創業明治27年老舗 竹虎×ニューヨーク在住デザイナー。虎竹バッグ ニューヨーカーが中小企業庁の「ふるさと名物応援事業補助金(JAPANブランド育成支援事業)」に採択。海外進出を発表します。

創業明治27年、老舗竹屋竹虎の虎竹バッグ ニューヨーカーは、戦後日本からアメリカに輸出された竹バッグをモデルに、虎竹を使用して復刻した逸品です。バッグデザイナーの中野和代氏の協力により、来年ニューヨークで行われる展示会への出展を発表します。現在、竹虎ではその準備を進めています。

虎竹バッグ ニューヨーカーに使用しているのは虎斑竹。美しい虎模様が特徴ですが、模様が浮かぶ原因は未だ解明されておりません。高知県須崎市安和の虎竹の里でしか、綺麗な虎模様が浮ばないと言われており、かつて、土佐藩山内家に年貢の代わりに献上されていたなど、由緒のある貴重な竹材です。

海外出展に向け、虎竹バッグはこれまでのデザインにアレンジを加えての開発を予定しています。デザイナーは「Kazuyo Nakano New York」の創立者である中野和代氏。自身ブランドを立ち上げるまでに、ダナ・キャラン、ロバート・リー・モーリス他、著名ブランドのハンドバッグ部門に携わり、約30年間ニューヨークで活躍されている現地のバッグデザイナーです。米国などの販売開拓にも詳しく、中野和代氏の協力により竹虎は本格的な海外進出への第一歩を踏みだすこととなりました。

米国への進出に先だって、地元須崎からも市場調査や広報などの支援を得ています。今年5月には須崎商工会議所との連携により中小企業庁の「ふるさと名物応援事業補助金(JAPANブランド育成支援事業)」に採択されました。竹虎では日本の竹文化や職人文化を世界に紹介することで、日本の伝統産業を知ってもらい、また地域の活性化につながればと考えております。日本の伝統産業を地域から世界に発信する、竹虎の新たな挑戦です。

＜虎斑竹専門店　竹虎＞
マスコミ掲載履歴　高知新聞2015年6月19日

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