あの時代劇で見た！？「浪人笠」「虚無僧笠」が新発売です。

時代劇の中から飛び出してきたような「浪人笠」「虚無僧笠」が老舗竹材メーカー竹虎より新発売です。映画、テレビ、演劇などでしか見ることはなくなった昔ながらの道具ですが、現在も国産ワラ材を使い熟練職人が制作をしています。

思わず「浪人、見参！」とポーズをとってしまうような浪人笠。そもそも浪人とは、主家がとりつぶしなどで失業してしまった武士のことだそうです。笠は日よけのため、雨や雪を避けるためかぶる道具ですが、浪人笠にはそれ以外に顔を隠すという意味もありました。そのため今回発売しました浪人笠も、かぶると顔が隠れるようになっていますが、しっかり前方を確認できるよう前の部分だけ隙間が空くように編まれています。昔から変わることのない作りです。

「天蓋」とも呼ばれる虚無僧笠、こちらも同じく顔を隠すための意味がありました。虚無僧とは尺八を吹き、諸国を行脚修行した有髪の僧ですが、犯罪を犯した武士でも虚無僧になると罪が問われなかったといわれています。そのため顔を隠す必要があったのです。虚無僧笠も前の部分だけ隙間が空くように編まれており、前方を確認できるようになっています。

江戸時代には既に使われていた道具。それが現代も熟練職人の手によって作り続けられている、その事実だけでも感動できることではないでしょうか。現在では映画やテレビ、演劇などでしか出番のない「浪人笠」と「虚無僧笠」、時代劇好きな方や歴史好きな方にぜひとも知っていただきたい商品です。

※五徳は付属しておりません。そのまま笠をかぶると安定しませんのでご注意ください。ご使用になる場合は五徳を付けてご使用ください。

＜虎斑竹専門店　竹虎＞
浪人笠　販売価格 20,000円（税抜）

虚無僧笠　販売価格 20,000円（税抜）

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