ビッグコミック 2008年3月25日発行

雑誌掲載
名物にうまいものありのコーナーで竹炭豆などの食べる竹炭が掲載されました。食べる竹炭の美味しさや健康の理由などが紹介されています。美味しく竹炭のお菓子を食べて楽しく健康習慣を身につけませんか?
ビッグコミック 2008年3月25日

名物に旨いものあり

高知県須崎
竹炭豆
「健康にいい」と「美味しい」の両立に成功!!
食べだすと止まらない竹炭豆で、目指せ腸内活性!!


最初は、物珍しさから取り寄せた。健康に良いというのも魅力だった。それが現在では、家族から「あの美味しい″竹炭のお豆″、もっと欲しい!」という熱いラブ・コールが沸き上がるようになった。
竹と炭と豆が、一体何の関係があるのか?理由解明の前に短い説明。高知県に創業114年の歴史を誇る、竹製品の老舗・竹虎がある。全国でも「ここでしか生育しない」という天然記念物・虎斑竹(とらふだけ)を育む「竹の里」である。同社では、竹細工はもちろん竹炭による石鹸、シャンプー、草履など約五千種類の商品があるという。
ここで竹炭豆の話に突入する。「炭を食べる」という発想は、炭職人さんの習慣から生まれたものだという「昔から炭を焼く人達は、お腹の調子が良くない時に炭を食べていた。そして、炭職人に胃腸の悪い人はいないという言い伝えがあったんです」と、竹虎4代目の山岸義浩社長。

科学的にいうなら、食用竹炭には無数の孔があり、孔が有害物質を吸着して、便として排出される。腸内をアルカリ化して、弱酸性を好む腸内の悪玉菌を減らす効果もあるという。
「この機能に着眼したお菓子メーカーから申し出があり、それでは開発してみようということになったのです」(山岸氏)。試行錯誤を繰り返しながら。「竹炭豆」が商品化されたのが2003年。「虎斑竹」は高価なので、使用するのは身が厚く、どこでも育つ孟宗竹の炭である。
「最初の竹炭豆の反応が良かったので、、かりんとう、せんべい、更にはコーヒーにまで製品を広げていったのです」(山岸氏)

如何なる味か?まず、竹炭豆は南京豆をくるんだお菓子だが、想像以上に粒が大きい。「パキパキ」「」とした歯触りと共に、美味しさがジュワ―と広がってゆく。目を閉じると、涼風にそよぐ竹林の風景が(想像力が豊かな人には)見えるに違いない。気のせいか、胃腸が浄化されるようにも感じる。ポイントは微かな醤油味。更に寒梅粉、魚醤。椎茸&昆布&野菜のエキス・パウダーまで含有し、一つの″旨み″に達しているのだ。竹炭は、微粉末なのでよほど神経を凝らさないと判別し難い。勿論口の中が炭で黒くなることはないのでご安心を。

竹炭飴は、竹炭粉末を黒糖に練り込んでいるのが知恵。口に優しい懐かしい味である。竹炭入かりんとうの工夫は、竹粉末をかりんとうの生地に入れ、黒胡麻を混ぜて仕上げていることだ。竹炭パワーに胡麻パワーが相乗し、怖いものなしの健康食品だ。同じく炭せんべいにも胡麻が入っている。私は、毎日胡麻のエキスを濃縮した或る秘薬を飲んでいるが、すこぶる調子がよろしい。開け、胡麻!
いくら珍奇で健康に良くても、不味かったら、このコラムで紹介しなかったに違いない。「試しに食べていただいた皆さんが、まず健康のために食べ始めて、次に、その美味しさに驚かれるようです」という山岸社長の言葉に嘘はない。

私は、同社が作る「竹炭枕」でスヤスヤと眠っているが快適である。あたかも故郷の竹林を眺めているような安心感に包まれるのだ。


(雑誌「ビッグコミック 2008年3月25日発行」より転載)

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