昔から私たちの暮らしの様々なところに取り入れられている竹。その生態や特徴、歴史などについてご紹介するページができました。
竹は、東南アジアやオーストラリア、中南米、アフリカなどの温暖で湿潤な地域に広く分布し、世界に約1300種、日本国内でも約600種を越えると言われています。その中でも竹細工、竹製品に利用される事の多い竹はそれほどありません。竹虎では、主に虎斑竹(トラフダケ)、淡竹(ハチク)、真竹(マダケ)、孟宗竹(モウソウチク)、亀甲竹(キッコウチク)、布袋竹(ホテイチク)、黒竹(クロタケ)、篶竹(スズタケ)を取り扱っています。
「木にもあらず草にもあらぬ竹のよの、端にわが身はなりぬべらなり」と古今和歌集にも読まれているように、竹は木でもなく、草とも違う竹特有の丈夫さと柔軟なしなやかさを持ち、手に入りやすく加工しやすいことからも古来、日本人の暮らしの道具や工芸品、建材、そして食品などに多用されてきました。そんな、昔から身近な存在である竹が今、様々な分野から注目されています。
竹取物語を知らないという方はいらっしゃらないかと思います。竹から生まれた、かぐや姫はどんどん大きくなり、わずか3ヶ月で美しい娘に成長しましたが、これは単なる昔話ではなく実際の竹の生長スピードを表したお話なのです。竹の成長はとても早く、わずか3ヶ月で二十数メートルの高さの親竹と同じ大きさに成長し、たったの3年もすれば資源として有効利用できるようになります。この成長の早さから竹は資源を枯渇させることなく永続的に活用することができる唯一の天然資源と言われています。竹虎では1985年から「21世紀は竹の時代」と言ってきたのにはこのような成長の早さ、無尽蔵ともいえる竹林に加え、竹の抗菌性や消臭性、癒しの力に無限の可能性を感じているからなのです。
環境問題が言われるなか、竹は持続して活用することのできる唯一の天然資源として注目され、まさに「竹の時代」到来だと考えています。そして、それは花かごや竹ざるといった伝統的な竹細工や工芸品にとどまらず、竹繊維の衣料品への利用、住宅や家具として、自動車や飛行機などの内装材、包装材、スピーカーなどの電化製品、消臭性や抗菌性といった機能性を活用する新しい取り組み、農業利用、畜産利用など、無限の可能性を秘めています。昔から延々と続いてきた竹文化と共に竹の開く新しい時代の幕開けです。竹虎では竹を通して皆様にもっともっと喜んでいただき、笑顔になれるようご提案をしていきます。ぜひ「竹の世界」をご覧になって、竹について興味を持っていただけたらと思います。
<虎斑竹専門店 竹虎>
竹の世界
※高知家健康経営アワード2021
※令和2年度ふるさとづくり大賞総務大臣賞
※第7回環境省グッドライフアワード環境地域ブランディング賞
※RED BULL BOX CART RACE TOKYO 2019準優勝
※第33回 高知県地場産業大賞高知県地場産業奨励賞
■本プレスリリースに関するお問い合わせ先
竹虎 (株)山岸竹材店 竹虎四代目(山岸 義浩:やまぎし よしひろ)
E-Mail:info@taketora.co.jp
<本社>竹虎(株)山岸竹材店
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