素材と機能で考える
こだわりのお弁当箱選び
詰める料理や持ち運び方など、それぞれに適した素材やカタチ。ついつい見た目でチョイスしがちなお弁当箱の選び方の目線を変えて、本当に使えるアイテムを見つけましょう。
しなやかでいて堅牢、抜群の通気性
竹 [ bamboo ]
硬さと柔軟さを備えた竹は、さまざまな道具に使用される優秀素材。東北や大分などの竹の産地では古くから竹細工が盛んで、お弁当箱も代表的。職人の手で編まれたものは丈夫で通気性が良く軽いのが特徴。
野上さんのおすすめポイント
香りも良く風合いのある竹は、私の大好きな素材の一つ。我が家ではおにぎりの他、サンドイッチの定番です。今愛用しているものは大学生のころから使っているもの。それくらい竹って丈夫なんです。
・虎竹ランチボックス
独特の模様が個性を発揮
表面に虎皮状の模様が入った土佐の虎斑竹は、バーナーであぶることで虎模様がはっきりと浮かび、他にはない独特の雰囲気を醸し出す。匠の手で編み上げられた、端正なカタチが和の雰囲気を演出。
・竹皮弁当箱
匠の技で編み上げられる逸品
福岡県八女に生育するしなやかな皮白竹を使用し、ドイツの建築家ブルーノ・タウトが日本滞在中にデザインした竹皮編みを復刻。抗菌性のある竹皮をそのまま編み上げているからとっても衛生的。
(雑誌「暮らし上手のお弁当 2012年4月10日発行」より転載)