全国竹の大会が58年目にして初めて高知県で開催される事になりました。それに伴いタイ国の大学博士、教授の方々約12名が来高。2017年11月15日(水)の午前8時から1時間半ほど高知県須崎市安和にある日本唯一の虎斑竹(とらふだけ)の竹林や工場を見学します。これからの若い世代を指導していく立場の方々に、日本の竹文化と虎竹の事を伝貴重な機会だと考えています。
虎斑竹は高知県須崎市安和にある、わずか1.5キロの間口の谷間でしか成育しない不思議な竹。虎のような模様が浮き出ることから、世界的植物学者の牧野富太郎博士により「虎斑竹」と名付けられました。全国数カ所に移植しましたが虎模様ができた事はありません。この地だけの特産品として、江戸時代には土佐藩山内家に年貢の代わりに献上された記録も残る竹だったのです。竹材商を営んでいた初代宇三郎が良質の竹材を探す中で虎竹と出会った所から、竹虎が虎竹を扱い、守り伝える100年の歴史が始まりました。
虎斑竹専門店 竹虎では2016年、クラウドファンディングで資金を募り、虎竹で車体を覆った電気自動車「虎竹自動車(竹トラッカー)」を製作。高知から横浜まで1000キロを走る「チャレンジラン横浜!」を実施して無事に完遂しました。そして2018年8月。メキシコ、ハラパという町で、世界中から竹関連の方々が集まる第11回世界竹会議(World Bamboo Congress)が開催されます。そのWBCでは当社、竹虎四代目の基調講演が決定していますが、竹トラッカーもメキシコまで運ぼうと計画しています。
竹虎の使命は、100年続いてきたここにしかない虎竹の里をこれから100年続けていくこと。そのために、虎斑竹の認知度を上げ、竹の可能性を証明するのは不可欠です。竹トラッカーの製造プロセスと取り組みは良い例で、多くの方々に協力してもらい「自分ごと」にしてもらうことで印象に残る情報発信の方法を試みました。日本唯一の虎竹をどう育み守ろうとしているかを語る事は、世界の竹の未来へと繋がると考えています。今回伝える虎の試みと熱い志が、海を越えてタイの若者の耳にも届いて欲しいと考えています。
<虎斑竹専門店 竹虎>
竹虎会社概要
※高知家健康経営アワード2021
※令和2年度ふるさとづくり大賞総務大臣賞
※第7回環境省グッドライフアワード環境地域ブランディング賞
※RED BULL BOX CART RACE TOKYO 2019準優勝
※第33回 高知県地場産業大賞高知県地場産業奨励賞
■本プレスリリースに関するお問い合わせ先
竹虎 (株)山岸竹材店 竹虎四代目(山岸 義浩:やまぎし よしひろ)
E-Mail:info@taketora.co.jp
<本社>竹虎(株)山岸竹材店
〒785-0024 高知県須崎市安和913-1
TEL 0889-42-3201 FAX 0889-42-3283 (営業時間 9:00~17:30)