
使ってみると、予想以上に重宝しています。脱衣所に置いて、着替えの服を入れたり。時には、野菜を入れてみたり。小さく見えるけれどもウチにとっては大容量のかごです。しかも、軽くて丈夫。重たいかぼちゃやキュウリ、なすなどがたくさん入ってもしっかりと底に入った力竹が力を発揮してくれているようです。変形することもなく、いつも口が開いた状態で脱衣所の扉前棚にいます。(笑)
たまに余計なもの(上履き入れや体操服入れなど)が入っている事もありますが、結構、何でも入れられるので子供たちにとっては、玉入れ感覚で入れているようです。(^^;)投げ入れる時に強く当たってもなんのその!!結構?!いやいや、かなり丈夫で全く無傷の脱衣かごです。(笑)
今、うちのキッチンには、杉蒸籠、鬼おろし、市場かごに根曲竹脱衣かご、そして炭化の踏み竹に虎竹のお箸が置いてあります。市場かごは買い物の際に持ち出し、炭化の踏み竹は料理の合間に踏んだりしています。もちろん、杉蒸籠や鬼おろしは料理の際に使っています。
欲しい物や、使ってみたい物はあるけれど、なかなか手に入れられません。(涙)でも、主婦目線から見れば、キッチンやランドリー製品などの生活用品として使う物が一番実用性があって使いやすいと私なりに思っています。
毎日料理はするし、掃除、洗濯もする。だからこそ、使い勝手がいい脱衣かごはウチではホントに重宝する物です。口は広いし、丈夫。何でも入れることが出来、置き場所は部屋の片隅でも、存在感も十分あります。これから、ちょっとずつでも生活用品を集めてみようかな?!と思ったことです。
今年後半の雨量はとてつもなく多く、雨はうんざりというのが正直な気持ちです。しかも目まぐるしい程に天候が変わるので安心して洗濯物を干したり部屋の窓を開け放す事ができんがです。
家の中までじめじめ。でも空気清浄器をかけ続けるのも勿体ない。何かえい方法ないろうか...困った時の神頼みならぬ竹虎様に縋ったアイテムは「癒しの竹炭セット」。
消臭・調湿用に1kg・2kg・5kg・10kgの竹炭もありますが竹炭を入れるかご等を用意せないきませんろう?けんど「癒しの竹炭セット」は竹炭入れがついちゅうき楽ちんながです。節を活かした厚みのある竹炭入れに土窯にこだわって焼き上げた最高級の竹炭を入れて部屋に置くだけでインテリアにもなり一石二鳥。
そうそう、竹炭といえば使用前の注意事項についてよく尋ねられるがですけんど、うちの竹炭は窯から出した状態で袋詰めしちょりますき細かい炭の粉がついちゅうがです。手が黒うなるのは勿論、竹炭を入れ物に移す時も粉が落ちますきに束子等で優しくこすりながら洗うて干してもろうたらえいです。私は早う使いとうてたまりませんでしたので洗いませんでしたけど(笑)。
我が家では人も集まる、犬もおるという事で癒しの竹炭セットはリビングダイニングに置く事にしました。お客様からは「空気が澄んでいる気がする」、「何だか気持ち良い」とご感想を頂くのですがまさにその通りながです。効果の程は愛犬の表情をご覧ください(^^)
竹虎には「癒しの竹炭セット」という商品があるのですが、実は昨年この商品でお客様に大変なご迷惑をお掛けしてしまったんです!と言いますのも、なんと1年近くもお客様をお待たせしてしまったんです・・・。
新築祝いや開店祝いに花を贈るのは良く見ますが、最近のお客様は「長く飾って欲しいし他とは違った物が良いんだけど、何かお勧め無いですか?」と聞かれる事も多いんです。そんな時にお勧め商品の一つが、癒しの竹炭セットだったんです。
表面には白竹の割り竹を並べ、ハス切りにカットしたデザインは和洋折衷で楽しめますし、中の竹炭の黒色とのコントラストも素敵です。又、最近は竹炭の事に詳しい方も多くて、「エステの開店祝いに竹炭はヒーリング効果もあるのでぴったりだから」とか「風水で竹炭を置くと氣の流れが良くなると聞いた。家や人にも良いくて運気も上がるらしいから新築祝いに贈りたいな♪」などといってプレゼントされる方もいました。
