ネット店舗 全国最優秀
竹製品製造、販売の竹虎(須崎市)
【須崎】須崎市安和の竹材・竹製品製造販売の「竹虎」がこのほど、「イーコマース事業協会」(大阪市)の初のホームページコンテスト「第一回エビス大賞」で最優秀の大賞を受賞した。山岸義浩社長(四六)は「いいホームページを作れば高知でも都市部の店と十分勝負できる」と喜んでいる。
(大山泰志)
顧客対応などに評価
同協会は全国のeコマース(電子商取引)事業者らが加盟。エビス大賞は、ネット販売の技術向上などを目的に優れたネットショップを表彰しようと初めて企画。三月中旬まで約一カ月間の応募期間に、約百店がエントリーした。
竹虎は明治二十七年創業。同市安和にしかないという虎斑竹(とらふたけ)の竹製品を製造、販売している。ネット販売に力を入れており、サイトには山岸社長が毎日更新するブログや人気商品ランキング、お薦め商品などを掲載。商品の写真も多く使い、サイトに訪れた人が商品をイメージしやすいよう工夫している。
コンテストはサイトの独自性やデザイン、社会性、客の目線に立っているか、などを中心に審査。同協会加盟店二百二十六店の投票などで選んだ。竹虎は地域密着の姿勢や客の要望に徹底して応えている点などが認められたという。
山岸社長は「自分の顔を出して、こういう人間が売っていると分かるように心掛けている。今回の受賞が、地方でいい物を持ちながら生かし切れていない店舗のヒントになれば」と話している。
(新聞「高知新聞 2009年5月12日」より転載)