干す、保存する。
一度きりで食べきれないほど、どっさり野菜を収穫したら―。天日に干して旨みを封じ込める、調理して保存する。旬の味わいそのままを残すための道具と容器、大小、丸・四角、素材いろいろ、用途に合わせて選びたい。
・干す 笊
(左写真上から二番目)約2kgの梅干し干しに最適。四つ目編み。
(左写真中央)深さがある、網代編みの笊。
(左写真下)ゴザ目編みの定番のかたち。二重巻きに仕上げた丈夫な縁。
・干す 笊
干し場を効率的に使う
ベランダのわずかなスペースにも置ける小さなサイズから手頃な大きさまで4サイズ。竹ひごの断面はかまぼこ状に削られ、水きれが良い。高知県。
農家が愛用してきた平笊
四角く平たい笊「えびら」は、昔から野菜や魚の天日干しに使われてきた。杉板枠の長辺に2ヵ所ずつ穴があり、紐で吊るせる。高知県。
(雑誌「住む。 2010年秋号NO.35」より転載)