世界竹大使に任命
竹虎4代目の山岸さん
日本人2人目
【須崎】8月にメキシコで開かれた「第11回世界竹会議」で基調講演した須崎市の「竹虎 山岸竹材店」4代目の山岸義浩社長(55)がこのほど、会議を主催する世界竹機構(WBO)から「世界竹大使」に任命された。WBOは「竹をPRする強い情熱があり大使に選んだ」としている。
WBOは竹産業の発展などを目的とした組織。山岸さんを含め、米国やフランス、地理など世界各国の47人を大使に任命している。山岸さんは、京都大学大学院の柴田昌三教授に次いで、日本人2人目の大使となった。
メキシコで山岸さんは、基調講演者として須崎市安和にのみ自生する「虎斑竹」を紹介。竹を編んで三輪電気自動車を覆った特製車も現地に輸送し、披露した。
米国のWBO主要メンバーは取材に「竹の自動車はとても印象的。ソーシャルメディアでも素晴らしい活動をしている」と、山岸さんのツイッターやブログでの頻繁な情報発信を評価した。
山岸さんは「日本で2人目でびっくりした。竹の発展に少しでも力にもなりたいし、次の竹会議がさらに充実する動きができたら」と抱負を語った。
(新聞「高知新聞 2018年9月18日」より転載)