なのに昨年は職人が納得できる良質の竹がなかなか手に入らず、ずるずると一年近く欠品してしまったのでした。この白竹にする孟宗竹は、直径が太く身も厚くないとだめです。なぜなら、直径の細い竹で割り竹を取ろうとすると一枚ごとのカーブがきつくなってしまうからです。それに肉厚な竹と普通の竹では加工後の強度も全然違ってきます。採った孟宗竹は湯抜きし、時間をかけて天日乾燥していく事できれいな白竹にするのですが、ここでも苦労があります。竹細工、竹製品には防虫剤等の薬剤はを使わず加工しますが竹が大好物の虫がいるので、対処としては虫害が出来る事の少ない時期の竹しか使いませんので更に手間がかかるんです。
今年はまだ少し在庫に余裕がありますが、職人はすでに来年に向け良質の竹を出来るだけたくさん確保しようと目を光らせてくれています。
竹虎では毎年、8月の最後の2週間でインターンシップの受け入れをしています。今年はなんと、8人もの学生さんが参加してくれました。
前半の5日間は、高知県須崎市安和の竹虎本社での実習。花かご作りや虎斑竹の油抜きなど実際に竹に触れながら作業をしてもらいます。そして、後半の5日間は竹虎インターンシップでの体験などをまとめ、EC事業部でwebページ作成のための下絵やテキストを考えてもらいます。
インターンシップの初日は竹虎工場、日本唯一虎斑竹の竹林見学。しかし当日は時折滝のような大雨がゴーゴーと激しく降っていました。私も写真撮影のために同行させてもらったのですが、竹林見学は中止だと思わざるを得ない状況...。けれど、お昼を過ぎ、いざ竹林へ向かう!という時には奇跡的に雨が綺麗に上がっていたのです。そのため、晴天の時とはまた違うしっとりとした美しい竹林を見てもらうことが出来ました。雨で足元がぬかるんでいたこともあり、学生さんたちは竹林をこわごわ歩いていましたが、手を差し伸べ合うなど微笑ましい場面も見られました。
実は、私も2012年の竹虎インターンシップに参加したのですが、一番大変だったのが花かご作り。DVDを見ながら自分たちで作る慣れない作業に苦戦しました。今年の学生さんも底編みや底上げ部分に苦労したようです。でもそれだけに完成した時の喜びは皆さん本当に大きかったのではないでしょうか?
そして後半のEC事業部では、去年に引き続き私がインターンシップ生の担当をさせてもらいました。今年は人数が多いので、AとBの2グループに分かれてそれぞれページを考えてもらい、プレゼンテーションをした結果、良かった方のページを作るという新しい試みに挑戦。
今年の学生さんはお互いにどんどん意見を出し合い、ページ作成の初日で大まかな下絵が仕上がっていました。私が竹虎インターンシップに参加した時には、初日はほぼ白紙状態...。今年の学生さんは感想や意見を求められても、常にハキハキと自分の考えを話すことができていたので、みんなのパワフルさに感心させられっぱなしでした。しかし、途中から行き詰ってしまったようで、みんなの顔から笑顔が少なくなっていた日もありました。出だしが順調だった分、中々前に進めない状況に苦労したようです。けれど、1人ではなくグループでの作業だったため、互いに助け合いながら前に進んでいる様子がとても伝わってきました。
最終日のプレゼンテーションでは、今までの成果を出し切ろうと、自分たちの考えたページを懸命に発表してくれました。どちらも「竹虎インターンシップでの経験や学びを伝えたい」という気持ちが伝わるページでした。2グループに分かれたことで対抗意識がうまれ、互いに高め合うことができたのだと思います。最終的に、Bグループの案にAグループの良い所を差し込む形でページを作ることに。今までのインターンシップのページとは一味違う面白いページがを考えてくれたので、皆さんも楽しみに待っていてください。