職人の手仕事で編み上げる和のドリッパー
~「虎竹コーヒードリッパー」誕生~
高知県須崎市・安和。そのわずかな谷間にしか育たない土佐虎斑竹は、火であぶると独特のまだら模様が表面に浮かび上がる貴重な竹です。その竹を手作業で丁寧に材にし、熟練の職人技で円錐状に編み上げたコーヒードリッパーが誕生しました。制作したのは、明治27年創業の老舗・竹虎。市販の円錐形ペーパーフィルター(1~2人用)を本体にセットしてドリップすれば、網目から少しずつコーヒー液が染み出します。竹はコーヒーの香味を邪魔しない天然素材。籐編みの持ち手もあり、洗ったあとにひっかっけることができ清潔です。和室やレトロな空間にもお似合い。
右上/ひと味違うドリッパーは「これどこの?」と話題になりそう。
上/サーバーにまで直接セット。
右2点/細部まで丁寧に編み上げた手作りの品は温かみがあり、愛着がわきます。
(雑誌「珈琲時間 2018年11月号」より転載)