竹製のEV 本社を訪問
11日間千キロ走破
竹を編み込んだボディーの電気自動車(EV)で、高知県須崎市から横浜市まで約千キロを11日間かけて走破した須崎市の工芸店社長、山岸義浩さん(53)が12日、神奈川新聞社を訪問した。
山岸さんは、EVを覆った「トサトラフダケ(土佐虎斑竹)」が同市の限られた山間のみに生育することや、制作費用350万円はインターネット上で資金を募るクラウドファンディングで調達し、最大出資者が横浜市青葉区の新聞販売店経営廣田実さん(63)だったことなどを紹介。「一人でも多くの人にこの竹を知ってもらいたくて車を造った。みなさんのおかげで無事に到着できた」と感謝した。
神奈川新聞社の並木裕之社長が、掲載記事をまとめた記念パネルと花束を贈呈した。
(新聞「神奈川新聞 2016年8月13日」より転載)