濃紺の作務衣がトレードマークの竹虎スタッフ、寅子(とらこ)です。まだ竹について勉強中ですが、好奇心旺盛な寅子ならではの竹製品や虎竹の里をお届けします。

竹虎の朝

虎竹茶


竹虎の朝は、まず一番に出社した社員がIHクッキングヒーターにヤカンをセットする所から始まります。「シュン。シュン。」と蒸気を上げてお湯が十分に沸騰したら、ちょっと火力を弱めてティーバッグを1袋入れ、5分くらいかけて煮出していきます。すると、店内も私達のデスク周りもふんわりと虎竹茶の甘い香りに包まれてゆくのです。特に今の新竹葉で作った、いわゆる新茶の香りは格別なんです。


美味しく淹れられた虎竹茶の飲みごろ温度は多分70℃くらいだと思うんですが、今の季節は寒い外から来られたお客様の為に、ちょっと熱めの80℃くらいで保温ポットにご用意しています。高知へお越しの際はぜひお立ち寄りください。


四国には「お接待」と言われる文化があるのをご存じですか?四国遍路をしているお遍路さんは「お大師さまと同じ存在である。」とか「お大師さまと一緒に歩かれている」という考えから、道中でお遍路さんにあった人や、へんろ道沿いにある休憩所やお店などでお茶やお菓子などで、おもてなし(お接待)をする風習があります。


竹虎もへんろ道沿いにある為、年間通じてたくさんのお遍路さんにお立ち寄り頂いてます。お茶で温まってもらい、一息入れて頂くくらいしか出来ませんが、その後ろ姿にいつも道中の安全と無事をお祈りさせて頂いています。お遍路さんに限らず、来店のお客様には竹でくつろいでもらったり、癒されて帰って頂きたいと思っているのです。