次から次へとモノが生み出され、資源の枯渇に警鐘が鳴らされる現代。このような時代だからこそ、今一度目を向けていただきたい大切な資源が竹です。竹は約3ヶ月で親竹と同じ大きさに成長し、約3~4年で製品へ加工する事ができます。成長の早さに加え竹特有の性質を利用することで、様々な形へ加工できるのです。そのため竹虎では、現代の洋風化が進むご家庭でもお使いいただける竹製品を作り続けています。そして今回、竹の特徴を皆様により深くお伝えできる、竹の性質と加工のページが出来上がりました。
竹は、割り目を入れることで繊維に沿って勢いよく割れる性質と、簡単に折れる事のないしなやかさを持ち合わせています。そうした特徴を活かしながら、割る・剥ぐ・曲げる・編むなどの加工を行い竹細工は仕上げられているのです。芯となる孟宗竹に切れ目を入れて曲げ、細く割った虎竹や白竹を巻き付けて仕上げる竹垣は、割りが印象的な竹細工の一つです。また、竹を割りさらに薄く剥いで厚みを揃える剥ぎの作業は、竹籠をはじめほとんどのかご作りで行われています。そして、竹ランチボックスや、白竹三段ピクニックバスケットなど箱物とばれる竹細工のように真っ直ぐ伸びている竹を、四角にするために欠かせない作業が曲げです。最後に、職人技が光る編みの工程を行えば、米とぎざる(匠)のように美しく編み上げられた竹ざるなどが完成します。
また、竹の空洞で節がある構造そのままを利用することで、ビアグラス、ワインクーラーなどを作っているのです。さらに竹は、棹はもちろん竹根、葉、枝など先端から根っこまで余すことなく活用することが可能。手摘みの虎竹葉100%でできた虎竹茶や、竹根の茶碗などご家庭でお使いいただける様々な商品がございます。竹特有の性質と職人の技により、皆様の衣食住に寄り添っていける様々な形へと変化を遂げるのです。
竹は成長スピードが早いうえ、様々な形へ加工できるため、永続利用が可能な唯一の天然資源と言われています。竹虎では、環境問題が問われる現代において切っても切り離せない新素材と考え、竹ざるや竹かごなど生活の中で実際にお使いいただける竹細工に仕上げてお届けしているのです。これからも皆様へ竹のある暮らしを提案し続けていきます。
<虎斑竹専門店 竹虎>
竹の性質と加工
※高知家健康経営アワード2021
※令和2年度ふるさとづくり大賞総務大臣賞
※第7回環境省グッドライフアワード環境地域ブランディング賞
※RED BULL BOX CART RACE TOKYO 2019準優勝
※第33回 高知県地場産業大賞高知県地場産業奨励賞
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竹虎 (株)山岸竹材店 竹虎四代目(山岸 義浩:やまぎし よしひろ)
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