高知伝統の職人技、土佐網代丸手提げ籠が帰ってきました。

土佐網代丸手提げ籠は、底の網代（あじろ）編みと「えび止め」という技術で仕上げた口巻き部分が特徴的な買い物籠。ずっと続いてきた南国高知、土佐伝統の職人技と昔ながらの技術が合わさった、飽きのこない素朴でシンプルな竹かごです。

竹表皮を薄く削りとった「磨き」と呼ばれる加工を施した竹ヒゴは、時間が経つほどに色合いが飴色に深まります。土佐網代丸手提げ籠は磨きの竹細工ですので、使うほどに魅力が増す経年変化をお楽しみいただけるのです。

持ち手部分は太く丈夫な竹材を使い、綺麗に磨いた三本手に籐を巻きつけて仕上げました。籐のグリップはワンポイントにもなり手にも優しい感触です。口巻きのえび止めのあしらいが籠全体を特有の雰囲気に仕上げており、新鮮で飽きることのない美しさ。竹カゴの特徴である底編みの網代編みは渦巻き状に編み方が変わる箇所が一番難しいと言われます。現在では地元で編まれていた事も、伝統の技である事も忘れ去られようとしている貴重な竹細工です。また、底には身の厚い竹節部分で作った足を四方に付けました。何処においても抜群の安定感です。

買い物かごとしてはもちろん、おしゃれなストッカーとして雑誌や新聞などの収納にも使える土佐網代丸手提げ籠。竹細工の分野は高齢化が進み、技術を受け継ぐ後継者も減少しているのが現状です。土佐網代やえび止めなど、失われつつある地域伝統の技術を一つでも多く後世に伝えていきたいと考えています。

＜虎斑竹専門店　竹虎＞
土佐網代丸手提げ籠　販売価格 16,000円（税抜）

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