竹皮草履(ぞうり)職人の匠の技をご紹介させていただくページをリニューアルしました。
うだるような暑さの中、竹皮拾いが始まります。竹皮は竹を傷めないように筍からはがれ落ちたモノだけを集めて、天日で乾燥させています。この時期の高知は、ちょうど梅雨時と重なっており、空模様をうかがいながらの作業、竹皮を集めるのも干すのもかなりの重労働です。乾燥させた竹皮は一枚、一枚重ねて保管
しておきます。編み上げる前に水分を含ませ、専用の道具を使い細い短冊状に裂いていきます。この細い短冊状の竹皮が草履にしたときの細やかな編み目となります。だいたい3年くらい寝かせた竹皮が、加工しやすく編みやすいと好んで使われています。
リズミカルに動く職人の手。この道20年30年という熟練の職人が、一編み、一編み、丁寧に編み上げる竹皮草履は、目がビッシリと詰まって、それは見た目にも丈夫そのもの。竹皮は裏表があるので、ねじれないように注意しながら楕円形に仕上げてていく様子は、一見簡単なようで非常に高度な技術が必要とされます。少しでも経験のある方でしたら、その美しいできばえにまず驚かれるでしょう。
素朴ながらしっかりとした形にくわえ、特に素晴らしいのは何といってもその履き心地です。ワラや布の草履がありますが、竹皮の履き心地はまったく異次元の快足感。一度履いたら、本当に他のスリッパは履けなくなってしまうほどです。夏の湿度の高い日や暑い日には足裏がサラリと涼しく、竹皮の刺激も心地よいのですが、反対に寒い季節には優しいほのかな自然のぬくもりがありますので、一年を通してご愛用いただけます。
竹皮は、ひと昔前までは食品の包装材として広く使われていたように、優れた抗菌性、消臭性などの機能面があり、雑菌の増殖と嫌な臭いの発生を抑制します。そして、水にも強く耐久性があり、ワラ草履のようにクズがたくさん落ちる心配がないのも優れたところです。
使用されている竹皮は高知の竹林から集めています。今では孟宗竹に代表される竹は、あまり使われることはありません。竹は手入れしなくても毎年どんどん生える生命力の極めて強い植物です。せっかくの里山の竹皮も使われることなく忘れられつつありましたので、竹皮を有効利用できることは竹たちにとっても嬉しい事だと思うのです。
履き心地満点のフローリング履きとして大人気の竹皮草履。
創業明治27年、竹の老舗「竹虎」がオススメします。
<虎斑竹専門店 竹虎>
竹皮草履職人
竹皮草履(ぞうり)女性用 販売価格 1,575円(税込)
※高知家健康経営アワード2021
※令和2年度ふるさとづくり大賞総務大臣賞
※第7回環境省グッドライフアワード環境地域ブランディング賞
※RED BULL BOX CART RACE TOKYO 2019準優勝
※第33回 高知県地場産業大賞高知県地場産業奨励賞
■本プレスリリースに関するお問い合わせ先
竹虎 (株)山岸竹材店 竹虎四代目(山岸 義浩:やまぎし よしひろ)
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<本社>竹虎(株)山岸竹材店
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