竹炭の風鈴
夏の風物詩、風鈴が真っ黒!?その正体は、竹炭。竹製品専門店のネットショップ、竹虎が今夏限定商品として販売している。
風に揺れると、カラランカラン、と澄んだ音色を響かせる。「ガラスでも、金属でも出せない音。懐かしいような魅力的な音でしょう」と山岸義浩社長。独特の音を出すため、高度な技術を持つ専門の窯元に依頼。一千度の高温でじっくり焼いて伝導率を高めている。
焼いた竹炭の中から、竹独特の節が残り、表面に傷のないものを厳選。職人が一つ一つ丁寧に磨き、手で加工している。漆黒の風鈴が出来上がるまでに、約一カ月かかるという。
デザイン別に五種類。量産できないため、すべて限定品。
(松田さやか)
(新聞「高知新聞 2006年6月28日」より転載)