「竹虎の車」輸送費CFで目標額達成
8月 メキシコへ
【須崎】8月にメキシコで開かれる「第11回世界竹会議」で"竹虎自動車"を披露するため、「竹虎 山岸竹材店」(須崎市安和)の山岸義浩社長がクラウドファンディング(CF)で募っていた寄付が、目標金額の302万円に達した。全額を使い、安和地区特産の虎斑竹で覆った三輪電気自動車を輸送する。
山岸社長は今回、日本人で唯一、会議の基調発表者に招かれている。会議に出席する海外の竹専門家に虎斑竹の品質を伝えようと、竹虎自動車の持ち込みを計画した。
船と陸路で約1ヶ月かけて輸送するのに302万円必要で、5月24日から6月20日までCFで資金調達。期間中はブログやテレビ出演での情報発信のほか、顧客にもPRし、171人から計302万9千円が集まった。
山岸社長は「応援が励みになったし、この車で世界の竹好きをあっと言わせたい」と話している。
(新聞「高知新聞 2018年6月22日」より転載)