バンブーロス解消!持続可能な竹材活用のための伏せ窯竹炭作り動画を公開


竹虎 株式会社 山岸竹材店

創業明治27年(1894年)より竹材・竹製品製造卸業として皆様にご愛顧いただいている竹材専業メーカーである、虎斑竹専門店 竹虎(運営:株式会社山岸竹材店)は、新たに伏せ窯を用いた竹炭製造の動画を公開しました。竹の端材を活用して高い消臭・調湿効果を持つ竹炭を伏せ窯で製造する過程を、竹材の活用とバンブーロスの解消に向けた効果的な手段の一つとして紹介しています。

竹虎本社が位置する高知県須崎市安和地区の虎竹の里では、高知県特産の土佐虎斑竹が生育しています。しかし、成長過程で虎模様がつかなかった竹の利用方法に課題がありました。そこで、竹材を焼くための伏せ窯を導入し、竹炭の製造を行っています。この取り組みにより、無駄になってしまう竹材を有効活用し、持続可能な未来の実現を目指しています。

竹炭は弊社でも人気の商品であり、その消臭・調湿効果は高温多湿な日本の環境に非常に適しています。さらに、防虫効果や土壌改良材、水質浄化剤としても利用でき、環境に優しい素材です。

伏せ窯は地面に縦横約1.5メートル、深さ1.5メートルの穴を掘り、その中で竹材を炭化させる伝統的な炭窯です。竹材を順次投入して焼き、炭化が進むとともに火が収まった段階で水を用いて火を消し、温度を下げます。この過程で竹材から竹炭が生成されます。炭化後、窯の温度が下がるまで待ち、その後、窯の上に鉄板を置き、周囲に土を盛ることで気密性を高め、外気と遮断します。竹炭が完全に冷却されるまで4~5日待ちます。

近年「フードロス」という言葉が広く知られるようになった一方で、竹虎では「バンブーロス」という概念を提案しています。これは、竹林が有効に活用されずに朽ちていく問題を指しています。竹は成長が非常に早く、わずか3ヶ月で親竹と同じ高さにまで成長します。この特性により、竹炭の製造においても、竹材の持続可能な資源としての利用を促進し、バンブーロスの解消にも大きく貢献しています。

この竹炭製造の取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)にも貢献しています。持続可能な資源の活用にとどまらず、竹の成長過程での二酸化炭素の吸収は、地球温暖化の対策にもなり得ます。さらに、竹炭は化学物質を含まず、化学物質過敏症の人々にも優しい製品です。

竹炭の製造を含め、竹虎では環境保護と持続可能な社会の実現を目指しています。これからも高品質で環境に優しい製品を提供し続けますので、この機会にぜひ虎斑竹専門店 竹虎のホームページまでお越しください。


<2024年7月30日(火)より動画公開>
【竹虎】資源の有効活用、バンブーロスに伏せ窯での竹炭作り

バンブーロスのために、伏せ竹炭窯を作り


■竹虎 (株)山岸竹材店 概要

会社名
竹虎 株式会社 山岸竹材店
所在地
高知県須崎市安和913-1(本社・本店)
代表取締役
山岸 義浩
創業
1894年(明治27年)
資本金
1000万円
事業内容
特産虎斑竹(とらふたけ)をはじめとして各竹細工
竹製品、竹炭、竹酢液など製造・卸・販売
URL
https://www.taketora.co.jp/
※高知家健康経営アワード2021
※令和2年度ふるさとづくり大賞総務大臣賞
※第7回環境省グッドライフアワード環境地域ブランディング賞
※RED BULL BOX CART RACE TOKYO 2019準優勝
※第33回 高知県地場産業大賞高知県地場産業奨励賞


■本プレスリリースに関するお問い合わせ先

竹虎 (株)山岸竹材店 竹虎四代目(山岸 義浩:やまぎし よしひろ)
E-Mail:info@taketora.co.jp
<本社>竹虎(株)山岸竹材店
〒785-0024 高知県須崎市安和913-1
TEL 0889-42-3201  FAX 0889-42-3283 (営業時間 9:00~17:30)

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