aff[あふ] 5 May 2016 別紙 News Letter

雑誌掲載
別紙News Letterで虎竹男箸が紹介されました。高知県須崎市安和の1.5キロ間口でしか育成しない虎斑竹。そのうち厚みや模様の付き方など条件を満たした竹材を使って熟練職人が仕上げる虎竹男箸は希少なお箸なのです。


日本で唯一、土佐の虎斑竹の竹製品!

須崎市安和地区のみに生育する「虎斑竹(とらふだけ)」は、その名のとおり、表面に虎のような模様が浮かび上がる珍しい竹です。
この虎斑竹を専門に扱い、竹箸や弁当箱、籠など4千点もの製品を販売しているのが「竹虎(株)山岸竹材店」です。
わずか1.5キロ間口の狭い谷間でしか育成しない虎斑竹は、筍で生えてから伐採にいたるまで、一切の薬剤、化学肥料などを使用していない無農薬の竹材です。

山岸社長は、「毎日の暮らしの中で使われる竹製品、安心・安全な竹細工を皆様にお届けするためにも、国産で無農薬にこだわっています。」と話されます。


~唯一無二の虎竹箸

この竹材から生まれる竹箸の特徴は、軽くてしなりがあり、箸先まで四角に削り上げていることで、麺がすべらなくなっていることです。また、虎斑竹独特の模様や色合いは自然が作り出したデザインのため、同じ柄のものは二つとありません。
中でも、虎竹男箸は、竹の節から厚みがあることと、はっきりとした虎模様のある部分からしか製造できないため。希少なものとなっています。


~全ては、職人の手から生まれる~

虎斑竹の製竹作業は、竹の目打ち、ガスバーナーによる油抜き、矯め作業という流れで進みます。 虎斑竹には一本一本個性があり、その個性を最大限に生かすために、熟練した職人の手で矯正されます。ため木(てこの原理を利用した昔ながらの道具)を使って、ガスバーナーの火であぶり、油抜きした竹を熱で節々をまっすぐに矯正していきます。
こうしてまっすぐに製竹された竹が、様々な虎斑竹の製品へと生まれ変わります。

バッグ、弁当箱、下駄など、様々な虎斑竹製品があります。

虎斑竹(とらふだけ)
左の写真が、自然に生えている状態の虎斑竹です。この竹をガスバーナーであぶり、竹自身が出る油分で拭き上げると。右の写真のように虎模様がはっきりと浮かび上がります。


(雑誌「aff[あふ] 5 May 2016 別紙 News Letter」より転載)

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